米国公認会計士(USCPA)の資格が気になり、公認会計士や簿記1級とどっちが難しいかなど、難易度の違いや合格率、難関資格との差を知りたいという方もいるでしょう。
ここでは、米国公認会計士(USCPA)の難易度、合格率、内容の違い、難関資格とのレベル差などをご紹介します。
目次
- 1 米国公認会計士と簿記1級との難易度は?
- 1.1 USCPAと簿記1級の難易度、合格率、科目内容、受験資格
- 1.2 米国公認会計士(USCPA)とは
- 1.3 米国公認会計士(USCPA)の日本人合格率は30%程度
- 1.4 USCPA試験の難易度が高い理由
- 1.5 難易度の高いUSCPA試験に合格するには?
- 1.6 米国公認会計士(USCPA)と簿記1級はどっちが難しいのか?
- 1.7 USCPAの試験問題|科目数、科目内容
- 1.8 USCPAの4科目の勉強時間
- 1.9 USCPA試験に必要な英語力は?
- 1.10 USCPA試験の受験資格
- 1.11 単位取得を満たせず、USCPAライセンスを取れない場合
- 1.12 USCPAと簿記1級|年間試験の実施回数、試験日の違い
- 2 米国公認会計士(USCPA)の難易度ランキング、偏差値比較
- 3 難易度の高いUSCPAの勉強法
- 4 USCPA取得のメリット|日本で働く際のキャリアや就職に有利?
- 5 まとめ USCPAは「戦略的学習」で取得できる資格
米国公認会計士と簿記1級との難易度は?
米国公認会計士(USCPA)と簿記1級を取得する際の難易度ですが、どちらが難しかったり、どちらの方から取得した方が良かったりするのでしょうか?
USCPAと簿記1級の難易度、合格率、科目内容、受験資格
比較項目 | 米国公認会計士(USCPA) | 簿記1級 |
合格率 | 約30%(日本人のみ) | 平均10%未満 |
科目数 | 4科目 | 4科目 |
科目内容 | ① 財務会計(FAR) ② ビジネス環境及び諸概念(BEC) ③ 監査及び証明業務(AUD) ④ 諸法規(REG) | ① 商業簿記 ② 会計学 ③ 工業簿記 ④ 原価計算 |
試験時間 | 4時間×4科目 | 商業簿記/会計学で90分 工業簿記/原価計算で90分 合計180分(3時間) |
合格基準 | 各科目75点以上取得(99点満点) | 正答率70%以上 |
試験の特徴 | 1科目ずつ受験でき、各科目の有効期限は18カ月(1年半) | 各科目40%以上の正答率がないと足切り |
受験資格 | 州ごとに異なる(学位要件、単位要件) | 誰でも申込可能 |
なお、USCPA試験における各科目の勉強時間の目安を知りたいという方は『米国公認会計士(USCPA)|必要な勉強時間は?社会人は?』を参考にしてください。
米国公認会計士(USCPA)とは
米国公認会計士(USCPA)は、米国が認定する公認会計士の資格です。難易度も高く、国際ビジネス資格で国際的にも最もよく知られている資格の一つです。
なお、オーストラリアやカナダ、香港などでは、相互承認制度があり、別の会計士の資格を取る必要はありません。
米国公認会計士(USCPA)の日本人合格率は30%程度
米国公認会計士(USCPA)の合格率ですが、外国人を含めた全体での合格率は50%程度です。なお、試験の言語は全て英語のため、日本人だけでの合格率では約30%程度となります。
一方、表で示したとおり、よく比較される簿記1級の合格率は平均10%未満となっています。
USCPA試験の難易度が高い理由
日本人にとってUSCPAの試験が高難易度である理由は、以下のようなものがあります。
試験範囲が広い
USCPA試験は、会計、融資、税務、監査など多岐にわたる分野を含んでいます。これらの分野について広く深い知識が必要であるため、勉強の範囲が非常に広くなります。
英語力が必要
USCPA試験は、英語での試験であるため、日本人にとっては語学力が必要になります。さらに、専門用語や複雑な文章が多く出題されるため、高度な英語力が求められます。
出題形式が複雑
USCPA試験は、多肢選択問題や論述問題など、複数の出題形式があります。また、問題文が長く、複雑であることが多いため、読解力や解釈力が必要です。
アメリカの会計法規を学ぶ必要がある
USCPA試験では、アメリカの会計法規や監査基準についての知識が求められます。これらの法律や基準は、日本とは異なるため、独学で勉強する場合には、理解が難しい場合があります。
以上のように、USCPA試験に合格するには、高度な知識と技能、語学力が必要であり、勉強量も多くなります。そのため、日本人にとっては難易度が高い試験であると言えます。
難易度の高いUSCPA試験に合格するには?
