「デザート」の英語はそのまま海外で使えるのでしょうか?
海外旅行先のレストランでの食事の時、外国人との食事の会話の中、など色々な場面で「デザート」の表現は必要になってきます。
しかし、その正しい英語の発音とスペルを知っていますか?
この「デザート」の英語で恥をかいたり、相手に「???」と思われた日本人の方は少なくありません。
それは何故なのか?
詳しくは後ほど詳しく説明しますが、しっかり発音、またスペルを書かないと意味が全く異なってきます。
- dessert:デザート(食後に食べるスイーツなど)
- desert:砂漠(アクセントの位置がデーザトと違います) ※動詞では「見捨てる」となりますが、これはデザートと同じ発音です
また、食後のデザートとスイーツはニュアンスが違うので使うタイミングなども注意が必要です。
目次
絶対に間違ってはいけない!?「デザート」の英語と正しい発音
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デザートは海外でも同じで、食後のフルーツやお菓子などを指します。お菓子やスイーツなどについては、『「お菓子」の英語|3つの表現と栄養成分の重要英単語の見方』の記事にて詳しく説明していますので、是非一度ご確認下さい。
海外旅行の際や外国人との英会話にも役立ちます。
通常、「デザート」を表現する英語は、「dessert」を使うネイティブが多いです。
デザートの英語|読み方(カタカナ)と発音
「dessert」の発音と発音記号は下記となります。
デザートの英語「dessert」はアクセントに注意!
なお、ここでもっとも注意しないといけないのが、アクセントの位置です。
カタカナ読みでいうと「ザ」のところに一番のストレスがあります。また、「デ」ではなく、「ディ」と発音します。スペルの部分も「ss」と2つの「s」が必要です。
デザートの英語|「dessert」の複数形は?
基本的には数えられない、不可算名詞で複数形はそのまま「dessert」です。
- There are lots of dessert in the menu.(メニューに沢山のデザートがあります)
- I’ll take the sweet for dessert.(そのスイーツをデザートとしていただきます)
など。
間違えると恥ずかしい!「デザート」の英語は「砂漠」!?
日本語のカタカナ読みのように「デザート」と発音すると、その単語は冒頭でも紹介した「desert」となり、本来の意味は「砂漠」という名詞です。スペル(「s」がひとつだけ)も多くの日本人の方が常に間違っている表現の1つがこの「デザート」の発音です。
下記のように発音記号を見ればアクセントが前にあるのが分かりますね。
「desert」の発音記号:dézɚt
食後のデザート注文したいのに、「砂漠」は注文できません・・・。ここでしっかりした発音を身に付けましょう!
しかし、ここで気を付けたいのが、「desert」が「見捨てる・孤立させる」という動詞になった時です。
deserted island(孤立した島/無人島)、など。
「desert」が動詞の時の発音記号:dɪzˈɚːt
もうお気づきですね。
デザート(dessert)と全く同じ発音になるんですね。この点は常に頭に置いておきましょう。
「デザート」に関連する使える英語フレーズ
「デザート」に関連して、英会話でも役立つ英語表現をピックアップしました。
- 「食後のデザート」:dessert ※通常はそのまま「dessert」のみでいいのですが、「pudding(イギリスで良く使われる表現)」というものもあります。日本語でいうと「プリン」です。「プリン」を指しているのではなく、「プリン」のような甘いもの全般を意味します。他に、「afters」や「sweet(スイーツ)」も同様ですが、知っているだけでOKです。
- 「別腹」:dessert stomach ※「room for dessert」でもOKです。英文としては「I have room for dessert.」となります。
- 「甘いものには目が無い」:sweet tooth ※直訳では「甘い歯」となります。英文では「I have a sweet tooth」となります。他にも「I have a weakness for sweets」などもあります。「have a weakness for~」は色々な名詞に使えますね。
デザート(dessert)とスイーツ(sweets)の違いは?
会話の中で、「食後」に「dessert」や「sweets」の話をしたら、それは食後のデザートとなり、違いはありません。
しかし、その2つは根本的に違う意味を持っています。
- dessert・・・メインの食事の後に食べるお菓子や果物など
- sweets・・・甘いお菓子全般 ※3時のおやつや小腹が空いた時に食べるもの
よって、ちょっと喫茶店に寄ってケーキでも食べよう!と言う場合は「sweets」で、食事のメインコースの最後に選ぶのは「dessert」となります。
英語のメニューを見る時にも注意しましょう!
また、デザートで食べるスイーツ(お菓子など)については、『「お菓子」の英語|6つの表現やスラング・和菓子の説明など』の記事も参考にしてみて下さい。
デザートメニューにある英語一覧と例文
以下はデザートやデザートのメニューに関する英語表現の一覧と例文です。
- Dessert (名詞):
- 汎用的な言葉で、食事の最後に食べる甘い料理を指します。
- 例: We had a delicious chocolate cake for dessert.
(デザートには美味しいチョコレートケーキがありました。)
- Sweet (名詞または形容詞):
- 「sweet」は名詞としても形容詞としても使用され、主に甘い食べ物を指します。
- 例: I love to have something sweet after dinner.(名詞)
(夕食の後に何か甘いものが欲しいです。) - 例: The cake is very sweet.(形容詞)
(そのケーキはとても甘いです。)
- Pastry (名詞):
- 主に焼かれた生地を含む甘い菓子やペイストリーを指します。
- 例: The bakery offers a variety of pastries.
(そのベーカリーではさまざまなペイストリーが提供されています。)
- Cake (名詞):
- 広く使われるデザートの一つで、主に焼かれた生地とクリームやアイシングでできています。
- 例: We celebrated with a delicious chocolate cake.
(美味しいチョコレートケーキでお祝いしました。)
- Ice Cream (名詞):
- 凍った乳製品で作られるデザート。
- 例: Let’s have some ice cream for dessert.
(デザートにアイスクリームをいくつかいただきましょう。)
- Pudding (名詞):
- プディングは、様々な種類の甘いデザートを指す言葉です。
- 例: Rice pudding is a popular dessert.
(ライスプディングは人気のあるデザートです。)
- Sundae (名詞):
- アイスクリームにシロップやトッピングをかけたデザート。
- 例: I’ll have a hot fudge sundae, please.
(ホットファッジサンデーを一つお願いします。)
- Cupcake (名詞):
- 小さなサイズのケーキで、通常は紙製のカップに入っています。
- 例: She baked a batch of delicious cupcakes.
(彼女は美味しいカップケーキの一批を焼きました。)
- Cheesecake (名詞):
- チーズを主成分とするケーキ。
- 例: New York cheesecake is famous for its rich flavor.
(ニューヨークチーズケーキはその豊かな味で有名です。)
- Gelato (名詞):
- イタリア風のアイスクリームで、通常は濃密でクリーミーなテクスチャーです。
- 例: I had a scoop of pistachio gelato.
(ピスタチオジェラートの一球をいただきました。)
まとめ:「デザート」の英語は常日頃から意識しよう!
英語には「dessert」や「desert」とのように、スペルやアクセントの位置で全く違う意味になるものも少なくありません。
これから新しい英単語を調べたりする時には、発音そのものも(RやL、SとTH、VとBなどの違い)も大事ですが、アクセントの位置までこれから注意してみてみましょう!
あなたのライバルに差を付けるちょっとした着目点です。
正しい発音を見につけることが、日本人英語から脱皮できる大きな一歩になります。この「デザート(dessert)」をきっかけにネイティブの英語に近づきましょう!
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