ネイティブの会話でもよく聞く「Why not?」の正しい使い方を知っていますか?
口語的表現でとてもカジュアルです。
しかし、1つの意味、場面だけではなく複数のケースで使い分ける必要があります。
知らないと、「えっ、何故、相手は今、Why not?って言ったの?」と困惑してしまいます。
目次
- 1 「何故、ダメ(NO)ですか?」と聞き返す場合
- 2 「もちろんです!」と賛同する場合
- 3 「~しませんか?」と提案する場合 相手に何かを提案する時に使うのが3つ目の「Why not?」の使い方です。 これは、「Why don’t do you + 動詞の原形?」と同じ意味です。 また、形としては「Why not + 動詞の原形?」で提案という意味になります。 例文は次のようになります。 全て「あなた」が相手に提案する英文となります。 Why not come and enjoy the party?(ちょっと来てパーティを楽しみませんか? Why not talk to him about your future?(彼に将来について話してみたら?) Why not both go?(一緒に行きませんか?) ※「Why not go together?」や「Why don’t we go?」などでもOKです。 など。 優しい提案から強い提案まで満遍なく使える口語的表現ですが、文語、またフォーマルでは「suggest」や「propose」などの単語も使えます。 また、カジュアルな「How about~?」という別の表現については、『3つの「提案」の英語|使い方の違いや関連表現・フレーズ一覧』の記事を参考にして下さい。 まとめ:「Why not?」はカジュアルに使いこなそう!
「何故、ダメ(NO)ですか?」と聞き返す場合
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相手が否定形の文を発言した時に、「何故、できないの?」や「何故、ダメなの?」などと聞き返す時に使います。
いくつか例を見てみましょう。
例文その1:
- 相手(否定形):I don’t like him.(私は彼が好きではありません)
- あなた:Why not?(和訳:何故、嫌いなの/好きじゃないの?)
例文その2:
- 相手(否定形):I can’t let you date with him.(彼とデートすることは許せない)
- あなた:Why not?(和訳:何故、彼とデートするのを許してくれないの?)
例文その3:
- 相手(否定形):He is coming on time.(彼は時間通りに来ないよ)
- あなた:Why not?(和訳:何故、彼は時間通りに来ないよ?)
いかがでしょうか?
「Why not?」とだと、最後まで言い切らなくても短縮できて会話がスムーズになりますね。
例えば、上記の例文3を普通の英文で答えると「Why isn’t he coming on time?」と長くなりますね。
それを「Why not?」の2文字だけで表現できるメリットがあります。
「もちろんです!」と賛同する場合
相手からの誘いやお願い事をされた時などに「もちろん」と承諾、賛成などする時に使えるのが「Why not?」の2つ目の使い方です。
例文を見てみましょう。
例文その1:
- 相手:Shall we dance now?(今、一緒にダンスを踊りましょうか?)
- あなた:Why not?(和訳:もちろんです、踊りましょう) ※「Let’s dance now?(今、踊りましょう!)」という提案についても同じ答え方ができます。
例文その2:
- 相手:Can you help me?(手伝ってもらえますか?)
- あなた:Why not?(和訳:もちろんです、手伝いますよ)
一見、否定しているように聞こえますが、短縮しない英文になると次のようになります。
例文その1への正しい答え方は、「Why don’t I do that?(何故、私はそれをしないの?=それをしない理由がない)」となり、それを短縮したのが「Why not?」となります。
この賛同する場合の「Why not?」は、「Sure」、「Certainly」、「Of course.」などに置き換えることもできるのが特徴です。
是非、『「もちろん」の英語|12個の表現をネイティブ並みに使う!』の記事も参考にしてみて下さい。