難易度の高いUSCPA試験に合格するためには、通常、USCPAの予備校に通う必要があります。もちろん、独学でも合格は可能かもしれませんが、かなり確率が低くなります。
予備校選びに関しては、『米国公認会計士|USCPA予備校を比較!一番おすすめは?』で詳しく解説していますが、候補となるのは、以下の4社です。
結論から言うと、以下の合格実績NO1のアビタスがおすすめです。
USCPA合格者実績NO1の予備校|アビタス
アビタスは圧倒的な合格者数を誇る人気のUSCPA専門校です。
合格に直結するカリキュラムを限られた時間の中で効率的に学べる学習ツールを提供しています。
また、忙しい学生や社会人など様々な事情を想定し、サポート期間はUSCPAの標準学習期間の3倍以上の5年間もあります。
USCPAに合格後も、アビタスでは社内に転職エージェント機能を持ち、USCPAに合格した後のキャリアアップもサポート(転職成功者も年間100人以上)。
アビタスなら、初心者でもUSCPAの万全な試験対策からライセンス取得、合格後のキャリア形成まで安心のサポート体制が整っています。
予備校を検討中の方は、下記から資料請求やオンライン説明会に参加したりして、有益な情報を収集するのも合格への近道です。
資格大手の学校|TAC
TACは、会計関連の資格、国家資格をはじめ、様々な資格を取得するための講座を提供している専門予備校です。
TACのUSCPA講座では、世界最大級の受験対策校のBecker社と連携し、Beckerオンライン演習ソフトを使って、本試験と近似したインターフェースでの問題演習ができます。
また、シミュレーションの解き方を動画で解説していますので、効率的な解き方の流れを知ることができます。
資格大手の学校|大原
TACと同じく、資格学校として有名なのが大原です。
大原は、簿記・税理士・公認会計士・公務員・医療事務・医療秘書・基本情報技術者などの資格取得と就職をサポートする専門学校です。
大原の講師による日本語の講義と、アメリカで人気のRoger講師による英語の両方の講義を受講することができます。
安めのUSCPA予備校|プロアクティブ
プロアクティブは、USCPAに特化した専門予備校となります。
バイリンガルのニューヨーク州公認会計士である佐々木講師が、バイリンガルスタイルで英語中心の講義を行います。
単位の追加取得が必要ない場合、プロアクティブの講座がUSCPAの予備校では最安値となります。
米国公認会計士(USCPA)と簿記1級はどっちが難しいのか?
