「いらっしゃいませ」を英語でどういったらいいか困っていませんか?
この「いらっしゃいませ」は日本語独特の表現で、ピッタリ同じ意味の英語はありませんが、英語圏でもお客様がお店に入った時に、声掛けをします。
海外旅行の際にも、聞き取りに困らないように「いらっしゃいませ」の英語は押さえておきたいものです。
最後には、どれくらい「いらっしゃいませ」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
目次
「いらっしゃいませ」を英語で表現
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「いらっしゃいませ」は「ようこそ私共の店へいらっしゃいました。」や「ゆっくり見ていってください。」というようなニュアンスを短くまとめた言葉です。
その意味を、直接的に英語にすると “Welcome to our shop.” となりますが、英語圏ではお店に入ってきた人にwelcomeとはあまり言いません。
ネイティブが使う!「いらっしゃいませ」の英語の基本
「いらっしゃいませ」のタイミングでは、普通のあいさつが使われるのが一般的です。
一般的なのが下記です。
- 英語:Hello. How are you? ※「Hello」だけ、「How are you?」だけでも同様です。
- 日本語:こんにちは。お元気ですか?
このあいさつは、様々なタイプのお店で使われます。
スーパーのレジなどでも声掛けられてビックリするかもしれませんが、「いらっしゃいませ」の意味で声掛けしているだけです。
お店に入って、「How are you?」で声をかけられたら、普通のあいさつと同じように返事をしましょう。
「Fine, thank you!」や「I’m good, thank you!」などで軽く答えます。
ここで注意したいのは、あなた自身が元気かどうかを聞きたいわけではなく、お決まりのあいさつなので、真剣にあなたの状態を答える必要はありません。
友達同士なら、「ん~、ちょっと疲れている。」などネガティブな返答をする場合もありますが、ここは当たり障りのない、ポジティブな返答が望ましいです。
このあいさつは「あなたが来たことに気づいていますよ。必要だったら声掛けてね。」という意味と、あとは防犯の意味があります。
日本では「いらっしゃいませ」に返事をする習慣がないので、無視をしてしまう日本人も多いのですが、相手の問いかけを無視するのは失礼にあたる上に、防犯上疑われてしまう可能性があるので必ず返事をしましょう。
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感謝の英語で「いらっしゃいませ」を表現
「来てくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えることで、「いらっしゃいませ」を表現することも多々あります。
下記が一例です。
- 英語:Thank you for stopping in!
- 日本語:ご来店ありがとうございます。
レストランの場合は、Hi!/ Hello!/ Good morning!/ Good afternoon!/ Good evening!などの簡単な挨拶で「いらっしゃいませ」を表現する場合が多いです。これらを時間やシチュエーションによって 使い分けてあいさつをして、そのまま人数を聞かれて案内されるのが一般的です。
お店以外の「いらっしゃいませ」の英語
「いらしゃいませ」はお店以外で、パーティーや、家に来た時にも歓迎の意味で使うことがありますよね。
その場合に使えるフレーズはこれ!です。
- 「Thank you for coming.」:来てくださりありがとうございます。
- 「It’s great to see you.」:お会いできて嬉しいです。
お店以外「いらっしゃいませ」は、来てくれたことへの感謝や、嬉しい気持ちを率直に伝えることが多いです。
「いらっしゃいませ」のあとに続く英語フレーズ
洋服屋、靴屋など物を売るお店の場合、「いらっしゃいませ」のあとに、日本語の「なにかお探しですか?」にあたるフレーズで声掛けすることもあります。
よく使われる表現はこのようなフレーズです。
- 「May I help you?」:なにかお手伝いできますか?
- 「Let me know if you need any help.」:お手伝いが必要ならお声掛けください。
- 「Are you looking for something?」:何かお探しですか?
- 「Please feel free to look around.」:ご自由に見てください。
疑問文で聞かれた場合、返事をする必要があります。
探している物や聞きたいことがあればそれを伝えます。もし、ひとりでゆっくり見たい場合は、こう伝えます。
- 英語:Thank you but I’m just browsing.
- 日本語:ありがとう、でも見ているだけです。
※browsing(ブラウジング)をLooking around(または、lookingのみ)としても同様です。
「いらっしゃいませ」と一緒に覚えたい!その他の英語フレーズ
「いらっしゃいませ」だけではなく、お店などで使われている基本的なフレーズも併せて確認しておきましょう。
接客業で外国人に触れる方はもちろんですが、海外旅行でお客としてお店に入る時などに覚えておくととても便利ですよ。
「いらっしゃいませ」と同じように使われる一般的な英語
下記は、店員とのやり取りで押さえて押さえておきたい表現です。
- 「Thank you for waiting.」:お待たせいたしました。
- 「Could you fill out this form?」:この書類を書いていただけますか?
- 「We are open from 10:00am to 5:00pm.」:営業時間は午前10時から午後5時までです。
- 「Cash or credit card?」:お支払いは現金ですか?カードですか? ※「You pay by cash or credit card?」も同様です。
- 「Here is your change.」:お釣りです。
- 「Thank you. You have a good day.」:ありがとうございます。良い1日を。※日本では、お客様が帰る時に「またのご来店をお待ちしています。」と言いますが、英語ではこのフレーズが一般的です。夕方以降は、dayのかわりにeveningが一般的です。
レストランで「いらっしゃいませ」と同じように使われる英語
海外旅行では欠かせないのがレストランでの英語表現です。
- 「How many?」何名様ですか?
- 「I’m sorry but we are full right now.」申し訳ございませんが、現在満席です。予約で満席の時は、「fullly booked.」などの英語を使います。
- 「Smoking or non-smoking?」:お煙草は吸われますか?
- 「Follow me.」こちらのお席です ※直訳では「ついてきてください」という意味です。「Follow this way.」も同様です。
洋服屋や靴屋で「いらっしゃいませ」と同じように使われる英語
海外旅行で買い物の際に良く聞く英語フレーズです。
- 「Would you like to try that on?」:ご試着されますか?
- 「I’m sorry, this is all we have.」:すみません。現品限りです。
まとめクイズ:「いらっしゃいませ」の英語は場面によって違う!
日本語の「いらっしゃいませ」と、同じ意味の英語はありませんが、英語圏でも入店時の声掛けがあります。「How are you?」や「Hello.」などの簡単な挨拶が一般的です。
日本で接客をしていて、英語圏のお客様が来たら、「いらっしゃいませ」とあわせて、これらのあいさつで声掛けしてみましょう。
ショップであれば、そのあとに「May I help you?」と添えられたらベストです。
その他の接客フレーズは、お店のタイプごとに基本のものが決まっているので、接客英語について詳しく学びたい人は『「英語で接客|海外の旅先でも役立つ!11の場面別フレーズ集」』の記事もチェックしてみましょう!
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- 一般的な「いらっしゃいませ」の英語は?
- 「いらっしゃいませ」の後に続く「free」を使った英語フレーズは?
- 「Are you looking for something?」と聞かれて、「ただ見ているだけ」と答える時の英語フレーズは?
- レストランなどの店員が言う「こちらのお席です(こちらへどうぞ)」の英語フレーズは?
- 「ご来店ありがとうございます。」の英語フレーズは?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「いらっしゃいませ」に関する英語でも、多少はてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- 「Hello. How are you?」、「Hello」、「How are you?」
- Please feel free to look around.(ご自由に見てください)」
- Thank you but I’m just browsing. ※「looking(around)」でも同様です。
- 「Follow me.」、「Follow this way.」
- 「Thank you for stopping in!」、「Thank you for coming.」など。
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