日本にいながら、英語を英語で考えたり、理解できたりするような英語力を身に付けることはできるのでしょうか?
答えは「Yes」です。
もし、無理だと思っているなら、それは義務教育で教わった英語の勉強法しかしらないためです。
ここでご紹介する方法などは、あなたの今のレベルが超初級者だろうが関係ありません。
勿論、それらは英会話だけではなく、TOEICや英検、受験英語などでもとても役立つ能力となります。
英語を英語で掴むようになれば、リーディングのスピードも格段とUPしていきますので、是非ドンドンその英語力を活かしていきましょう!
目次
英語を英語で理解するには英語脳が必要!
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英語脳とは、『英語脳になるための3つの勉強法|期間や教材・アプリの活用など』でも定義を書いていますが、「日本語が一切頭に浮かばずに英語を英語で考えて理解できる感覚」です。
この感覚が大変重要なのですが、それには習得する方法がリスニング、スピーキングなど各分野によってやり方が違います。
しかし、全てに共通するのは、「英語のイメージ化」です。
頭の中で意味を考えるというよりも、イメージを浮かばせることができれば英語脳に近づくことができます。
あなたが日本語を聞いたりする時に、どのように理解しているかを考えてみて下さい。
言葉の意味を考えるというより、イメージしているのではないでしょうか?
例えば、あなたの友達が海外旅行に行った話を電話、またはメールで知らせてきたとしましょう。
「先週、飛行機で約12時間かけてニューヨークに着いて、すぐにその日に自由の女神を見に行ったけど観光客が多かった」という話をしたとしましょう。
あなたの頭の中にはどのようなイメージがありましたか?
例えば次のような感じではないでしょうか?
- 飛行機に乗って寝ている友人の姿 ※友人は赤色の洋服をいつも着ているから多分赤色の何かを着て飛行機に乗っている
- 人が多そうなニューヨークの空港に着いて、バタバタしている
- 自由の女神が友人の目の前にあって見上げている ※その周りはアジア人やヨーロッパ人など多くの人でごちゃごちゃしている
など。これは個人により色々なパターンがあるでしょう。
これに季節が夏であれば、観光客はTシャツというイメージも加わりますね。
友達の話をそのまま英文にしてみましょう。下記がその例文です。
「I went to New York last week, which took me about 12 hours by plane. And I went to see the Statue of Liberty right after my arrival. Then I saw a lot of tourists there.」
この英文を聞く、または見た瞬間に先ほどのようにイメージができましたか?
できたのであれば、それが英語を英語で考えて理解するという英語脳です。日本語が一切出てこずに、イメージで理解している、英語をマスターした人が身に付けている能力です。
英語が苦手な人、初級者はこの感覚がありません。そのような方は是非次からの勉強法を実践してみて下さい。
私にはすでに英語圏に住んでいる方からの英語のサポート依頼も来ます。海外にいるからこの英語脳が身に付くわけではありません。にコツと練習が必要で、それを習慣化する必要があります。
英語を英語で考えて理解する「単語の暗記」と「リスニング勉強法」
英語を英語で理解するには単語の意味が分からないと難しいですね。
それを今までの単語帳で暗記するように英語を習得しようとしてはNGです。それでは結局、頭の中で英語のアルファベットの文字が出てきて、それを和訳する癖が出てしまいます。
だから単語を暗記するのにもイメージ力が必要となります。
それらを出来るようになると、リスニングの時にも自然とイメージを頭に浮かべて英語を英語で理解できるようになります。
単語の暗記
初心者は、過去に購入したテキストや『英単語・英単語帳|おすすめ無料アプリ4選と参考サイト・勉強法』にある無料アプリなどを使ってみましょう。
そこで注意してほしいのが、単語というよりも「一英文を塊で覚える」という癖を付けることです。その際に自分なりのイメージも浮かべるようにしてみて下さい。
頭の中に日本語が出ないように意識してみて下さい。それだけでOKです。ここでイメージする感覚を身に付けて下さい。
中級者・上級者には、英英辞書を使うことをお勧めしています。
これこそ、英語を英語で勉強して単語力を付けるにはとてもいい方法です。私も初心者レベルを出たなと思った時は、英英辞書を使うようにしていました。
