「お菓子」を英語で表現するのは何が適切なのでしょうか?
- EMS(国際郵便・国際小包)などで海外に住む友達に日本の「お菓子」を送る場合の品名の英語表記
- 普通の英会話での「お菓子」の英単語
など、シチュエーションやイギリス英語やアメリカ英語などで表現が多少異なります。
詳しくは後ほど説明しますが、大きく6つに分類されます。
- 「snack」:ポテトチップスなど、気軽に食べれるお菓子
- 「sweets」:甘いケーキやドーナツなど ※クッキーなどの焼き菓子は「baked sweets」
- 「candy」:飴やチョコレートなど
- 「confectionery」:お菓子を総称したフォーマルな言い方
- 「treat」:ご褒美などでもらう特別なお菓子
- 「junk food」:ファーストフードにも使われる表現
※「snack(スナック)」や「cake(ケーキ)」を使ったスラングも紹介します。
それと「和菓子」や「3時のおやつ」、「駄菓子」など英語で何と言えばいいのでしょうか?
和菓子で特に有名な、「せんべい」、「羊羹(ようかん)」、「饅頭(まんじゅう)」などは、どのように英語で説明すればいいのでしょうか?
また、海外から輸入されたお菓子の袋などの裏には、栄養成分の表記もありますが、カロリーや塩分がどれくらいか?悩むことも少なくはありません。
目次
使い分ける!お菓子の英語一覧と違い
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EMSなどの商品名の表記は、そこまで厳密に区別しなくていいので、これから紹介するお菓子の英語をそのまま使えます。
しかし、会話では単語1つでそのイメージが異なるので注意が必要です。
お菓子の英語|snack
「snack(スナック)」は日本語でもある表現で、これを最初にお菓子の英語として思い浮かべるのではないでしょうか?
「snack」は小腹が空いた時に食べる軽食というのが本来の意味です。朝食や夜食で軽いものを食べる時もこの表現となります。
プロテイン・バーなども「snack」になりますね。
また、ポテトチップスなど「サクサクしたお菓子」のようなお菓子も「snack」と呼びます。
因みに、ポテトチップスをアメリカ英語では「chips」、イギリス英語では「crisp」と言うのが一般的です。
「snack」を使ったスラング
見た目がいい、魅力的と言う場合に使うのが「snack」です。
- 英文:He is a snack.
- 和訳:彼はかっこいい(見た目がいい)。
かっこいいには、他にもいろんなスラングあるので、『かっこいい英語フレーズや単語!8つの場面で使える一言表現』の記事も参考にしてみて下さい。
お菓子の英語|sweets
日本語にもある「スイーツ」で、複数形にして表現するのが一般的です。
砂糖を使ったお菓子、ショートケーキなどのケーキ全般(cake)、ドーナツ(donut)なども「sweets」の種類になります。
イギリスで甘いものを表現する時に使われる表現でもあります。
また、クッキー(cookie)などの焼き菓子は、「baked sweets」と表現します。
「bake(ベイク)」は「焼く」という動詞です。
因みに、サブレは、フランス語から来ている表現で、「cookie」とした方が伝わりやすいでしょう。
「cake」を使ったスラング
ネイティブがよく使うケーキ(cake)を使ったスラングは次の通りです。
- 英文:It’s a piece of cake.
- 和訳:めちゃくちゃ簡単!(朝飯前です!)
直訳では、「一切れのケーキ」となるのですが、「It’s very easy.」と同じ意味になります。
お菓子の英語|candy
アメリカでは、甘いものを指す場合はこの「candy」を使う人が多いです。
因みに、チョコレート(chocolate)も「candy」と言います。
キャラメルやチョコレートなど、を棒状にしている菓子を「candy bar」と言います。決して飴ではないんですね。
もちろん、「飴」時代を指す時も使うのが「candy」ですが、下記の2つの言い方にも分けることができます。
- hard candy(硬い飴):通常の硬い飴を指す時に使います。
- soft candy(柔らかい飴):ハイチューなどがこれに相当します。 因みに、「グミ」は「gummy candy(ガミー・キャンディー)」と言います。
また、オーストラリアでは「lolly(ロリー)」を表現することが多いです。
キャンディー(飴)5個と5種類の英語は違う?