米国公認会計士(USCPA)と簿記1級の難易度は、完全に同じ受験者ではなく、そのレベルが比較できないのですが、
・米国公認会計士(USCPA)…30%程度
・簿記1級…10%未満
のため、数字上では、簿記1級の方が難しいデータとなります。
USCPAの方が試験はかなり簡単だから意味ないという人もいますが、『米国公認会計士(USCPA)が意味ない5つの理由とメリット』でお伝えしているように、意味ある人には就職・転職時など勤務先の幅は広がります。
特に、外資系やグローバル企業を中心にITや会計×英語知識があるUSCPA人材が求められていて、強い武器になります。
USCPA保持者の勤務先例に関しては、『米国公認会計士/USCPA|日本で働く場合、どんな勤務先で働ける?』を参考にしてみてください。
なお、両資格とも会計知識を問われる試験なわけですが、簿記1級の方が複雑な会計処理の知識が求められ、難しいと感じる人が多いようです。
ただし、そうは言っても、米国公認会計士(USCPA)の試験は全て英語になるため、その分のハードルは上がります。
USCPAの試験問題|科目数、科目内容
まず、USCPAの試験は英語のコンピュータ試験です。テストセンターのコンピュータを使って解答する試験方式(CBT:Computer Based Testing)になります。
USCPAの科目数
その試験科目は4科目です。
試験科目 | 試験時間 |
FAR:Financial Accounting and Reporting(財務会計) | 4時間 |
BEC:Business Environment and Concepts(ビジネス環境及び諸概念) | 4時間 |
AUD:Auditing and Attestation (監査及び証明業務) | 4時間 |
REG:Regulation (諸法規) | 4時間 |
FAR(財務会計)とは
FAR(Financial Accounting and Reporting)とは、財務会計のことです。財務会計の中には、メインの企業会計のほか、政府会計、非営利組織会計があり、それらの知識が問われます。
BEC(ビジネス環境及び諸概念)とは
BEC(Business Environment and Concepts)とは、ビジネス環境及び諸概念のことです。
企業を取り巻くビジネス環境全般を取り扱う科目で、試験範囲は財務管理、管理会計、経済、ファイナンス、IT、コーポレートガバナンスなどです。
AUD(監査及び証明業務)とは
AUD(Audit and Attestation)とは、監査や証明業務に関する科目です。
REG(諸法規)とは
REG(Regulation)とは、法規に関する科目です。大きく税法とビジネス法の2つに分かれます。
USCPAの4科目の勉強時間
1日3時間の勉強の場合、各科目の勉強時間と期間は以下のとおりです。なお、あくまで勉強時間は目安であり、個人差があることをご了承ください。
科目 | 必要時間 | 期間(1日3時間の勉強) |
FARの勉強時間 | 400~700時間 | 約4.4~7.7カ月 |
BECの勉強時間 | 200~300時間 | 約2.2~3.3カ月 |
AUDの勉強時間 | 240~400時間 | 約2.6~4.4カ月 |
REGの勉強時間 | 240~380時間 | 約3~4カ月 |
USCPAトータル時間 | 1000~1500時間 | 約1年~1年半 |
なお、『米国公認会計士(USCPA)|必要な勉強時間は?社会人は?』の記事で各科目の出題特徴までまとめていますので詳しくはこちらをご覧ください。
USCPA試験に必要な英語力は?
USCPA試験は、英語で書かれた問題と回答を含む膨大な量のテキストを読み理解し、英語で書かれた試験に合格する必要があります。
よって、日本人に必要な英語力は、一般的にTOEIC800点以上の英語力を身につける必要があると言われます。
USCPA試験の受験資格
米国公認会計士(USCPA)は誰でも受験できるわけではありません。受験資格があり、下記の要件を満たす必要があります。
米国公認会計士(USCPA)の受験資格 | |
学位要件 | 単位要件 |
・4年制大学を卒業している ※在学中や高卒・短大卒でも受験可能な州もある | ・会計単位・ビジネス単位を一定数以上取得していること |
会計単位、ビジネス単位とは
受験資格の2つ目の要件にある「会計単位」「ビジネス単位」とは以下のことです。
会計単位 | 会計学、財務会計、財務諸表論、管理会計、原価計算、監査論、税法、国際会計などの科目 |
ビジネス単位 | 経済学部、経営学部、商学部などで、広告・銀行・ビジネス・商業・経済・経済学・その他関連の専門科目として認められている科目が該当 |
USCPA試験の受験資格の詳細に関しては、『【大卒/高卒】米国公認会計士(USCPA)の受験資格と各要件』を参考にしてください。 |
単位取得を満たせず、USCPAライセンスを取れない場合
大卒であっても、理系の学部などで必要な会計単位やビジネス単位を満たしていない人もいるかと思います。
その場合は、アビタスなどのUSCPA予備校を活用すれば、単位認定試験を受けることで単位要件を満たすことができます。
ただし、受験資格における単位要件は、州によっても変わり、わかりづらいので、USCPA専門の学校など専門家に一度相談する方が早いです。
詳しくは下記より資料請求や無料オンライン説明会を受けることができます。
