
2月のイベントである「バレンタイン」について知りたいですか?
バレンタインは日本でもおなじみの行事の1つですが、もちろん海外でもバレンタインがあります。
日本と海外との違いや、恥をかかないための基礎的な英語の表現もあります。
目次:
0.「バレンタイン」の始まりは?
1.「バレンタイン」に使う英語表現
1-1.「バレンタイン」の日に英語で挨拶
1-2.「バレンタインカード」の英語メッセージ
2.英語以外も学ぼう!海外の「バレンタイン」と日本との相違
2-1.「バレンタイン」では、どんなプレゼントをするの?
2-2.義理チョコは欧米でもあるの?
0.「バレンタイン」の始まりは?

英語でバレンタインは「St. Valentine’s day」(セント・ヴァレンタインズ・デイ)です。
「St.」は聖人を表わし、聖人バレンタインの日という意味で「Valentine」に “s”が付いています。
バレンタインはローマに実在したといわれている人物の名前です。
3世紀のローマでは妻や子供など家族がいると、兵士が戦争に行きたがらなくなり士気が下がるとして若者の結婚が禁止されていました。
しかし、キリスト教の司祭をしていたバレンタインが、結婚できない若者たちをかわいそうに思い、隠れて結婚させていたそうです。それが、当時のローマ皇帝の耳に入ってしまい捕えられ処刑されてしまいました。その処刑されてしまった日が「2月14日」でした。
また、この話とは別にローマで行われていたルペルカーリアという豊穣を祈る祭りが毎年2月15日に行われていました。この祭りではその前夜である2月14日に若い未婚の女性の名前を書いた紙を箱に入れて、翌日の祭り当日に男性がその紙を引き、書かれている名前の女性と付き合うという習慣がありました。
この風習が風紀を乱すと考えた当時の教皇が、女性の名前ではなく聖人の名前を箱に入れて、引いた聖人の生き方をお手本にその1年を過ごすことをすすめ、聖人を奉る行事になりました。
その時に、2月14日に殉教して後にキリスト教の聖人となっていたバレンタインを守護聖人としてバレンタインデーになりました。
しかし、現在ではバレンタインが実在していたかどうか証明できないために、キリスト教の正式な聖人からは除外されてしまっています。そのため、バレンタインデーは宗教的な意味合いは薄く、お楽しみのイベントの要素が強くなっています。
1.「バレンタイン」に使う英語表現
「バレンタイン」の日の英語表現や「バレンタイン」に関連した表現があります。
1-1.「バレンタイン」の日に英語で挨拶
バレンタインの挨拶は 「Happy Valentine’s day!(ハッピーなバレンタインを!)」が一般的です。
もし、相手に言われたら返事は、「Thank you, you too.」や「Happy Valentine’s day, to you too!」 などでOKです。
前日に友人たちと別れたりする際に使うこともあります。
1-2.「バレンタインカード」の英語メッセージ
バレンタインに贈るカードに書くメッセージをご紹介します。
1-2-1.「Valentine」の単語を使った表現
バレンタインの由来をご紹介しましたが、「Valentine」は元々人の名前で、今はバレンタインデーのことを指します。
それとは別にもうひとつ意味があります。
メッセージカードや告白などで使うフレーズにでてくるのですが、その場合「Valentine」は恋人や特別な人、大切な人という意味です。
この意味の「Valentine」を使ったバレンタインならではのフレーズをご紹介します。
- Be My Valentine./恋人になって。
- Will you be my Valentine?、または、Would you be my Valentine?/恋人になってくれる?
元々の意味は「恋人になってくれる?」で、その意味で使われることが多いですが、最近は友達同士のあいさつとして軽い気持ちで使うこともあります。好意を持っているけれど、それほど深い意味はない場合もあります。
また、下記もあります。
- You’re my Valentine./あなたは私の特別な存在。
- My dear Valentine./私の大切な人。
上記2つの表現は「Valentine」は恋人というよりも、特別な存在、大切な人という意味で使われています。
しかし、次の2つは一般的な挨拶でも使われます。
- Wishing you Happy Valentine’s Day./良いバレンタインになりますように!
