「お待たせしました(お待たせして申し訳ございません)」、「大変お待たせしました」や友達同士でカジュアルに「お待たせ!」という場合がありますね。
電話やレストランなどの接客、またビジネスでのメールなど。
また、そのようなシチュエーションの前には、ちょっと待ってね、少々お待ちくださいなどを言う機会があるはずです。それらの言い方については、『少々お待ちくださいの英語|ビジネスメール・接客・電話での丁寧な9例文』をご確認下さい。
「お待たせしました」を英語で表現する場合、「待ってくれたことに感謝する場合」と「待たせたことに謝罪する場合」の2つの表現に分けることができます。
感謝での「お待たせしました」の英語
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感謝の言葉で「お待たせしました」を表現する英語は、レストラン、カフェなどの飲食店の接客などで基本的によく使います。
要するに、「待っていただいてありがとうございましす」ですね。
因みに、「お待たせしました」以外のその他のフレーズなどは、『接客英語のレストラン・カフェ・居酒屋編|5つの場面で使えるフレーズ集』を参考にしてみて下さい。
また、遅延などしていない場合での友達同士での会話やビジネスシーンでも同様に使います。
カジュアル
「お待たせ!」と最もカジュアルに言う場合は、次のような表現でOKです。
- Thanks for waiting.
- Thank you for waiting. ※「Thank you for the wait.」という場合もあります。
2つ目の「Thank you (very much) for waiting.」はビジネスなどフォーマルな場面でもよく使われます。
因みに、電話で相手に保留させて待たせていた時などは、「Thank you for holding.」という表現も使ってOKです。
「Thank you for ~.」は「~をしてくれてありがとうございます」の基本形となります。
フォーマル
「waiting」の他に「patience(ペイシェンス)」、つまり「我慢」という単語を使うとよりフォーマルに聞こえます。
直訳すると「我慢して頂きましてありがとうございます」となります。
下記がその例文です。
- Thank you for your patience.
- I really appreciate your patience.
2つ目の「appreciate(アプリーシエイト)」は「感謝する」という丁寧な単語です。『英語でありがとう|丁寧やフランクな言い方とスラングや略語22選』でも解説しています。
謝罪での「お待たせしました」の英語
上述の「Thank you for ~.」の形は感謝でしたが、ここでは遅延した場合、予定より遅れた場合などの謝罪で「お待たせしました」を表現します。
『「ごめんなさい」の英語|発音・カジュアルやビジネスでの11表現』の記事でもある「sorry」と「apologize(アポロジャイズ)」を使います。
カジュアル
「待たせてごめん!」という意味に近くなります。
待ち合わせ時間に遅れて相手を待たせていた時などにもそのまま使えます。
下記がよく使われる表現です。
- Sorry, I’m late. ※一番カジュアルな表現です。
- Sorry, I couldn’t make it on time. ※「make it」は間に合う、「on time」は時間通りにという熟語です。
- I’m sorry for the wait.
フォーマル
ビジネスシーンでは「お待たせして申し訳ございません(すみません)」となりますね。
計画が予定より長引いている、納期が間に合っていな時などのフォーマルな言い方は次のような表現がいいでしょう。
「I(We) really apologize for the delay.」
「delay」が「遅れ(遅延)」という表現です。また、「apologize」は「I’m sorry for ~.」より丁寧で失礼のない言い方となるので、深く謝罪する時は「apologize」を使った方がベターです。
時間は決めていないけど思ったより相手(お客さんなど)を待たせた時などは、次のような謝罪での「お待たせしました」がいいでしょう。接客業でもそのまま使えます。
- I’m sorry to keep you waiting.
- I’m sorry to have kept you waiting.
2つ目は現在完了形を使っていますが、どちらでも同じ表現だと思ってOKです。
「keep you ~ing」は「~の状態を保たせている」となり、「keep you waiting」は「お待たせしている」となります。
「大変お待たせしました」(大変長らくお待たせしました)という場合は、次の表現がいいでしょう。
- I’m so sorry to keep you waiting so long.
- I apologize for the long wait.
また、メールの返信や相手の質問に対する回答に時間がかかった場合は、次の表現がいいです。
「I’m so sorry for the late reply.」や「I apologize for the late response.」などです。「reply(返信)」、「response(回答)」は使い分けて下さい。
「お待たせしました」を英語で表現する場合は、感謝がいいのか、謝罪がいいのかは場面により異なりますので、相手に失礼にならないようにその点は十分に注意しましょう!
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