「苦手」を英語で言えますか?
勉強や運動などが不得意で「苦手」だったり、食べ物の味が「苦手」だったり、様々な「苦手」がありますよね。
英語にも色々な表現があるのですが、その使い方でニュアンスが異なるので注意が必要です。
「苦手」なものを、相手に伝える必要がある場面は、日常で生活していると多くあります。
目次
- 1 「苦手」を表現する基本英語と言い方
- 2 様々な「苦手」の言い換えと英語一覧
- 2.1 強調した不得意の「bad at ~」
- 2.2 「bad at」の英語例文
- 2.3 知識や技術が乏しい「poor at ~」
- 2.4 「poor at」の英語例文
- 2.5 極端に下手という「terrible at ~」
- 2.6 「terrible at」の英語例文
- 2.7 嫌いな時の「否定形+like」
- 2.8 嫌いを強調した「hate」
- 2.9 「hate」の英語例文
- 2.10 できないの「can’t」
- 2.11 「can’t」の英語例文
- 2.12 難しいの「hard/difficult」
- 2.13 美味しくないの「否定形+taste good」
- 2.14 怖いの「afraid of ~」
- 2.15 苦手の英語スラング|苦手意識(アレルギー)がある「allergic to ~」
- 2.16 苦手の英語スラング|大して好きじゃない「not a big fan of ~」
- 3 まとめ:「苦手」の英語は「不得意」というだけの表現だけじゃない!
「苦手」を表現する基本英語と言い方
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ここでは「good」を使って苦手を表わす例文などをご紹介します。
これが「苦手」の基本的表現となります。
不得意の「not good at ~」
「~は苦手だ」は英語で「not good at ~」です。
- 英語:not good at
- 音声:
「good at ~(名詞・動名詞など)」が「~が得意」なので、否定形にすると「苦手」という意味になります。
この場合の、「苦手」は「不得意」、「上手ではない」という意味です。
苦手の英語|「good at」を使った例文
主に、勉強が苦手、歌うのが苦手(音痴)、料理が苦手、運動が苦手(運動音痴)などの場合に使える表現ででもあります。
- 例1.I’m not good at math.(私は数学が苦手です。)
- 例2.I’m not good at swimming.(私は泳ぐのが苦手です。)
- 例3.I’m not good at listening to English.(私は英語のリスニングが苦手です。)
- 例4.I’m not good at cooking.(私は料理が苦手です。)
- 例5.I’m not good at sports.(私は運動・スポーツが苦手です。)
- 例6.I’m not good at singing.(私は音痴です。)
「good at ~」の後に、動詞を入れる場合は動名詞の「~ing形」にします。
“「bad at ~」じゃだめ!?”
「good at ~(得意)」の反対だから、「bad at ~」(バッド・アット)と言いたくなるかもしれません。
「bad at ~」も間違いではなく実際に使う表現です。
しかし、「bad」を使うとネガティブなイメージが強くなり、「すごく苦手」「全然ダメ」というように「苦手」を強調しているように聞こえます。
欧米の人は、日本人ほど自分を謙遜して苦手なことを強調しません。
逆に、少しでもできたら「できる」とアピールする人が多いので、普段から「bad at ~」を多用することはありません。
「あまり上手じゃない」「あまり得意じゃない」というニュアンスの「苦手」では、「not good at ~」を使うと覚えておきましょう。
扱いが苦手の「not good with ~」
「物などの扱いが苦手」な場合は、前置詞「with」を使って、「not good with ~」です。
- 英語:not good with
- 音声:
下記が例文となります。
- 例1.I’m not good with computer.(私はコンピューターが苦手です。)
- 例2.I’m not good with children.(私は子供の世話(扱い)が苦手です。)
- 例3.I’m not good with numbers.(私は数字が苦手です。)※計算が遅い場合や、数字について考えるのが苦手の場合に使います。
- 例4.I’m not good with my hands.(私は手先が不器用です。) ※「I’m clumsy.(クラムジー)」も同様の意味です。
- 例5.I’m not good with cold weather.(私は寒いのが苦手です。)
人が苦手(人見知り)や人付き合いが苦手も「I’m not good with people.」でもいいですが、単純に「I’m shy.(私は内気です)」という表現がより分かりやすいですね。
様々な「苦手」の言い換えと英語一覧
「not good at(with) ~」以外にも色々な「苦手」の表現があります。
それぞれニュアンスが微妙に違うので、しっかりと使い分けましょう!
強調した不得意の「bad at ~」
基本表現で触れたように、「bad at ~」は「苦手」と直接的に言う表現です。「not good at」より更に強い「苦手」となります。
- 英語:bad at
- 音声:
「bad at」の英語例文
- 例1.I’m bad at cooking.(私は料理が大の苦手です)
- 例2.I’m bad at directions.(私は本当に方向音痴です。)
- 例2.I’m bad at talking in front of people.(私は人前で話すのが大の苦手です。)
知識や技術が乏しい「poor at ~」
「poor」は「貧しい」「乏しい」という意味です。
その分野について、知識や技術が「乏しい」、つまり「苦手」という意味になります。
「bad at ~」と比べると、「poor at ~」を使うと、若干ですが「苦手度合い」が低い感じになります。
- 英語:poor at
- 音声:
「poor at」の英語例文
例文を見てみましょう!
