
楽しむだけの英語、英会話ではなく、それを就職、または転職につなげたい方もいらっしゃるでしょう。
学生でも、既に働いている社会人や主婦の方でも、せっかく英語を勉強しているなら、高収入の仕事に就けたら一石二鳥ですよね。
英語ができることで得られるメリットは多くあり、損することは一切ありません。
目次:
0.必要な英語力と収入は比例しない?
1.外資系企業
・金融
・コンサルタント
2.日系企業でも高収入は夢じゃない?
・海外営業
・海外駐在
3.国際的な資格
・パイロット
・米国公認会計士(USCPA)
・国際弁護士
4.公務員
・外交官
・国連職員
5.女性にも人気!独立して高収入を得る!
・英語の家庭教師(講師・指導者)
・専門的な翻訳業務
まとめ:自分でも高収入の職種を調べてみる
0.必要な英語力と収入は比例しない?
私が英語が出来るようになると、周りや親族から「いい就職ができていいね」や「給料が高いでしょ」などと言われたこともありましたが、現実はそうではありません。
現実的な話をすると、英語力だけで収入が大幅にUPするということはないということです。
例えば、観光業のツターダクターなどはある程度の英語力も必要とされますが、年収的にはそんなに高くありません。
高収入には、英語力というより、業種(業界)、スキルや経験が一番大きなファクターとなります。
しかし、『英語の資格|就職・転職に有利!3つの企業タイプ別でのおすすめを比較』でも書いている通り、英語力が高いほど有利で、英語が最低限必要な能力となっているのは当たり前の事実です。
それでは、高収入が期待できる業界、業種などを見ていきましょう。
1.外資系企業
業界に関係なく、外資系企業は日系企業と比較して、年収が高い傾向はあります。その中でも特に収入が高い業界2つをここではご紹介します。
そして、求められる英語力も高いのも事実です。上司が外国人、会議は全て英語というのが珍しくないためです。
TOEIC800点~900点以上が必須となります。
高収入であるために人気も高く、ライバルも多いです。
今は日系企業で経験を積んで、同時に英語力も身に付けておくと、将来、外資系企業に転職の時に有利になります。
金融
外資系金融業界の平均年収は1000万円~2000万円と言われています。
日系企業が1000万円前後なので、その倍程度の可能性もあります。
代表的な外資系金融会社は次となります。
- ゴールドマン・サックス
- J.P.モルガン
- モルガン・スタンレー
など。
コンサルタント
外資系コンサルタントの平均年収も、金融業界と同じく1000万円~2000万円と言われています。
代表的な外資系コンサルタント会社は下記です。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- プライスウォーターハウスクーパース
- アクセンチュア
など。
2.日系企業でも高収入は夢じゃない?
一方、日系企業でも英語が話せると給料が高くなるのでしょうか?
もちろん、金融業界やコンサルタント業界はある程度高いですが、それ以外であれば、「海外営業」や「海外赴任」が比較的給料が高いです。
求められる英語力は、TOEIC700点~850点前後です。
また、昇進・昇給の際の項目に英語力を入れている大手が多いため、ある程度の英語力は必須となります。
海外営業
海外営業の平均年収は500万円前後ですが、日本の会社員の平均年収(430万円程度)と比較すると少し高い傾向です。
また、企業によっては英語が出来る人材を確保したいという事で、700万円~1000円万程度の求人が多くあるのが特徴です。
海外駐在
英語力が高いと、必然的に海外赴任の候補に挙がります。
海外赴任のメリットは、日本にいる時よりも「貯金が貯まりやすい」ということです。
大手であれば、基本的に「家賃全額免除」、「海外赴任手当」などが充実しています。
また、赴任先が日本よりも物価が安いところであれば出費が少なくなります。
私が海外で人材紹介会社に勤めていたころ、一例ではありますが、ある会社の駐在員に聞いたところ、3年で1000万円貯まるということでした。
3.国際的な資格
会社というより、世界で通用する資格をもっていると高収入に繋がりやすいです。
それにはもちろんのこと高い英語力が求められます。
パイロット
どの飛行機会社でもパイロットになるには英語力が必須です。
平均年収は、2000万円前後です。
パイロットになるには主に2つの方法があります。
- 航空会社に入社し、孫会社のパイロット養成訓練を受けてライセンスを取得する
- 航空大学校に入学しライセンスを取得し、航空会社に入社する
つまり、資格を学校で取るのか、会社に入社して取るのかです。
もちろん、いきなりメインのパイロットにはなれず、副操縦士を何年など経験が必要な職種です。
米国公認会計士(USCPA)
米国公認会計士は人気の職種で、先ほどの外資系企業などの就職が有利になります。
年収的に、800万円~2000万円が可能です。
もちろん、日系企業でグローバル化を進めているところ、特に大手にとっては資格保有者のニーズは高く、高収入が見込めます。
「米国公認会計士(USCPA)」に関する記事は下記で紹介しています。
・『米国公認会計士(USCPA)と簿記1級の難易度の違いは?他資格ランキング比較』
・『米国公認会計士(USCPA)の年収は高い?独立・外資系転職後の年収は?』
・米国公認会計士/USCPA|日本で働く場合、どんな勤務先で働ける?
