「春」を英語で正しく表現できますか?
また、「春らいしい天気」や「春が待ち遠しい」など会話で使うフレーズも知っておくと便利です。
日本では、「卒業式」など何かが終わり、そして同時に「入学式」など何かの始まりのシーズンでもあり、「春」を特別な思いで好きな方も多いのではないでしょうか。
また、日本での「春」は、日本文化の1つである、「桜」をイメージする季節でもあります。
目次
「春」の英語
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「春」の英語の発音などを正しく表現しましょう。
「春」の英語|正しい読み方(カタカナ)・発音
「春」を表現する時は「spring」を使います。
「spring」の発音と発音記号は下記となります。
※「time(時間、季節)」を付けて、「springtime」も同様の「春」となります。
※「spring(スプリング)」の「r」の部分の発音の正しい発音と克服方法、『RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング』を参考にしてみて下さい。
「spring」(スプリング)以外の他の意味
「春」を意味する「spring」には、別の解釈が存在します。
日常英会話でも頻繁に使う意味ですので、「spring」=「春」だけの英語ではないということを認識しましょう。
下記が「spring」の他の意味になります。文脈によって変わりますので注意が必要です。
- ばね:名詞で、ぜんまいなども指します。カタカナの「スプリング」としても使われますね。
- 青春:「in spring(time) of life(青春時代は)」などとして文語的に使われるケースが多いです。
- 泉(いずみ):名詞で、「hot spring(天然温泉)」や「mineral spring(鉱泉)」として使われます。温泉については、『「温泉」の英語表現|SpringとSpaの違いと関連英語22個』の記事で詳細を説明してます。
- 飛び跳ねる:動詞として使われることもあります。他にも「吹き出す」や「湧き出る」という動詞にもなります。
「春」の英語の関連用語や例文
「spring」という単語だけではなく、「春」に関連する英語や使い方も同時に覚えましょう。英会話の幅が広がりますよ。
押さえておきたい!「春」に関連する英語
先ずは、「春」から連想される英語をご紹介します。
- 春休み:「spring break」 ※「spring vacation」とも言います。
- 春一番:「the first spring wind」 ※「wind」を「storm(嵐)」に変えてもOKです。日本独特の表現の1つですので、相手に分かりやすい単語を使うのがベストです。
- 春雨:「glass noodle」 ※「グラス・ヌードル」は食べ物ですが、気候の「春雨」の場合は「spring rain」と表現します。
- 雪解け:「thawing」 ※「thaw(ソー)」でもOKです。「th」の発音に注意ですね。ちなみに、「雪解けの水」は、「snow water」などと表現します。
- 卒業式:「graduation ceremony」 ※「graduation」だけだと「卒業」となりますが、それだけで「卒業式」を意味する場合もあります。
- 入学式:「entrance ceremony」 ※「entrance」は「入口」などの意味があります。
- 入社式:「company’s initiation ceremony」 ※しかし、入学式と同様の表現を使って「company’s entrance ceremony」とした方が通じやすい場合が多いです
また、「桜(cherry blossom)」も春の季節ですね。日本の春の文化を紹介する時には欠かせない単語です。
『「桜」の英語表現|正しい発音と説明や関連英語をマスター!』の記事も是非確認して下さい。花見(cherry blossom viewing)などの表現も押さえておきましょう。
季語は冬ですが、春先に使う「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉もありまね。気候現象で、これから少しずつ暖かくなるということを表しています。
しかし、これを英訳するのはどうすればいいのでしょうか?
