「はい、そうです(そうなんです)」と簡単に表現できますか?
「Yes」だけで表現しておけばいいだろうと思っているのであれば、それは間違いです。
日本人の悪い癖で「Yes」または、「No」だけの返事になっていることがとても多いです。
「あなたは日本人ですか?」の答えに「Yes」のみだけとか・・・
しかし、ネイティブはその後ろに何かしらのフレーズなどをその場に応じて付け加えたり、また「Yes/No」以外の表現で答えています。
目次
「はい、そうです」の英語表現
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「はい、そうです(その通りです)」の英語は、『6つの「その通り」の英語と発音|ネイティブが使うスラングやビジネス表現』でも紹介していますが、ここでは別の言い方も、そしてラフな言い方とビジネスなどで使える表現に分けて確認しておきましょう。
カジュアル
「うん、そうだよ」、「そうそう」など友達への返答などに使えますが、別の言い方で「もちろん」という和訳もできます。
もちろんについては、『「もちろん」の英語|12個の表現をネイティブ並みに使う!』の記事も参考にして下さい。
下記がカジュアルな「はい、そうです」の例ですが、返し方のニュアンスが異なりますのでその点は注意して下さい。
- Yep/Yeah. ※「イェップ」や「ヤー」と、一番カジュアルないい方で「うん」という感じで、目上の人には使えません。
- Right. ※「うん、そうだよ」というニュアンスです。
- Tell me about it. ※「そうだよね」と相手に同意する時のフレーズです。
- Why not? ※直訳は、「なぜ、そうじゃないの?」となり、それが「はい、そうです」として使われることがあります。『「why not?」の使い方|3つの意味を8つの例文で完全マスター!』の記事も参考にして下さい。
など、他にもスラングの「You bet.」や「No doubt.」など「はい、そうです(その通りです)」という表現などもあります。
フォーマル
さて、ビジネスや目上の人などにも失礼なく使える表現の例が下記です。
- Yes, I am. ※質問が「Are you Japanese?」などの場合の回答例。
- Yes, I do. ※質問が「Do you speak English?」などの場合の回答例。
- Yes, it is. ※質問が「Is this yours?」などの場合の回答例。
質問が過去の場合は「Yes, I did.」、主語が「He」の場合は「Yes, he does.」などになります。
これは上司や目上の人、お客様などに限定しますが、「Yes,sir.(相手が男性の場合)」、「Yes, ma’am.(相手が女性の場合)」という言い方で「はい、そうです(さようでございます)」を表現できます。
また、「はい、そうです」を直訳すると次のような例文になりますが、これも少し堅いフレーズにはなります。
下記がその例文です。
- That’s right. ※相手が言っている、質問している内容が正しいという意味になります。
- That’s correct. ※上記よりも更にフォーマルな言い方です。
- That’s true. ※それは嘘じゃないというニュアンスも含まれます。
など。
また、一単語(副詞)でも簡単ですが、フォーマルな表現と強調で「はい、まさにそうです」を意味することができるのでとても便利です。
- Exactly.
- Absolutely.
- Definitely.
など。
また、「そうですね」と同意する時は、ストレートに「I agree with you.」という表現でもOKです。『「同意(する)」の英語|基本と3つの単語の違いやフレーズ集』の記事を参考にしてみて下さい。
「いいえ、違います」の英語表現
「はい、そうです」があれば、その反対の「いいえ、違います(そうではありません)」という表現もあります。
カジュアル
『「ありえない」の英語|意味と6表現の使い分けとスラングや例文』にもある、「えー、ありえない!」なども「いいえ、違います」のカジュアルな言い方にもなります。
- No way! ※「まさか!違いますよ」というスラングです。
- Nope/Nah. ※「Yep/Yeah」の反対の言い方です。
- I don’t think so. ※「いいえ、そうは思いません」と自分は同意しないという場合の柔らかな否定の言い方です。
など。
フォーマル
「No, sir.」、「No, ma’am.」など「はい、そうです」の反対の表現でも構いません。
下記がその例です。
- That’s not correct.
- That’s not true.
- No, I don’t.
- No, it isn’t./No, it’s not.
- Absolutely not.
など。
また、申し訳なさそうに「そうは思いません/いいえ、違うと思います」という場合に、「I’m afraid not.」という表現もあり、ビジネスではよく使う表現です。
まとめ:単調にならない「そうですね・違います」を意識してみよう!
はい、いいえだけでも色々な言い方がありますね。
英語初心者だけじゃなく、中上級者も忘れてしまいがちなのが、簡単そうで多く深い「はい」と「いいえ」です。
ここでご紹介した様々な言い方を場面に応じて使い分けましょう!
「Yes」や「No」だけの単調な言い方以外をマスターすることが英会話上達の1つのコツでもあります。