日本語でも「成功」は、日常の様々な場面で使う表現ですよね。
ビジネスだけでなく、学校、友達同士の会話などでも出てきます。
「成功の秘訣」、「失敗は成功のもと」や「大成功」など「成功」に関する英語表現を正しくできますか?
目次
「成功」は英語でなんて言う?(名詞・動詞・形容詞)
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「成功」を名詞、動詞や形容詞を見てみましょう。
「成功」の英語:名詞編
名詞の「成功」は英語で「success」です。
成功の英語|「success」の読み方(カタカナ)・発音
「success」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
※発音のアクセントは後ろにあるので注意が必要です。
「出世」「成功者」という意味もある
また、「success」には「出世」や「成功者」という意味もあります。
「成功」や「出世」の意味で使う場合は、数えられない名詞(不可算名詞)で、「成功者」の意味で使う場合は数えられる名詞(加算名詞)です。可算名詞、不可算名詞の詳しい説明は、『英語の名詞|可算名詞と不可算名詞の2つを押さえるだけ!』の記事を参考にしてみて下さい。
「成功」の英語:動詞編
動詞の「成功する」は「succeed」です。
「成功する」の英語|「succeed」の読み方(カタカナ)・発音
「succeed」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
「成功する」の英語|前置詞の使い方
「~に成功する」は前置詞の「at」か「in」を使って「succeed at ~」、または「succeed in ~」です。
「at」は、仕事、プロジェクト、学校の勉強など、比較的狭い分野の「成功」に使います。
- 例文1.He succeeded at his job./彼は仕事で成功した。
- 例文2.My son succeeded at school./私の息子は学校でいい成績を残しました
「in」を使った場合、ビジネスや恋愛、社会的成功、人生の成功など比較的広い分野の「成功」に使います。また、「in」の場合は、後ろに動名詞(動詞+ing)を置くこともできます。
- 例文1.He can succeed in any business field./彼はどのビジネス分野でも成功するよ。
- 例文2.I try to succeed in life./人生で成功するように頑張ります。
また、「succeed to ~」は「~の後を継ぐ」や「~を継承する」という意味になります。「成功」とは違いますので要注意です。後述で「成功」とは違う派生語もご紹介します。
「成功」の英語:形容詞編
形容詞の「成功の(した)」は「successful」です。
「successful」の読み方(カタカナ)・発音
「successful」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
「成功した」「うまくいった」「上出来な」などの意味があります。
他の「成功(success)」から派生している関連英語
「success」に関連する単語は、基本単語で紹介した「succeed」や「successful」以外にもあります。
関連単語は、一緒に覚えると記憶に残りやすいのでここで確認しておきましょう。
- succession(サクセッション)/意味:【名詞】「連続」「継続」「継承」「相続」/前置詞「in」を使って「~ in succession」とすると、「連続して」という意味になります。例)for three days in succession(3日間連続で)
- successor(サクセッサー)/意味:【名詞】「後任」「後継者」「継承者」「相続者」/「~の後継者」とする場合の前置詞は「of」ではなく、「to」を使います。
- succeeding(サクシーディング)/意味:【形容詞】「続いて起こる」「続く」
- successive(サクセッシヴ)/意味:【名詞】「後継者」「継承者」「相続人」
「成功を祈ります!」は英語でなんて言う?
「成功を祈ります」と応援するフレーズは色々あります。
日本人よりも、欧米の人々は「成功を祈ります。」というフレーズをよく使います。ビジネスパートナーだけでなく、友達、家族など様々な人に気軽に、応援の気持ちを込めて使ってみましょう。
一番よく使うのは「good luck」
一番よく使うのは「good luck」を使った表現です。
「I wish you good luck.」
この表現は、少し丁寧な言い方ですが、友達同士や、もっと気軽に言う場面は「Good luck!」だけでOKです。多くの人が知っている表現だと思いますが、英語では本当によく使う表現です。
「success」を使って、伝えることもできます。
「I wish you success.」や「I pray for your success.」があります。「pray for ~」は、「~の為に祈る」です。キリスト教文化が根強い欧米では、この表現もよく使います。
英語独特のこんな表現もあります。
「I’m crossing my fingers for you!」
「cross one’s fingers」を直訳すると「(人)の指をクロスする」です。
この、「指のクロス」とは指で十字架を作って、「うまくいくように願う」「成功を祈る」ために使うジェスチャーです。人差し指の上に中指を置いて、クロスした状態にします。
良く使う!「成功」の関連英語フレーズ
「成功」に関する様々な英語表現を見てみましょう。
- 「失敗は成功のもと」:Failure teaches success. ※「failure(フェイリアー)」は「失敗」という英語です。動詞は「fail(フェイル)」です。
- 「成功率」:chance of success ※「possibility of success」でもOKです。
- 「成功の秘訣」:the secret of success ※「the secret of」以外にも、「the key to」や「the formula for」、「the recipe for」などを使ってもOKです。
- 「大成功」:a great success ※「great(グレイト)」以外にも、「huge(ヒュージ)」や「massive(マッシヴ)」など「大きい」という意味の表現を使ってもOKです。
- 「成功事例」:a success case
- 「成功が約束された」:rosy(ロージー) ※形容詞です。「バラ」の「rose(ローズ)」からきています。
- 「成功の手段」:a ladder to success ※「ladder(ラダー)」は「はしご」と意味です。「成功へ登る階段」のイメージですね。
- 「成功への道」:the door to success
- 「成功への近道」:the highroad to success ※「highroad(ハイロード)」は「王道」という意味の英語です。
- 「名声」:fame(フェイム) ※「有名な」は「famous(フェイマス)」ですね。
まとめ:すぐに使える「成功」の英語を完全マスター!
「成功」は会話でよく出てくる話題で、ここでご紹介した多くの表現が日常でよく使えるものです。
「成功の秘訣」「大成功」「成功率」などは、日本語でもよく出てきますよね。表現自体は簡単なものが多いので、覚えておくと便利です。
また、「成功」の反対の「失敗」についての表現もこの機会に確認しておきましょう!「失敗」の表現は、『「失敗」の英語|2つある英単語と会話でも使えるフレーズ集』で詳しく解説しています。
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