文章をそのままそっくり書き写すという勉強法は効果があるのでしょうか?
それを英語学習にも応用することでどのような効果があるのでしょうか?
それで英語が上達するなら、試してみたい勉強法の一つですね。
しかし、全ての英語学習者に効果があるというわけではありません。
それと、人工知能(AI)チャットのChat GPTやGeminiを使った英語の書き写しの勉強法なども紹介していますので、参考にしてみて下さい。
目次
「書き写す」という勉強法は英語上達に効果がある!?
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「書き写す」という英語の勉強法は、全ての方に効果があるわけではありません。
マイスキ英語ですでに100万人以上が参考にしている『英語の勉強法で確実に上達する人としない人9つの違い』の記事でも解説している通り、ライティングという勉強は、リスニング、スピーキングなどの習得の後の、最後の最後です。
しかし、その途中でも「書き写し」の勉強法が効果的な場合もあります。
それでも、最低限、ある程度のリスニング力が必要になります。英語を英語で掴む「英語耳」です。
では、なぜ最低でも「書き写し」をする前にリスニングが必要なのでしょうか?
それは、その能力が無いときに、書き写しをしてしまっては「英語を文字化」する悪い癖がついてしまうからです。
これが日本人が英語を学習する時に大きな欠点です。
あなたは、英語を聞いたり、話したりするときに、英語の単語やスペルが頭に浮かびませんか?
日本語を話したりするときは全然、文字が浮かばないのに・・・
これは私たちが義務教育で、単語帳や教科書で文字を見る、書くことから英語の勉強を始めた弊害です。
その状態で、書き写しをしてしまっては、また同じことの繰り返しです。
これはではせっかく効果が出る「書き写し」という勉強法も無駄になって、さらに英語習得を遅らせてしまいます。
リスニング力に自信が無い方は、先ずは、『英語のリスニング力が驚くほど開花する超簡単な勉強法』での方法や教材・アプリなどを利用でして、意味を理解しないリスニングを試すことから始めましょう!
次からは、ある程度書き写しが実践できる方へその方法とその効果もご紹介しますので参考にしてみて下さい。
英語を書き写す方法とおすすめの教材|長文?短文?
さて、書き写す時にむやみやたらに何でも書き写しても意味が無いときがあります。
目的別、また適切な教材を使うことがポイントです。
あなたが、日常英会話を中心にしたいのか?
長文のリーディングやライティング力を伸ばしたいのか?
などにより異なるので注意しましょう。
日常英会話UP|やり方とおすすめ教材
海外旅行に行くため、外国人の友達が欲しいなど、色々な英語の勉強の目的はあるかたと思いますが、日常英会話の例文などを書き写すのがベターです。
ようするに、会話レベルの短文の英語です。
ネイティブのブログ、ツイッターなどもフォローして、その文言などを書き写すのもいいでしょう。
ネイティブの表現の使い方、略語の使い方なども習得できますね。
学校では習わない本当の英語を身に付けることができるようになります。
また、短文を中心にした教材やアプリを使うのも一つです。
『英単語・英単語帳|おすすめ無料アプリ4選と参考サイト・勉強法』でも紹介しているサイトやアプリなどの例文をそのまま書き写すようにしてみましょう!
リーディング・ライティング力UP|やり方とおすすめ教材
ビジネス英語、どんどん語彙力を身に付けたい!という方は、長文の書き写しをおすすめします。
そんな方には、やはり英字新聞です。
実際に新聞を買わなくても、無料サイトでもアプリでも見ることができます。
文字数が多い分、長文のリーディング、ビジネスメールのライティングでも苦にせずにどんどん慣れていきます。
同じ単語が色々な場面で出てくるので、「このような時にはこのような単語や表現を使うのか?」などが自然と身に付ていてきます。
基本的には、辞書は引きません。
意味を調べることが主ではありません。あくまで、自然と語彙力、リーディング速度UP、ライティング技術の向上が目的です。
『おすすめの英字新聞|レベル別で初心者も上達!5つの勉強法とコツ』の記事でも紹介していますが、先ずは日本の時事ネタもある日系の新聞社がスタートとしてはいいでしょう。
ノート?それともパソコンがいいい?
さて、実際に書き写すのは、ノートがいいのでしょうか、それともパソコンでタイピングしたほうがいいのでしょうか?
書き写すで得られる効果以外でもさらに良い副作用をもたらしてくれます。
- ノートに書き写す → スペルを覚えることができる
- パソコンに書き写す → タイピング能力がUPする(英語のビジネスメールなどのライティング力向上)
あえて、こっちに書き写した方がいい!というではないのですが、参考まで。
Chat GPTやGeminiなどのAI(人工知能)チャットサービスを使って英語を書き写して英語をマスターしよう!
しっかりと英語の書き写しで英語を上達し、使いこなせるようになるのに、人工知能(AI)のチャットサービスもおすすめです。
例えば、次のようなプロンプト(命令文)を入力するだけで、書き写しに適した英文などをドンドン作ってくれます。
- 「英語初心者です。日常英会話のフレーズを覚えたいので、それに適した英文を30個ほど下さい。」
- 「ビジネス英語でのミーティングのフレーズを覚えたいので、よく使うフレーズを50個下さい。また使うシーンの解説も下さい。」
など。
まさしく、会話をしながらお願いする感覚でOKです。
この人工知能(AI)のチャットサービスにより、このような確認やトレーニングが容易に可能になっています。この機会に試して下さい。
また、AIチャットサービスで有名なのが2つあります。
一つは「Chat GPT」です。OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットであり、生成AIの一種で、無料版と有料版がありますが、確認やトレーニングは無料版で十分です。
また、もう一つはGoogleが提供する「Gemini」です。
Chat GPT、Geminiのどちらも素晴らしい機能を提供しており、自分に合ったチャットサービスをご活用下さい。アプリもあるので気軽にスマホやタブレットでも使えます。
まとめ:先ずは辞書を引かずに書き写してみよう!
ここでは効果や目的別の教材などもご紹介しましたが、基本は辞書は引かなくて始めましょう!
意味を調べだしたら、「書き写し」が途中で止まったりして効果が半減します。
どうしても調べたい単語などがあったら、一英文を書き写した後、一記事を書き写した後に調べるようにしましょう!
でも、何度も言いますが、先ずはある程度のリスニングを身に付けてからというのが、書き写しの効果を十分に発揮するための大きなポイントです。
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