三寒四温の意味の「3日間寒い日が続いたら、4日間暖かい日が続く」というサイクルをそのまま英訳します。
「a cycle(an alternation) of three cold and four warm days(3日間の寒い日と暖かい4日間のサイクル)」となります。外国人に紹介する時は参考にしてみて下さい。
英会話に使える!「春」の英語を使った例文・フレーズ
今すぐ使える2つの例文をご紹介します。是非、活用してみて下さい。
- 「Spring is my (most) favorite season.」:春が一番好きな季節です。 ※「most」を付けて強調する場合もあります。他の季節にも使えますね。他に、「I like spring the best(または、most).」など簡単な表現でもOKです。
- 「In spring, cherry blossoms bloom.」:春には、桜が咲きます。 ※「in+季節」で、「(季節)に」という表現となり、これも冬や夏など他のシーズンにも使えます。
※この2つを合わせて、「I like spring the best because cherry blossoms bloom in spring.(春には桜が咲くので、私は春が一番好きです)」などの文章も作れます。
また、他にも次のようなフレーズや表現もよく使います。
- 春が待ち遠しい:I can’t wait for spring season.
- もうすぐ春です(まもなくで春を迎えます):Spring is just around the corner. ※「Spring is coming.」でも同様です。
- 暖かくなってきました:It’s getting warmer.
- 春が来た!:Spring has come.
- 春先/春の終わり:the beginning of spring(または、early spring)/late spring
形容詞の「春らしい」の英語は?
「春らしい天気」や「春らしい服」など会話で使いますね。
その時に使う単語が「springlike」やスラングの「springy」です。
ただし、スラングの「springy」は「弾力のある」という形容詞でも使われるので文脈によっては注意が必要です。
下記がその例文となります。
- 春らしい天気です:The weather is springlike. ※「It feels like spring today.」などでも構いません。
- 春らしい服ですね:You wear springy clothes. ※「You look warm.(暖かく見えます)」などの表現でもOKです。
「春」に関連する英語の名言・ことわざ
春に関する名言やことわざを2つご紹介します。
どちらもイギリスに関連していますが、とても有名です。
- 英語:March winds and April showers bring forth May flowers.
- 和訳:辛いことがあるからこそ実を結ぶ ※直訳は「3月の風と4月の雨が5月の花を運んでくる」となります。「April showers bring May flowers.」のみでもOKです。イギリスの気候から来ていることわざです。
また、イギリスの詩人、「Percy Bysshe Shelley」が残した名言も有名です。
- 英語:If Winter comes, can Spring be far behind?
- 和訳:冬来りなば春遠からじ ※直訳は「冬がくれば、春は遠いの?(そうじゃないよね)」となります。今は苦しくても春はそう遠くないよ、という勇気をくれる名言です。
「春」以外の季節の英語と略語も押さえておこう!
春以外の季節も押さえておくと役立ちますね。
マイスキ英語ではそれぞれの季節の記事もあるので参考にしてみて下さい。
- 夏:summer ※『「夏」の英語|発音と英会話に役立つ!13個の関連表現』
- 秋:fall/autumn ※『「秋」の英語は「Fall」だけ!?略や日本の秋の慣用句』 因みにアメリカ英語が「fall」で、イギリス英語が「autumn」という認識でOKです。
- 冬:winter ※『「冬」の英語|正しい発音と10個の関連表現を同時に習得!』
また、季節にはそれぞれ略して書く場合があります。
- 「春(Spring)」は「SPR」
- 「夏(Summer)」は「SMR(SMMR)」
- 「秋(Fall/Autumn」は「FAL/AUT」
- 「冬(Winter)」は「WTR」
最後になりますが、これらの季節を合わせた「春夏秋冬」は次のように表現できます。
- spring, summer, fall and winter ※カンマとandの位置に注意して下さい。
- four seasons ※直訳は「4つの季節」です。
どちらでも通じます。
まとめ:「春」の英語を使って英会話を上達する!
「春」の英語である「spring」だけを覚えるのでなく、その他の意味や例文などを参考にして、相手との会話を楽しみましょう!
私も「春」は一番好きな季節です。何かが始まる「ワクワク(I’m excited)」するシーズンだから大好きです。
それらの気持ちも同時に伝えてみましょう!更に楽しくなります。
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