下記が表現の違いとなります。
- I have 5 pieces of candy.(キャンディーを5個持っています) ※「candy」は基本不可算名詞で、このような表現になります。1個は「a piece of candy」です。
- I have 5 candies.(5種類のキャンディーを持っています) ※種類の場合のみ複数形の「candies」を使えます。スペルに注意して下さい。
お菓子の英語|confectionery
お菓子の全般の総称を表現する時に使うのが、「confectionery(コンフェクショネリー)」です。
フォーマルな言い方になります。その反対(カジュアル)が「snack」などとなります。
ビジネスでの贈り物などにはこの表現がいいかもしれません。
また、お菓子の種類などを数える時は、「confection(コンフェクション)」という単語を使います。どちらでも構いません。
因みに、「confection」はラテン語での「ご馳走」からきた単語です。
関連して、駄菓子屋やお菓子屋は「confectionary(コンフェクショナリー)」となり、スペルが少し異なるので注意して下さい。
お菓子の英語|treat
ご褒美などでもらったりする特別なお菓子が「treat(トリート)」です。
ハロウィーンのお菓子をもらう時に、「Trick or Treat」という掛け声がありますね。
また、子供がテストでいい点数を取った後など、「Here is your treat.(お菓子をどうぞ)」としてお菓子を渡す場面も想像できますね。
お菓子の英語|junk food
また、お菓子を「junk food(ジャンク・フード)」とも言う場合もありますが、「treat」同様に、EMSなどにはそのように記載しません。
また、「カロリーが高いけど栄養価の低いもの」の総称として、ファーストフードなども「junk food」と表現する場合も多いです。
ちなみに「juck」は、「ガラクタ」や「くず」という意味で良く使われます。
和菓子や駄菓子を英語で説明してみる!
さて、外国人と会話をする時は日本の食の文化を説明する時もありますね。
和菓子や駄菓子も日本独特の文化です。それぞれの英語について押させておきましょう!
和菓子の英語と種類の説明
日本独自の伝統のお菓子、つまり「和菓子」は次の英語で表現することが多いです。
- Japanese confectionery ※フォーマルな言い方です。
- Japanese sweets ※カジュアルな言い方です。
しかし、この2つの表現を知っていても、和菓子の種類をどう説明するのでしょうか?
代表的な、「せんべい」、「饅頭(まんじゅう)」、「羊羹(ようかん)」を見ていましょう。
また、抹茶を使ったお菓子(団子など)の表現も押させておきましょう!
お菓子「せんべい」を英語で説明
せんべいは、英語でも「rice cracker」(ライス・クラッカー)と言えばあるある程度外国人に通じます。
「cracker」自体は、主に小麦粉を主原料とした堅焼きビスケットを指しのが多いのですが、せんべいはその主原料が「お米(rice)」としています。
つまり、せんべいは、「お米が原料のビスケット(クラッカー)」という意味になります。
私が個人的に大好きな「柿の種」も「rice cracker」でOKです。
お菓子|饅頭(まんじゅう)を英語で説明
饅頭を説明するのに必要な単語が次の2つです。
- bun(バン/丸いパン) ※少し甘めなので「sweet bun」としてもOKです。
- red bean paste(あんこ) ※「red bean(レッド・ビーン))」は「あずき(小豆)」で、「paste(ペイスト)」は「ねり状のもの」という単語でs。
よって、饅頭を英語で表現すると、「sweet bun filled with red bean paste」(あずきのねり状のもので満たされた甘くて丸いパン)という意味になります。
「fill with(~で満たされている)」や「stuff with(~を詰め込んだ)」という単語も押さえておきましょう。
お菓子|羊羹(ようかん)を英語で説明
さて、羊羹はどう説明するのでしょうか?
