英語の発音の中でも「N」や「T」や「L」の発音は舌の位置、「W」は口の形、そして「A」は伸ばさずに発音するなど、知っておかないと英語が聞き取りづらくなってしまったり、英語が通じなくなってしまう音があります。
ここでは、多くの英語学習者があまり知られていない、英語の発音が一気にうまくなる意外な音「N」「A」「T」「L」の発音とそのコツについて解説します。
なお、英語発音の中でも一番基本となる「F」、「R」、「TH」、「V」の発音に関しては『英語の発音を楽しく上達できる2つの練習方法とコツ』などの記事を参考にしてください。
目次
英語の「N」の発音が最初のキーポイント!
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この「N」の発音ですが、初めて大切だと聞いた方も多いかと思いますが、学校の先生でも、英会話教室でもこの重要性に気付いている方は少ないです。
英語を教える立場の人たちでも、「?」と思うでしょう。
それは、なぜなのか?
日本語の「ん」の音じゃない「N」の英語発音
いきなり、質問ですが、下記の英語を発音して頂けますか?
「One」
こんなの簡単だ!と思われた方は、英語の「N」の発音が根本的に間違っています。
カタカナで書くと「ワン」ですね。誰でも知っている「1」という英語です。
実はこの「One」さえも、ネイティブのように正しく発音していないと思って下さい。
英語の「N」の正しい発音と舌の位置
音としては「ワン」で同じ音のように聞こえるのですが、実は舌の位置が日本語と英語で根本的に違うのです。
- 日本語の「ん」の音・・・舌がどこにも付いていない音
- 英語の「N」の音・・・舌の先が「上の前歯の付け根」についている音
この違いがネイティブのように発音するのに、何が弊害なのか?
「N」の正しい発音が英語のリズムを生み出す!
日本人が英語を話す時の特徴の一つは、「英語がなめらかじゃない」ということです。
どういうことなのか?
例えば、下記の英語ですが、カタカナのように発音していませんか?
- 例文:When I woke up, …
- カタカナ:ウェン・アイ・ウォーク・アップ、・・・
要するに、一つ一つ単語をはっきりと発音しているということですが、『英語の発音|初心者でもネイティブ並みに話せる発音矯正法』の記事でもあるように、ネイティブは英語と英語の音をつなげて「リンキング』しながら話します。
つまり、このリンキングこそが、英語独特のリズムを生み出しているのです。
そこで重要な役割を担うのが、「N」の発音ということです。
上記の例でいうと、「When I」の部分です。ネイティブは、「ウェナイ」と「音と音をつなげて発音」しています。「ウェン・アイ」と音を離して発音しません。
その時に、この英語の「N」の発音をする時の「舌の位置」が大切になってきます。
日本語の「ん」の舌の位置では、どこにも接していないので、次の音がつながりません。
しかし、英語の「N」の正しい発音で、舌の先が上の歯の付け根についていれば、「When you(ウェニュー)」や「in it(イニット)」のように、次の音とつながるのです。
実は、「N」と後ろの音がつながるのは英語では無数に存在します。たったこれだけでも英語の発音が変わってきます。
例えば、日本のコンビニ大手の「セブン・イレブン」ですが、これも英語で正しく発音すると「セブ二レブン」となります。「Seven Eleven」の「n」と「e」がリンキングしています。
このように、「One」や「Nine」、「Ten」など英語の数字を発音する時に意識するだけでも、癖がついてくるものです。是非、「N」の発音時に正しい舌の位置に注意しましょう!
英語の「A」の正しい発音は伸ばさず「エイ」?
リンゴ(Apple)の英語の正しい発音は、「アポー」ではなく、「エポー」に近いというのはよく聞く発音ですが、そんなことより、もっと大事な「A」の発音があります。
下記の英語をカタカナのように発音している日本人が多いのが現実です。
あなたもそうではありませんか?
- make → メーク(正しくは、メイク)
- baseball → ベースボール(正しくは、ベイスボール)
- paper → ペーパー(正しくは、ペイパー)
- save → セーブ(正しくは、セイブ)
これは、和製英語の弊害です。
しかし、このような「a(エイ)」を含む単語は日常生活の中でものすごく使うので、次のような単語から意識するようにしましょう!それだけで、英語口に変わってきます。
アルファベットの、「A,B,C・・・」の「A」も、「エー」と伸ばすのではなく、「エイ」と発音するのが正しいのです。
このようにしっかりと「エイ」と発音しましょう。
特に、「make」や「take」などは、日常英会話で常に使う英単語です。
- take(テイク)
- wake(ウェイク)
- bake(ベイク)
- cake(ケイク)
- fake(フェイク)
- lake(レイク)
英語の「W」の正しい発音には口の形が大事!