- 例1.I’m poor at drawing.(私は絵を描くのが苦手です。)
- 例2.I’m poor at science.(私は科学が苦手です。)
極端に下手という「terrible at ~」
「terrible」は「恐ろしい」「ひどく悪い」「極端な」などの意味があり、「terrible at ~」は、「ひどく下手」、「全然ダメ」というニュアンスになります。
- 英語:terrible at
- 音声:
「terrible at」の英語例文
例文は下記となります。
- 例1.I’m terrible at driving.(私は運転が下手です。)
- 例2.I’m terrible at spelling.(私はスペルがすごく苦手です。)
嫌いな時の「否定形+like」
「嫌い」、「好きじゃない」という「好み」の「苦手」の場合は、「否定形+like ~」を使います。
- 英語:I don’t like eating fish.
- 日本語訳:私は魚(を食べること)が苦手です。
- 音声:
※魚自体が嫌いな場合(苦手な場合)は、「I don’t like fish.」となります。
嫌いを強調した「hate」
「嫌い」という意味の「hate」を使うこともできますが、「hate」は「ものすごく嫌い」や「大嫌い」というニュアンスになり、日本語の「苦手」より否定が強い印象です。
「hate」の英語例文
例文は下記となります。
- 例1.I hate studying.(私は勉強が苦手・嫌いです。)
- 例2.I hate bugs.(私は虫が苦手・嫌いです。)
『「嫌い」の英語|ネイティブが使う!度合いで違う3つの表現』の記事も参考にしてみて下さい。
できないの「can’t」
「~ができない」という可能じゃないことで「苦手」を表現します。
- 英語:I can’t drink much.
- 日本語訳:お酒が苦手です(お酒をあまり飲みません)。
- 音声:
「can’t」の英語例文
その他の例文は次です。
- 例1.I can’t speak English well.(英語を話すのが苦手です。)
- 例2.I can’t eat Mexican food.(メキシコ料理が苦手です。)
など。
難しいの「hard/difficult」
「too hard/difficult(難しすぎる)」とすると、「can’t」とニュアンスは似ています。
- 例1.It’s too difficult for me to calculate.(計算するのが苦手です)
- 例2.It’s hard for me to talk to other people.(知らない人と話すのが苦手です。)
など。
美味しくないの「否定形+taste good」
「I don’t like ~.」や「I can’t eat ~.」を少し柔らかくした言い方です。
- 英語:It doesn’t taste good to me.
- 日本語訳:その料理が苦手です(それはあまり好みの味ではない)。
- 音声:
この表現は、食べ物の味が「苦手」な場合のみに使える表現です。「美味しくない」「好みの味がしない」、つまり「苦手な味」ということです。
その反対の、美味しいについては、『「美味しい」の英語|Yummy以外の15個のフレーズ一覧』の記事を参考にしてみて下さい。
怖いの「afraid of ~」
「afraid of ~」)は「~が怖い」という英会話でもよく使う熟語です。
- 英語:I’m afraid of snake.
- 日本語訳:私はヘビが怖くて苦手です。
- 音声:
動物などが怖くて苦手という場合は、「afraid of ~」が使えますね。
「I’m afraid of my teacher.(私は担任の先生が怖くて、苦手です)」、「I’m afraid of height.(高いところが苦手です・高所恐怖症)」など。
怖いの表現は「afraid」だけじゃないので、『「怖い」の英語|6種類の形容詞や動詞 を例文・フレーズで解説』の記事も参考にしてみて下さい。
苦手の英語スラング|苦手意識(アレルギー)がある「allergic to ~」
アレルギーが出るくらい苦手という比喩的、スラング的な表現になります。イメージしやすいですね。
次のような例文です。
- 例1.I’m allergic to math.(数学が苦手です)
- 例2.I’m allergic to him.(彼が苦手です。)
苦手の英語スラング|大して好きじゃない「not a big fan of ~」
これもスラング的表現です。
「a big fan of ~」は「~の大ファン」という意味です。否定形にすると「~の大ファンではない」となります。あえて、「~の大ファンではない」ということで、「あまり好きではない」「少し苦手」を伝えることができます。
- 英語:I’m not a big fan of soccer.
- 日本語訳:私はサッカーがあまり好きはないです。
- 音声:
食べ物が苦手な場合でも使えます。「I’m not a big fan of eggs.(卵が苦手です)」など。
まとめ:「苦手」の英語は「不得意」というだけの表現だけじゃない!
不得意だったり、嫌いだったりして「苦手」であることを、相手に伝えることはコミュニケーションでとても大切なことですよね。
「苦手」に関する表現は、中学生の英語ででてくるシンプルで簡単なものがほとんどです。
難しく考えずに、例文の単語を入れ替えるだけで、様々な「苦手」を表現できるので、たくさん実践で使って使いこなせるようになりましょう!
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