英語の挨拶で、次の挨拶をよく聞きますね。
- How are you?
- How are you doing?
また、『英語での挨拶|英会話やビジネスでも使える厳選17パターン』の記事でも紹介している、下記のようなビジネスで使うフォーマルや友達同士のスラングの挨拶もあります。
- How do you do?
- How’s it going?
- What’s up?
- How have you been doing?
など。
それぞれの違いは何なのでしょうか?
目次
「How are you?」の挨拶のニュアンスと返事
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「How are you?」は、ビジネスの場面などで使うフォーマルな挨拶の仕方ですが、その意味やニュアンスなどを見ていきましょう。
意味
初対面の時、またはビジネスでのメールなどで、今現在の体調を気遣っている「お元気ですか?」という意味が強い挨拶の仕方です。
よって、友達や同僚などで使うことはなく、上司など目上の人に使う感覚で大丈夫です。
この言い方より、更にフォーマルな「How do you do?」というフレーズがありますが、学校で習った方も多いはずです。
これはどんな意味があるのでしょうか?
「How do you do?」との違いは?
「How do you do?」は、初対面での「初めまして」、または「こんにちは」の2つの意味があります。
返事は、「How do you do?」となりますが、基本的にほとんどのケースで今は使われることはありません。
死語ではありませんが、初めましての場合は、『「初めまして」の英語|7場面使う!メール・電話・スラングなど』でも紹介している「Nice to meet you.」、こんにちはの場合は今回紹介している「How are you?」や「Hello.」などで構いません。
返事の仕方
『英語の挨拶への返事|I’m fine.は使わない基本11パターン』でも紹介していますが、フォーマルな返し方は、「I’m fine.」(元気です)が有名です。
ここで、注意してほしいのが、体調が悪くても「I’m fine.」と言うのが社交辞令です。
親しい間柄ではなく、相手に心配させないものマナーの1つです。これは日本語でも同様ですね。
また、これがとても大切で、「How are you?(お元気ですか?)」と質問してくれたことへの感謝と相手の体調を聞き返すことを忘れないようにしましょう。
例えば、次のようなフレーズがいいでしょう。
- I’m fine. Thank you. How about you?(元気です。ありがとうございます。あなたはどうですか?
- Great. Thank you, you?(とても元気です。ありがとうございます。あなたはどうですか?)
など、参考にして下さい。
「How are you doing?」のニュアンスと違いは?
さて、「How are you doing?」は、相手との距離が近い、親しい間柄でよく使う挨拶の仕方です。
意味や使い方を見ていきましょう。
意味と「How are you?」との違い
カジュアルな言い方で、私もよく使う挨拶の1つです。
友達との間では、「are」を省略して、「How you doing?」という事も多いです。
「How are you?(お元気ですか?)」は少しニュアンスが異なり、もっと大きな意味での「どうですか?」という感じです。
違いは次の通りです。
- How are you?・・・現時点の体調への質問
- How are you doing?・・・現時点の体調への質問を含む、最近の調子や環境などへの質問
要するに、親しいからこそ細かいところまで心配で聞いているのが「How are you doing?」という意味合いになります。
また、質問が大まかすぎるので、この前聞いたその後の何について調子がいいのか特定したい場合は、前置詞の「with」を使うことも多いです。
- How are you doing with your work?(その後、仕事の調子はどう?)
- How are you doing with your study?(その後、勉強の調子はどう?)
など。もちろん、何について聞いているのか分かっている場合は、お医者さんが患者に聞くような「How are you doing?(順調ですか?)」のみでも構いません。
また、下記でも微妙にニュアンスがことなります。それぞれの違いも確認しましょう。
後ろに「now」、「today?」、「these days」という表現を付けるバターンです。
- How are you doing now?:(前は調子悪かったけど)今の調子はどう?、今はどうしている?、元気にしてる?など
- How are you doing today?:今日はどんな感じ?何かする予定なの?など
- How are you doing these days?:最近の調子はどう? ※後ほど解説する「How have you been doing?」などに近い表現です。
など。
しかし、基本的には後ろに何も付けずに「How are you doing?」のみで相手の状況、環境、体調など全てを含んだ質問という使い方で問題ありません。
返事の仕方
口頭だけでなく、メールやSNSのメッセージなどで「How are you doing?」ときたらどのような返事がいいのでしょうか?
親しい間柄でもあるので、短くするのが基本です。
次のようなパターンでOKです。参考にしてみて下さい。
- Great, you?(とてもいいよ、あなたは?)
- Never been better.(最高にいいよ))
- Just doing fine, thanks. How about you?(順調だよ。ありがとう。あなたは?)
など、先ほども紹介した『英語の挨拶への返事|I’m fine.は使わない基本11パターン』の記事も参考にして下さい。
しかし、「How are you doing today?」と今日の予定を聞いている感じの質問の場合は、「I’m just kicking back a little bit.(少しのんびりしてる)」、「Nothing much.(特に何もないよ)」など軽い返事で構いません。
その他の挨拶の違いと使い方など
さて、これまで「How are you?」と「How are you doing?」の2つの挨拶の仕方を見てきましたが、挨拶はそれだけではありません。
下記はカジュアルな表現です。
- How’s it going?(元気?調子はどう?など) ※「How are you doing?」を更にカジュアルにしたニュアンスです。
- What’s up?(元気?何してるの?など) ※スラングの1つで、詳しくは『スラング「what’s up?」の略や4つの意味・使い方・返事の例』でも解説しています。
- How have you been (doing)?(久しぶり!元気してた?など) ※上述の、「How are you doing these days?」に意味は近いですね。『「久しぶり」の英語|挨拶やビジネスメールでも使える8つの基本表現』の記事も参考にして下さい。
まとめ:フォーマルとカジュアルを使い分けよう!
英語には常に2つの言い方があります。
今回もその例外ではなく、「How are you?」と「How are you doing?」の使い分けとしっかりしましょう。
他にも英語には色々な挨拶の仕方がありましたね。
是非、活用して英会話力をUPしましょう!