USCPAと簿記1級|年間試験の実施回数、試験日の違い
また、年に何回試験にチャレンジできるのか?で、個人に対する合格率、難易度は変わってくるでしょう。
両資格の年間の受験可能回数の違いは下記のとおりです。
【米国公認会計士(USCPA)と簿記1級の年間試験の実施回数と試験会場】
試験実施回数と会場 | 米国公認会計士(USCPA) | 簿記1級 |
【年間】試験の実施回数 | ・年間で受験日が選べる ※テストセンター休業日除く ※受験回数の制限はないが、同一科目の再受験は結果発表後 ※受験科目を受ける順番も任意 | ・年2回 ※簿記2,3級は年3回 |
試験会場 | 東京・大阪 | 全国各地 |
上記のとおり、簿記1級は年2回試験があるのに対して、米国公認会計士(USCPA)は年間を通じて何度も受験可能です。
その点、米国公認会計士(USCPA)は、今年中に取得したいと思った時に何度もチャレンジできる点では有利です。
米国公認会計士(USCPA)の難易度ランキング、偏差値比較
また、他の国家資格や難易度の高い人気資格との比較から難易度や偏差値でランキングにしたものです。なお、各種サイトでも違いがあるため、偏差値の幅を持たせています。
公認会計士の方が難しい?USCPAと簿記1級との偏差値、各難易度比較
まずは、USCPAと簿記1級、公認会計士の偏差値を比較すると、以下になります。
公認会計士 | 69~77 | 国家資格 |
簿記1級 | 64~67 | 公的資格 |
米国公認会計士(USCPA) | 61~72 | 米国資格 |
公認会計士は、三大国家資格の一つですので、会計試験の中では最高峰と言われ、USCPAや簿記1級と比べても一番難易度が高い試験となっています。
ただし、
・米国公認会計士(USCPA)は試験が全て英語である
・公認会計士は誰でも受験可能なのに対して、米国公認会計士(USCPA)の受験者資格は、州ごとの大学学位要件と単位要件を満たした人のみが受験するため、合格率も高くなる
ということもあり、数字上だけでは比較できませんが、これまでの説明の通り、受験回数やチャンスの数で言えば、公認会計士の方が難易度が高い傾向にあります。
公認会計士の試験の難易度・合格率は?
弁護士、医師に次いで難しいと言われる公認会計士の試験ですが、合格率は以下のとおりです。
会計資格 | 合格率 |
簿記1級 | 10%未満 |
日本の公認会計士 | 10%未満 |
米国公認会計士(USCPA) | 50%(全体) 30%(日本人のみ) |
中小企業診断士、税理士など他の資格との難易度ランキング
また、他の主な人気の資格とも難易度が比較できるように、偏差値順にランキング形式でまとめました。
主な資格一覧 | 偏差値 | 資格ジャンル |
司法試験 | 75~77 | 国家資格 |
国家公務員総合職(大卒) | 75 | 公務員採用試験 |
弁理士 | 65~75 | 国家資格 |
不動産鑑定士 | 65~74 | 国家資格 |
司法書士 | 70~76 | 国家資格 |
公認会計士 | 69~77 | 国家資格 |
税理士 | 64~72 | 国家資格 |
簿記1級 | 64~67 | 公的資格 |
行政書士 | 60~65 | 国家資格 |
中小企業診断士 | 63~67 | 国家資格 |
社会保険労務士 | 62~65 | 国家資格 |
米国公認会計士(USCPA) | 61~72 | 米国資格 |
FP1級 | 56~58 | 国家資格 |
宅地建物取引士 | 55~59 | 国家資格 |
なお、『おすすめの英語資格一覧|11種類の難易度やレベル比較とランキング』では英語の資格という点から難易度比較していますので、こちらの記事も参考にしてみてください。
難易度の高いUSCPAの勉強法
USCPA試験に合格するための一般的な勉強法とポイントは以下となります。
試験形式と範囲を理解する
USCPA試験は4科目から構成され、各科目には4時間の試験があります。
各科目には一定の範囲があり、試験に合格するためにはそれらの範囲を完全に理解する必要があります。
公式のUSCPA試験サイトから試験形式と範囲に関する情報を入手しましょう。
教材・問題集・参考書の選定
市販のUSCPA教材を使用して学習することが一般的です。
各科目に合わせた参考書や問題集、模擬試験などがあります。
個人的に最適な教材を選ぶことが重要です。
過去問を解く
過去の試験問題を解くことで、試験出題傾向を理解することができます。
公式のUSCPA試験サイトから過去問を入手しましょう。また、市販の問題集も使用することができます。
自己管理・勉強スケジュール
自分自身で勉強スケジュールを立て、計画的に学習することが重要です。勉強時間をしっかり確保し、学習の進捗状況を把握するようにしましょう。
また、試験当日のために、時間配分の練習を行うことも必要です。
USCPAの予備校に通う
USCPAの予備校に通うことも有効な方法です。
講師からの指導や、受講生とのディスカッションを活用し、効率的な学習を行うことができます。
予備校を検討している方は、まずは一番合格者が多いUSCPA専門校「アビタス」で資料請求やオンライン説明会に参加してみるのもおすすめです。
集中力を保つ
USCPA試験は長時間の集中力が必要です。
勉強中には十分な休憩時間を設けることが重要で、合間の時間では趣味や運動などでリフレッシュすることも大切になります。
独学でUSCPAの試験に合格するのは難しい?