羊羹を説明するにも必要な単語がいくつかあります。新たに重要なのは次の2つです。
- jelly(ゼリー)
- agar(アガー/寒天)
寒天もあずき(小豆)で出来ているので、先ほどの「red bean paste」も必要です。
よって、羊羹を英語で説明すると「jelly made of red bean paste and agar」となります。
お菓子|抹茶の和菓子(団子など)を英語で説明
日本の緑茶関連のお菓子も多く販売されており、これも日本独特のお菓子です。
抹茶のお菓子をダイレクトに訳すと、「green tea flavored Japanese sweets」(抹茶・緑茶がの味がする和菓子)となります。
「flavor(フレイヴァー)」は「味・味がする」という単語です。
また、そのそも団子は「dumpling(ダンプリン)」で、日本の団子を説明するのは「Japanese sweet dumpling」がいいでしょう。
抹茶味の団子であれば、「green tea flavored Japanese sweet dumpling」(抹茶の味がする日本の団子)となります。
「駄菓子」を英語で説明
日本独特の表現でもある「駄菓子」ですが、小さくて安い、日本のお菓子という表現ができればOKです。
下記がその一例です。
- Japanese cheap snack(日本の安い菓子)
- Japanese small sweets(日本の小さい菓子)
など。
因みに、上述していますが、駄菓子屋は「confectionary(コンフェクショナリー)」となります。
「お菓子」関連した英語表現とフレーズ一覧
これまでご紹介した以外の、お菓子に関連した英語に触れておくことで英会話の幅も広がります。
下記の一覧をご参考下さい。
- おやつ(間食):snack 午後のおやつは「afternoon snack」や「afternoon tea」と言います。3時のおやつもこの表現でOKです。
- デザート:dessert(ディザート) ※アクセントに位置はザの部分になります。『デザートの英語|間違えられない発音とスペルや3つの表現』の記事も参考にしましょう。
- 乾燥剤:desiccant(デシカント)
- (お菓子の)おまけ:extra ※「This snack comes with an extra ~(gift/sweetsなど)」と表現してもOKです。
- お土産:present/gift ※presentとgift、souvenirの違いなど『「お土産」の英語|3つの表現と渡す時やお礼などのフレーズ』でご確認ください。
- 小分け(個包装)のお菓子:wrapped in small packages ※「individually wrapped sweets」などの表現でも構いません。
- お菓子の詰め合わせ:assorted sweets
- 手作りのお菓子:homemade sweets ※「handmade(ハンドメイド)」ではなく、自家製というニュアンスの単語である「homemade(ホームメイド)」を使います。
- お菓子屋:candy shop ※「sweet shop」も同様です。駄菓子屋は「penny candy shop(store)」となります。
- (お菓子を)食べる:have sweets ※「eat」より「have」がベターです。
- (お菓子を)配る:give sweets to ~(人など)
- (お菓子を)交換する:exchange sweets
- (お菓子を)包装する:wrap sweets
- (お菓子を)作る/お菓子作り:make sweets
- (お菓子を)ご自由にどうぞ:Feel free to take any sweets you like.
※上記で「sweets」を多く使いましたが、「snack(snacks)」や「candy(candies)」などに代えても問題ありません。
「お菓子」にある栄養成分の英語の読み方
「お菓子」だけには限らず、売られている食べもには基本「栄養成分」というものがあります。
現在では、輸入されたお菓子や食べ物を口にすること、また海外旅行でのお土産品などとしてその栄養成分を目にすることも珍しくはなくなっています。
「栄養成分」は英語で「Nutrition Facts(ニューチュリション・ファクツ)」と言います。
下記が主要な表記の見方となります。
- Calories/キロカロリー
- Total Fat/総脂質
- Cholesterol/コレストロール
- Sodium/ナトリウム ※食塩
- Potassium/カリウム
- Total Carbohydrate/炭水化物
- Protein/たんぱく質
「Servings per container」の注意点
「Servings per container 2」など、数字が付いている栄養成分表記が多いのですが、この数字は「~つ」に分けて食べましょうという意味となります。よって、その際に書かれている各成分量は1つの場合となり、実際の総量は「表示されている量×2」となります。
よって、「Servings per container」の後ろに付いている数字を必ず確認しましょう。
まとめ:英語での「お菓子」を気軽に使ってみる
お菓子は子供から大人まで目にしたり口にするケースも日常生活で多々あります。
また、海外旅行などで現地のお菓子を試してみるのも楽しみの一つにしてみて下さい。店員に英語で「お菓子」に関しての質問をしてみるのも面白いですよ。
色々な発見と驚きがあるはずです。
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