- Happy Valentine’s Day with lots of love./ハッピーバレンタイン!たくさんの愛を込めて
1-2-2.「Valentine」以外の単語を使った表現
メッセージカードには一般的な愛の告白や、パートナーに贈る愛のメッセージなどを書いてもOKです。
恋人やパートナーに贈るメッセージ
ここで紹介する表現以外にも、多くの表現があります。
「バレンタイン」の時だけではなく、色々な場面でつかえるので、『英語で「愛の言葉」を表現しよう!すぐに使える50フレーズ』の記事も参考にしてみて下さい。
- I love you./愛しています。
- I’ll be with you forever./ずっとあなたのそばにいるよ。
- Life is not worth living without you./あなたなしの人生なんて生きる価値がない。
- My heart is always with you./私のハートはいつもあなたと一緒です。
- I send my special love to you./あなたに特別な愛を送ります。
- You have been the only one for me./あなたはずっと私にとって唯一の人(一番大切な人)です。
- Even distance can’t keep us apart./どんなに離れていても、私たちの心は結ばれています。
- With Hugs and Kisses./たくさんのハグとキスを(あなたに)!
- To the one I love, ○○○./たったひとりの愛する人へ、○○○ ※○○○には相手の名前を入れます。
- XOXO/キス・ハグ・キス・ハグ ※略語です。メッセージカードの最後に添えます。
「XOXO」のような略語については、『英語の略語一覧|メールやSNSで今すぐ使える厳選73個』の記事を参考にして下さい。
友達に贈るメッセージ
- Thank you for being my friend./親友でいてくれてありがとう!
- You are my best friend!/あなたは私の親友だよ!
- Someday, our princes will come./いつか僕たちにもお姫様がくるよ! ※自分も友達も彼女がいない時に、「いつか、いい人が現れるよ!」という意味で使います。
- You’re my best friend and my best Valentine!/あなたは私の親友、そして大切な人だよ!
- May you feel a wealth of love this Valentine’s Day./このバレンタインの日に、豊かな愛を感じられますように!
愛の告白
- I always love you./ずっと、あなたを愛しています。
- I can’t live without you./あなたなしでは生きられない!
- You are the only one for me./あなたは私にとってたったひとりの(大切な)人。
- I’ll love you forever./あなたをずっと愛します。
- You mean the world to me./あなたは私にとってすべて。 ※直訳は「あなたは私にとってこの世界(の全て)を意味します。」です。自分にとっては、あなたしか世界にいないくらい、全てで、とても大切な人だと言う意味です。
その他にも、様々な告白表現をカードに書いてもOKです。告白の表現については、『英語で告白する|色々な場面で使い分ける厳選フレーズ集』の記事でたくさん紹介していますので参考にしてみてください。
2.英語以外も学ぼう!海外の「バレンタイン」と日本との相違
日本ではバレンタインは女性から男性に告白したりチョコレート贈ったりするイベントで、3月14日のホワイトデーに男性から女性へお返しをしますが、実はホワイトデーは日本が発祥でアジアの一部と日本だけの習慣です。
欧米のバレンタインは男性からも女性からも贈りものをしてOKなイベントです。
アメリカではレディーファストの文化があるので、どちらかというと男性から女性へプレゼントするパターンが多いです。
もちろん、バレンタインは愛の告白をする日でもあります。
2-1.「バレンタイン」では、どんなプレゼントをするの?
プレゼントをする物は、日本はチョコレートが一般的ですよね。これは、イギリスのチョコレート会社がギフト用チョコレートを販売したのがきっかけで世界中にバレンタインにチョコレートをプレゼントするという文化が広まりました。
アメリカでも男女ともにチョコレートをプレゼントする人も多いです。
その他には、男性がバラの花束、ジュエリーのアクセサリーやメッセージカードなどで、女性はメッセージカードとチョコレートやそれほど高価ではないプレゼントをするのが一般的です。
また、バレンタインの日は恋人同士や好きな人とオシャレなレストランでディナーを食べる人も多くいます。この日はレストランも、テーブルにバラやキャンドルを置いたりデコレーションをしたりしています。
2-2.義理チョコは欧米でもあるの?
子供や学生は学校のクラスメイトにメッセージカードを交換したり、小さなチョコレートを配ったりします。
バレンタインの日は職場でも小さなチョコレートをみんなに配る人も多いです。
まとめ:「バレンタイン」の文化や英語を楽しもう!
欧米やアメリカ人のお友達がいたり、海外でバレンタインを過ごす機会があったら、是非カードを送ったり、プレゼントを送ったりして楽しんでみてください。
愛する二人のイベントでもありますが、とにかく、外国人はイベントに乗っかって遊ぶのが得意なんです。お友達にカードを送ったり、小さいチョコをみんなに配って歩いたりして楽しむ人も多いです。
遠くにいる人へも、オンラインで素敵なメッセージカードがたくさんあるので、探してみてください。アメリカはカードをたくさん送る文化なので、かわいいものから、ユーモアたっぷりなものまでたくさんそろっています。それを見ているだけでも面白いですよ。
また、日本でも英語を学んでいるお友達がいたら、英語でメッセージカードを送ると喜んでもらえるでしょう。
是非、英語でバレンタインを楽しんでみてください。
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