USCPA試験は、アメリカの会計業界における難関資格であり、試験範囲が広く、出題形式も複雑ですので、試験合格には高度な知識と技能、かなりの時間と労力が必要です。
よって、独学で勉強する場合、学習の進み具合や理解度を自己判断する必要があり、疑問点や誤解を正しく解決することができない可能性もあります。
そのため、予備校や学習グループなど、他の人と交流を持ちながら学習することをお勧めします。
独学でUSCPA試験に合格するためには、過去問題集や模擬試験を活用し、実際の試験形式や出題傾向を把握し、計画的に学習し、時間配分にも気を配る必要があります。
時間や労力を割かなければ、難易度が高いUSCPA試験に独学で合格するのは不可能ではないですが難しいと言えます。
USCPA取得のメリット|日本で働く際のキャリアや就職に有利?
日本人がUSCPAのライセンスを持つと、どんなメリットがあるのでしょうか?
結論から言うと、USCPAの取得者は、米国に本社を置くような外資系企業やグローバル企業などの会計業務では、就職・転職に有利に働きます。
USCPA取得者の就職・転職・求人先
例えば、USCPA取得者の転職・求人先を見ても、『米国公認会計士(USCPA)の年収は高い?独立・外資系転職後の年収は?』の記事でもお伝えてしているとおり、
企業 | 仕事内容 | 想定年収 |
監査法人 | 財務諸表監査、内部統制監査、金融商品取引法に基づく内部統制監査(J-SOX)、金融アドバイザリーサービス、その他証明業務など | 600~1000万 |
会計事務所 | M&A実務支援、Financial Advisory Service、組織再編・IPO・企業再生コンサルティング、企業・無形財産等評価サービスなど | 800~1200万 |
会計コンサル | 統合デューディリジェンス、統合戦略・方針立案支援、スタンドアロン・セパレーションコスト分析など | 500~1000万 |
総合商社の経理財務 | 決算・税務関連業務、営業グループの会計業務、国内外事業会社や海外現地法人での管理業務など | 500~1500万 |
※企業によって想定年収に違いがあります。
など、外資系企業をはじめ、高い給与でハイクラス求人を求める企業も多いです。
USCPA取得者はキャリア形成に有利
USCPAを取得していることによって、就職・転職の際に有利に働くケースもありますし、仕事の選択肢が広がります。
よって、
・外資系企業やグローバル企業で働きたい
・会計事務所やコンサルティングファームで働きたい
・総合商社の経理・財務部門で働きたい
・将来、海外で働きたい
というような人には、USCPAの人材が不足していることもありますし、キャリア形成に有利に働きます。
まとめ USCPAは「戦略的学習」で取得できる資格
USCPAの国際資格は、英語の試験かつ会計知識が問われる高難易度の資格としてエリートが取るものだという印象は強いです。
ですが、合格者の約3人に2人を出すUSCPA予備校のアビタスでは「初心者でも合格できる試験」と記載されていて、渡米せずに受験可能なこともあり、ハードルは高くないと言います。
戦略的に勉強することでその合格率も変わりますので、一度、このような予備校で情報を仕入れ、知識を深めておくことです。
※資料請求や無料オンライン説明会あり