よって英英辞書で覚えた英単語を和訳するのは今でも苦手です・・・
しかし、英語を英語で理解するという感覚が一気に身に付きます。
おすすめの英英辞書については、『英語の辞書|効率UPの勉強法!おおすめ辞書の使い方と選び方・アプリなど』を参考にしてみて下さい。
リスニング
単語の覚え方で、身に付けた英文のイメージ化でリスニングの時もその感覚をそのまま使うだけなのですが、単語の暗記をしなくてもこの英語を英語で捉えることが出来るイメージ理解の感覚を習得することも可能です。
それが海外ドラマや映画の「吹き替え版」と「英語版」を使って実践する勉強法です。
まず吹き替え版で映像を見て意味をシッカリと理解する、そしてその後に英語のみでその映像を見る(音声のみを聞く)。スピード的に頭の中で和訳する時間がないので、吹き替え版で理解した意味をそのままイメージで当てはめるようになります。たったこれだけです。
このトレーニングにはタイトルの選択も重要です。『英語勉強を映画で実践|おすすめドラマも活用!3つの手順』を確認してみて下さい。
そして次も大切です。
『英語のリスニングで「理解が追い付かない」悩みを3つの方法で解決!』でも解説していますが、イメージ理解とは別に予測力も必要となります。
知らない単語は無数にあります。私たちは英語辞書にある単語を全てを頭に入れることは不可能です。
ようするに、「知らない単語はあって当然」なのです。その時は知っている単語のイメージを組み合わせて「大体こんなイメージかな?」ぐらいという予測をします。
これは英語が得意な人もやっているリスニング方法です。全ての英単語を完ぺきに知らないとリスニングができないというのは誤解です。
英語を英語で考えて話す「スピーキング」勉強法
英語を英語で理解できるようになると、英会話で話したくなります。考えてアウトプットするというスピーキング能力ですね。
英会話で必要なのが、これから話そうとする頭に浮かんだイメージで主語、動詞をすぐに見つけ出すことが必要になります。英語の語順の基本中の基本なのですが、日本語と違う順番なのでそれにも練習が必要です。
この英語を英語で考えるという感覚には、「独り言トレーニング」が最適です。
考えるというより、瞬発力を鍛える勉強法です。考える前に英語脳が反応してる、というネイティブと同じ感覚です。
別の言い方でいうと、文字ではなく「イメージを音読している」という感じです。
この勉強法は私が今でも毎日実践している方法で、習慣化するととても癖になります。『英語の勉強|「独り言」の効果は絶大!4つの正しいやり方とコツなど』でのやり方を参考にしてみて下さい。
スピーキングだから英会話スクールを探すのは早すぎます。先ずはこの能力を身に付けることが先決です。
英語脳で「リーディング力」も「ライティング力」もUPする!
英語を英語で考える、または理解する能力を身に付けると、リーディングやライティングの能力も自然にドンドン伸びていきます。
TOEICや英検、学校での試験や受験でも英語のリーディングで「時間が足りない!」というのはよく聞きます。
それには読み返ししている、知らない単語で止まっているなど、様々な理由があるのですが、一番は「英語を英語で考えていない」ということです。
リーディングする際にも英語脳の感覚は大切にして、イメージするようにする癖を付けて習慣化させましょう!リーディングのアプリについては、ジャパンタイムズなどの英字新聞やニュースなども含まれる無料アプリなどを利用するといいでしょう。『英語のリーディング|4つのコツや練習・勉強方法や無料アプリなど』を参考にしてみて下さい。
また、ビジネスなどの場合、英語のメールを書くときに時間がかかるという相談もあります。
ライティング力はスピーキングの感覚と同じで、先ずはイメージしていることを頭から出すという独り言トレーニングで補うことができます。
しかし、その感覚が出来たとしてもどうしても書くスピードが遅いという方は、英語を英語で書き写すという方法も紹介しています。他の効果もあるのですが、英語を書く速度をUPするにはどうしても慣れが必要となります。
そのような悩みがある方は是非、『英語を「書き写す」勉強法|目的別2つの方法と効果・おすすめ教材』で紹介している方法を実践してみましょう!
ここでご紹介した全ての方法の効果は1日5分程度から始めることで徐々に出てきます。
今日は3時間したけど明日はゼロ、というのが一番NGです。少ない時間で毎日続ける習慣こそが大切ですので、今日からでもトライしましょう!
英語を英語で理解して、考えてアウトプットするというネイティブ感覚を効率的に身に付けていきましょう!
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