「もしかして(あなたは)~さんですか?」や「ひょっとして怒ってる?」など質問によく使う「もしかして(ひょっとして)」。
「もしかして(ひょっとして)~?」は英語でも疑問文を作るのが基本です。
また、「もしかして」は「もしかすると・ひょっとすると」という可能性を確認(再確認)する意味の言葉にも置き換えることができます。
英語での現在形、過去形、また答え方など基本的な疑問文については、『英語で質問|疑問文の作り方・疑問詞の用法やよく使う10以上の例文』を参考にしてみて下さい。
また、「もしかして~でしょうか?」とビジネスメールなどでも丁寧に聞く場合もありますね。
英語では1つだけの表現はなく、それぞれを使い分ける必要があります。
目次
ネイティブがよく使う「もしかして(ひょっとして)」の英語
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「もしかして」というのを翻訳で直訳するというイメージではなく、「可能性を確認する(再確認)」というニュアンスの英文であれば基本は問題ありません。
ここではネイティブが頻繁に使う「もしかして(ひょっとして)」の表現方法を厳選しましたので是非活用してみて下さい。
「Are you saying that ~?」
「あなたは(まさか)~と言っているの?」というのが直訳になります。
それで「もしかして~ということですか?」というニュアンスになります。
また、別の動詞で「Are you telling me that ~?」に置き換えたり、「Are you really saying that ~?」と強調する場合もあります。
下記がその例文です。
- Are you saying that you will quit your job?(もしかして仕事を辞めると言っているの?)
- Are you really telling me that Ken is going overseas to study English?(もしかしてケンは英語留学に行くの?)
カジュアルな言い方の場合は「that」を省略することは多いです。
「maybe」
「maybe(メイビー)」は可能性を表現する際に使う副詞です。
肯定文(もしかしたら)の場合は次のように文頭に付けて言うのが一般的なカジュアルな言い方です。
- 英文:Maybe he is angry.
- 日本語:もしかしたら彼は怒っています(多分怒っています)
丁寧な言い方では、「perhaps(パーハップス)」を使います。
『「多分(たぶん)」の英語|3つの基本英単語とその使い方』の記事も参考にしてみて下さい。
一方で今回のテーマの疑問文の「もしかして~?」の例文は下記となります。
- Is he maybe coming late?(もしかして彼は遅れてくる?)
- Are you perhaps a student?(あなたはもしかして学生ですか?
「happen to ~」
この表現もよく使います。
「happen to 動詞」は「たまたま~する」という熟語で次のような例文を作ることができます。
「もしかして(ひょっとして)~だったりする?」や「もしかしてだけど~ですか?」という、カジュアル・フォーマル両方でも使える表現です。
しかし、偶然というニュアンスが含まれる場合です。
- Do you happen to know this?(もしかしてこれ知っていますか?)
- Did you happen to meet him yesterday?(もしかして彼と昨日会いましたか?)
「by any chance」
この表現もネイティブが頻繁に使う熟語です。
「万が一」という場合にも表現できます。
文頭に付けたり、文末のどちらでも構いません。
- By any chance, are you angry?(もしかして怒ってる?)
- Are you Mr.Fujinaga by any chance?(ひょっとして藤永さんですか?)
- Did you pass the exam by any chance?(もしかして試験に受かったの?) ※試験に落ちるは「fail the exam」となります。
「Do you mean that ~?」
「もしかして~のことですか?」という場合に使うのが「mean(ミーン)」です。
「~を意味する」という単語です。『「どういう意味ですか?」の英語|カジュアルと丁寧な言い方9選』も参考にしてみて下さい。
次のような例文の時に使えます。
- Do you mean that you are already in Japan?(もしかしてもう日本にいるの?)
- You mean you found that place by yourself?(もしかして自分でその場所を見つけたの?)
- You mean you want to try this?(もしかしてこれを試してみたいということ?)
2つ目と3つ目の英文のように「do」や「that」を省略することは多々あり、よりカジュアルになります。一般的に省略することが多いですね。
ビジネスメールでも使えるフォーマルな「もしかして」の英語
ビジネスメールなどで「Are you saying that ~?」や「You mean ~?」という言い方は少し失礼になります。
丁寧に「もしかして~ですか?」という言い方もシッカリと覚えておきましょう!
「Could it be that ~?」
『「~かもしれない」の英語|MayやMightだけじゃない9表現と例文』の記事でもある可能性の低い場合に使う「could」。
しかし、ここではどちらかというと「丁寧な質問の仕方」と「可能性」がミックスしているというイメージでOKです。
「Could it be possible that ~?」という言い方もできます。
- Could it be that you can attend our meeting tomorrow?(もしかして明日打ち合わせに出席できるということですか?)
- Could it be she gets promoted?(もしかして彼女は昇進するのですか?)
2つ目の英文のように「that」を省略しても構いません。
「I’m sorry if I’m ~, but ー?」
直訳すると「間違っていたら申し訳ございませんが、もしかして~ですか?」となります。
「~」の箇所には「wrong」や「mistaken」という単語が入ります。
下記がその例文です。
- I’m sorry if I’m mistaken, but are you Ms.Tanaka?(もしかして、あなたは田中さんですか?)
- Sorry if I’m wrong, but did you get cold?(もしかして風邪を引きましたか?)
2つ目の英文は最初の「I’m」を省略して多少カジュアルな言い方としています。
ここまでご紹介した「もしかして」はどの表現もよく使われます。それぞれのニュアンスの違いを確認して使いこなせるようになりましょう!
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