英語で日記を書くとき、多くの英語学習者がつまずきやすいのが動詞の時制です。
現在形、過去形、そして同じ形を持つ動詞の使い方をしっかり理解することで、自然で流れるような文章が書けるようになります。
よりネイティブに近い英語日記に変わっていきます。
目次
英語日記での動詞の現在形:習慣や現在の事実を表す
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現在形は、日常的に行っている習慣や、常に成り立つ事実を表現するために使います。
英語日記では、「自分の普段の行動」や「今も続いている状況」を説明する際に便利です。
- 例文:I walk my dog every morning before work.
- 和訳:私は毎朝仕事の前に犬を散歩させます。
この例では、毎日の習慣が現在形(walk:歩く、という動詞の現在形)で表現されています。
現在形を使うことで、その行動が現在も続いていることを強調できます。
英語日記での動詞の過去形:すでに完了した出来事を表す
過去形は、過去のある時点で行われ、現在は完了している行動や出来事を示すために使います。
日記では、過去の出来事やその日の出来事を振り返る際に非常に役立ちます。
- 例文:Last night, I watched a documentary about space exploration.
- 和訳:昨晩、私は宇宙探査に関するドキュメンタリーを見ました。
このように、過去に一度だけ行われた行動を表現するために、動詞を過去形(watched:見た、という動詞の過去形)に変える必要があります。
英語日記で現在形と過去形を組み合わせて使う
日記を書くとき、現在形と過去形を効果的に組み合わせると、文章がより自然に仕上がります。
習慣とその日の出来事を対比させるときなどに便利です。
- 例文:I usually go to bed at 11 PM, but last night I stayed up until 1 AM watching a movie.
- 和訳:普段は夜11時に寝ますが、昨晩は映画を見て夜1時まで起きていました。
この例のように、普段の行動を表す現在形(go to bed:寝る、という現在形の動詞フレーズ)と、その日に限った行動を表す過去形(stayed up:起きていた、という過去形の動詞フレーズ)を組み合わせることで文章にリズムが生まれます。
英語日記では同じ形の動詞に注意!
英語には、現在形と過去形が同じ形を持つ動詞がいくつかあります。
これらの動詞を使う際には、文脈に応じてどちらの時制なのかを理解して書くことが大切です。
- 例文(現在形):I usually cut vegetables for dinner.(私は普段、夕食のために野菜を切ります。)
- 例文(過去形):I cut the paper into small pieces yesterday.(昨日、紙を小さく切りました。)
この例では、「cut」という動詞が現在形でも過去形でも同じ形であることがわかります。
文脈に注意することで、どの時制であるかを判断します。
他にも次のような現在形でも過去形でも同じ形の動詞があります。
- put(置く・置いた)
- hit(打つ・打った)
- set(設置する・設置した)
- shut(閉める・閉めた)
- cost(費用がかかる・費用がかかった)
- hurt(傷つける・傷つけた)
- let(~させる・~させた)
- read(読む・読んだ)※ただし、現在形の発音は「リード」、過去形は「レッド」となります。
など。
英語日記でもよく使う不規則動詞と規則動詞の違いを覚える
動詞の時制を日記でも英会話でも使いこなすには、規則動詞と不規則動詞の違いを理解することが不可欠です。
規則動詞の過去形
規則動詞は、動詞を過去形にする際に、その動詞の後ろに「-ed」を付け加えるのが基本だと覚えておいてOKです。
規則動詞の例:
- work → worked
- listen → listened
英語日記で頻出する不規則動詞の例一覧
規則動詞以外、つまり、動詞の現在形と過去形がの形が変わる動詞が「不規則動詞」となります。
英語日記で不規則動詞の例:
- write(書く) → wrote
- speak(話す) → spoke
不規則動詞は特に日常生活で頻繁に使われるものが多いので、日記を書く際にこれらを少しずつ覚えていくと良いでしょう。
他にも次のような英語日記や日常会話でもよくつかう不規則動詞があります。
- be(~である) → was / were
- go(行く) → went
- have(持つ) → had
- do(~する) → did
- see(見る) → saw
- get(得る) → got
- take(取る) → took
- make(作る) → made
- say(言う) → said
- come(来る) → came
- give(与える) → gave
- find(見つける) → found
- think(思う) → thought
- know(知る) → knew
- eat(食べる) → ate
これらの動詞は、日常的に使うことが多いので、自然に使えるようになると、日記を書くのがさらにスムーズになります。
現在完了形を使って英語日記の過去と現在をつなぐ
現在完了形は、過去に行った行動が今も影響を与えているときに使用されます。
日記では、特定の期間を表す場合や、過去の出来事が現在に関連していることを表現するのに非常に役立ちます。
- 例文:I have lived in this city for three years.
- 和訳:私はこの街に3年間住んでいます。
この例では、過去に始まった行動(住んでいる)が現在も続いていることを示しています。
基本は、「主語+have(has)+動詞の過去分詞」で表現します。
現在完了形については、「have +過去分詞|英語の現在完了形の用法・例文と時間軸イメージ」の記事で詳しく解説しています。
しかし、英語初心者がいきなり英語日記で「現在完了形」を使うのは難しいので、先ずは「現在形」と「過去形」を押さえておけばOKです!
英語日記で動詞の時制を自然に使いこなすコツ
日記を書きながら動詞の時制を自然に使いこなすためには、次のポイントを意識すると良いでしょう。
「ルーチンを表す時」は現在形を使う
現在形は、普段から繰り返し行われる行動や事実を表すのに最適です。
「過去の出来事」には過去形を使う
すでに完了した行動や、その日の出来事を振り返る時には過去形を使いましょう。
「過去と現在をつなぐ時」に現在完了形でを使う
過去の出来事が今にどう影響しているのかを示す際には、現在完了形を使うと文章がより豊かになります。
まとめ:英語日記には欠かせない「動詞」とその「時制」
英語日記を書くときは、動詞の時制を正しく使い分けることが重要です。
現在形は習慣や普遍的な事実を表し、過去形はすでに完了した出来事を示します。
また、現在完了形を使うことで、過去と現在の関連性を強調できます。
規則動詞と不規則動詞の違いにも注意しながら、日々の習慣として日記を書くことが英語力向上の近道です。
英語日記でも英会話でも欠かせない動詞の活用について、更に深く知りたい方は、「英語の動詞一覧|2種類ある動詞の基本と使い方・活用方法」の記事をご参考下さい。