英語を外国人と話す時に、日本語と違って、「常にフレンドリー」と勘違いしていませんか?
『英語に敬語表現はある!?失礼にならないビジネスでも使える8場面一覧』にもあるように、英語にも敬語があります。
海外ドラマや映画などでも、先輩後輩がなくてフランクなイメージがありますが、「失礼にならない」表現をシッカリと使っています。
それを勘違いして、習った英語フレーズをTPOを考えずに使う日本人は少なくありません。
特にビジネスの場面でれば、あなたの印象が悪くなり交渉決裂など、取り返しのつかないことになるかもしれません。
目次
お客や上司への挨拶でNGな英語フレーズ
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初めて会うお客さんやあなたの上司の挨拶で絶対に使ってはいけない挨拶が次です。
- Hey!
- What’s up?
スラングの挨拶でとても失礼です。第一印象がものすごく悪くなるので最大限の注意を払って下さい。
何回か会っているお客や親しい上司であれば、「How’s it going?」や「Hi.」ぐらであればOKです。
上記の代わりに適切な挨拶は次のようなフレーズです。
- Good morning. ※「Good afternoon.」や「Good evening.」など、時間で使い分けます。
- How are you? ※「How do you do?」は堅苦しいのでこれでちょうどいいです。
- Nice to meet you. ※「初めまして」というフレーズです。
会議での「聞き返す」時のNGな英語フレーズ
会議や打ち合わせなど、相手の言っていることが聞き取れなくて聞き返す時もありますね。
特にテレカンやZoomなどのオンラインでは通信状況次第で聞き返すことが少なくないケースもあります。
そんな時に次のような聞き返しフレーズは絶対にNGです。
- What?
- What did you say?
- Come again?
日本語に訳すと「何?」、「何て言った?」、「もう一回言って!」となり、同僚や友達なら問題ありませんが、ビジネスでは避けて下さい。
日本語でもビジネスでは使えないのは何となく察して頂けるかと思います。
その代わり、次のようなフレーズが適切です。
- I’m sorry. I missed that. ※「miss」で聞こえなかったことを表現します。
- Could you say that again, please? ※「please」はなくても構いません。
- Would you mind repeating that for me? ※「Would you mind ~ing?」は「~して頂いて宜しいでしょうか?」となります。
- I’m sorry. I didn’t get you. ※この中では一番カジュアルですが、失礼ではありません。
質問された時の「返答」のNGな英語フレーズ
お客さんに何かあなたの会社の製品などについて質問されたと仮定しましょう。
あなたが新入社員、または部署が違うことであまり分からなかったとしても次の返答はプロフェッショナルではありません。
I don’t know.
知らないのは仕方ないとしても、それをストレートに「知りません」というだけで終わっては、相手はどうしていいか分かりませんよね。
そんな時に使えるフレーズがあります。
どの表現も「詳しくは分かりませんが、後ほど確認してご連絡致します。」となります。これぞ、ビジネスパーソンとしての返答です!
- I’m not sure, but I can find out.
- I’m not sure, but let me find out and I’ll get back to you later.
- Let me get back to you on that!
頼みごとをされた時のNGな英語フレーズ
上司やお客さんに「~までに資料をお願いします(Can you ~?)」などお願いされたとします。
その時に次の表現は曖昧過ぎてNGです。
- I’ll try.
- I’ll do my best.
どちらも「頑張ります」という仕事にコミットしていないように聞こえるので注意が必要です。
本当に出来ない場合は、「I’m afraid I can’t do it.」と返答してもいいです。
しかし、できる場合はシッカリと次のように返事をしましょう。どちらも「もちろんです。できます!」となります。
- Sure, why not?
- Of course, I can do it.
お客さんからの「返事待ち」時のNGな英語フレーズ
ビジネスメールでの交渉や打合せの後に、お客さんや上司から何かしらの返答を明日まで待っているとしましょう。
その場合に絶対にNGなのが次です。
Please reply by tomorrow.
直訳は「明日までご連絡下さい」で、日本語としては失礼が無いように聞こえますが、とてもストレート過ぎで失礼です。
また、「Please」はそうすることを前提で使う表現なので、ビジネスで人にお願いする時は「Could you ~?」や「Would you ~?」を使います。
しかし、次の定型文がメールでも口語でもビジネスで一般的に使わているので、参考にして下さい。
I’m looking forward to hearing from you tomorrow. ※「楽しみにお待ちしております」というニュアンスになります。
ビジネスメールの最後にもよく使う表現です。
まとめ:ビジネス英語の基本をシッカリと勉強しておこう!
さあ、いかがでしたでしょうか?
同じ表現でも使う英語が違うとニュアンスが全然違いますね。
ビジネス英語の基本や勉強法は、『ビジネス英語フレーズ|絶対に押さえておきたい8つのコツと勉強法』に詳しく書いているので、今回のフレーズを参考にして更に深堀すると、一人前のビジネス英語が扱えるようになります。
是非、社会人として基本だけでも身に付けて、相手に失礼にならないように準備しておきましょう!