「What time is it now?」を「ほった芋いじるな!」で、外国人に通じるという話は聞いたことがありますね。
有名な例えですが、ではなぜそれが通じるのか?を説明されているのを聞いたことはほぼありません。
「いじる」のところは、「N」の発音でも説明しているように、「is it(イジット)」のリンキングです。音と音が重なっています。
※厳密にいうと、「芋」の「も」と「いじる」の「い」、つまり、「time is」ともリンキングしています。
それよりもっと大切なこと・・・それは「W」の発音の時の口の形です。
日本人とネイティブの「What」の発音の時の口の違いをみてみましょう。
- 日本人の「What」・・・口がほぼ動かない
- ネイティブの「What」・・・口が尖がる感じ
日本語を話す時はは、ほぼ口が動かないと言われていますが、その一方、英語は誇張するぐらい口を動かします。
その例の1つがこの、「W」の発音です。
コツは簡単です。「W」の発音時には、「う」の口の形をしっかりと作るだけ!ただこれだけです。
これだけで相手にしっかりと伝わり、聞き直されることが少なくなります。
というのも、この「W」で始まる疑問文が英語には多いためです。
- What
- Which
- Why
- Where
など。
相手に質問したのに、聞き直されて、英語の発音に自信をなくす日本人がものすごく多いのです。ここで、しっかりと克服しましょう!
しっかりと「W」の口を作るだけで、何も怖いことはありません!
「N」の発音の時に紹介した、「One」の発音も、実はこの「W」音から始まるのです。
英語の「T」と「L」はハッキリ発音しない?
最後になりますが、この英語の発音も日本人を悩ませています。
次の英語の発音をカタカナで書くとどうなりますか?
- get ・・・ ゲット
- tell ・・・ テル
- school ・・・ スクール
- meet ・・・ ミート
日本人が英語を発音する時はどうしても、カタカナのようにハッキリと発音するような悪い癖があります。
ネイティブが発音すると次のような英語の音に聞こえます。
- get ・・・ ゲッ
- tell ・・・ テー
- school ・・・ スクー
- meet ・・・ ミー
要するに、単語の最後に「T」と「L」がある場合は、ほとんどのケースでハッキリ発音しないと思って下さい。
しかし!
ここが大事です。舌の位置は必ずその発音のところにある!ということです。これだけで、「Get(ゲッ)」の音もネイティブのように聞こえるのです。
舌の先の位置ですが、「N」と同じように、「上の歯の付け根」にあるイメージです。
まとめ:正しい英語の発音は舌の位置と口の形、そして伸ばさない!
「N」や「T」や「L」の発音は舌の位置、「W」は口の形、そして「A」はエーと伸ばさず「エイ」と、それぞれのコツをご紹介しました。
英語の発音が上手い人は必ず身に付けているスキルです。
是非今日から意識して、ここでご紹介した簡単な単語の発音から実践してみましょう!正しい発音がわかれば、劇的にリスニングや英会話力が向上しますよ。
「N,A,W,T,L」などの正しい発音が学べるオンライン英会話5選
N、A、W、T、Lのような日本人が知らない英語の発音を独学で勉強するのも良いのですが、やはり、英語発音のプロから直接レッスンを受ける方が早く上達し、発音が劇的に良くなることで英語がどんどん聞けて話せるようになっていきます。
そんなレッスンでおすすめしたいのがオンライン英会話です。オンライン英会話ならマンツーマンで発音のプロから学べるコースも用意されていて、しかも格安の料金の所も多々あります。
よって、ここでは、正しい発音が学べるオンライン英会話を厳選して5つご紹介します。
- レアジョブ
- Native Camp(ネイティブキャンプ)
- クラウティ
- kimini英会話
- hanaso
まずは、無料レッスンで複数試してみましょう!
レアジョブ
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1レッスンあたりの費用は脅威の約170円〜、毎日1回以上レッスンを受けることができます。
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Native Camp(ネイティブキャンプ)
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kimini英会話は、子どもから大人まで細かにレベルが設定されたカリキュラムで学べるオンライン英会話です。
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「レベルが高くてついていけないかも」と不安に感じている方も、受講をスタートしたタイミングで、スピーキング力を確かめられるテストを受けられます。
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さらに、月額料金も1,100円(税込)〜と、業界最安値クラスです。
子どもから大人まで、品質が担保されたカリキュラムで英語を学びたい方は、kimini英会話を選んでみてはいかがでしょうか。
hanaso
hanasoは、英語の復習に特化したオンライン英会話です。
- レッスンで学び口になじませる
- 復習システムにより効率よく定着させる
- 音声教材で会話での使い方を練習する
上記3つのステップでレッスンが進むので、日常的に使っている英語を効率よく覚えられるのがhanasoのメリットです。
レッスン教材も豊富に用意されており、日常英会話をはじめとして、おもてなし英会話、特定のシーンに特化したトピックトーク、自由に英語を話すフリートークなどがあります。
【おすすめレッスン・教材】 ・発音トレーニング(関正生先生が監修) |
「一度覚えた英語を忘れてしまった」「学習の二度手間を減らしたい」と考えている方は、hanasoを選んでみてはいかがでしょうか。
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