・『米国公認会計士(USCPA)|必要な勉強時間は?社会人は?』
・『【大卒/高卒】米国公認会計士(USCPA)の受験資格と各要件』
・米国公認会計士(USCPA)が意味ない5つの理由とメリット
国際弁護士
主に次の3つのパターンを国際弁護士と言います。
- 日本と海外の弁護士資格を有する
- 海外の弁護資格を有する
- 日本の弁護士資格だけ ※しかし、渉外(海外との交渉)を担当
平均年収は、1000万円~3000万円となります。
日本の弁護士資格だけだとしても、渉外担当となるとTOEIC900点以上に英語力は必須となります。
4.公務員
公務員でも、英語力が高いと高収入につながる業種があります。
外交官
ピシッとスーツを着て、世界に精通したイメージがありますね。私だけのイメージかもしれませんが・・・
年収的に1000万円~1500万円程度になります。
しかし、21歳以上30歳未満という年齢的制限や、国家公務員採用総合職試験、または外務省専門職員採用試験に合格する必要があり、ハードルはとても高いです。
キャリア採用というより、新卒採用での重きが強いでしょう。
国連職員
管理職になると1500万円以上となります。
こちらも35歳以下という年齢制限、または試験に合格などの条件があり、外交官と同様にハードルが高いです。
詳しくは、『国連連合広報センター』を確認してみて下さい。
5.女性にも人気!独立して高収入を得る!
会社に頼らずに高収入が期待でき、主婦などの女性にも人気なのが、英語力を活かした独立です。
自宅で子育てをしながら、自由な時間にできるのも一つの理由です。
また、自分自身の頑張り次第で年収は無限大です。
英語の家庭教師(講師・指導者)
つまり、「英語の先生」ですね。
TOEIC900点以上、英検準1級以上の英語力が目安ですね。
教える内容としては次のようなカテゴリーになるかと思います。
- 受験英語
- 英会話 ※大手のフランチャイズ教室なども含む
- TOEIC・英検
など。
ご自宅を教室にしたり、またはオンラインでの指導も可能です。
専門的な翻訳業務
金融、医学、法律、特許の4つの分野の専門的翻訳家になれれば高収入が可能です。
それには『おすすめの英語資格一覧|11種類の難易度やレベル比較とランキング』でも紹介している翻訳資格があるととても有利です。
アピールにもなり、大手の企業からも仕事を取りやすくなります。
資格については『JTA公認 翻訳専門職資格』をご確認下さい。
まとめ:自分でも高収入の職種を調べてみる
英語力にある程度自信がついたら、転職サイトなどに登録するのがいいでしょう。
その時により需要のトレンドが異なる場合があるので、自分で探したり、または担当者に話を聞くことで高収入の業種が分かってきます。
英語力を活かした就職や転職に強い会社に登録することでその可能性も高くなります。情報の精度も高いので効率的です。
『英語力を活かした転職|勉強法とおすすめ転職求人サイト4選!』でも紹介している次のエージェントがいいでしょう。
- DODA
- リクナビ
- エン・ジャパン
- マイナビ
先ずは英語習得が前提ですが、これらの会社も有効活用して、高収入の仕事に就くのも一つの方法です。是非、ご参考下さい。