「さっきのメール」、「さっきはごめん・ありがとう」、「ついさっきまで」などで使う「さっき」
丁寧に言うと「先ほど」という表現にもなりますね。
会話では欠かせないものですが、英語ではどのように表現するのでしょうか?
目次
「さっき」の英語表現とは?
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ネイティブがよく使う「さっき」の表現をそれぞれ見ていましょう!
「just now」
日常会話でカジュアルともっともよく使われるのが「just now」です。
また、「just」のみでも同じような意味で頻繁に使われます。
「just now」が少し強調した言い方と覚えておけばOKです。
基本的に過去形、または現在完了形などで表現されることが普通です。
- さっき起きました:I just woke up. ※「woke(ウォウク)」は「wake」の過去形です。
- さっき終わった:I finished just now.
- さっき電話した:I have just called.
- さっき食べた:I just ate it. ※「ate(エイト)」は「eat」の過去形です。
また、「just(now)」は、一つの行動を表現する場合によく使いますが、「~する直前に(ちょっと前)ーした」という場合は、「just before ~」という英語を使います。
「出かける直前に電話が来た(I got a call just before I left.)」などです。
因みに反対の「ちょっと後に」は「just after ~」となります。「just before ~」と一緒に覚えておくと英会話で役立ちます。
「a while ago」
「just(now)」と比べるとフォーマルな言い方になります。
while は「少しの間」という名詞でこの場合は使います(agoとプラスして少し前)が、「~の間に」という接続詞で使うことが多い単語でもあります。
しかし、「ついさっき」と「just(now)」と同じ意味にするには、「a little while ago」と表現することが多いです。
また、「ago(~前)」を使って、「a minute ago」(直訳:1分前)でも、「a little while ago」と同じニュアンスで使えます。
「earlier」
「early(アーリー)」の比較級で、「もっと早い」という時間が今より以前にあるときに使う表現です。
さっきという場合に使えそうですが、「just now」のように、「つい先ほど」という「直近」のニュアンスは薄いです。
「You shoud have come earlier.(もっと早く来るべきだった)」など。
例えば、「I called you earlier.」という場合は、今現在相手と話していて、その前に電話をしているので、それが「さっき」なのか「2時間前」などなのかは分かりません。
あえて、「さっき」という場合に使うとすると「a little bit earlier」という表現がいいでしょう。
ビジネスでも役立つ「さっき」の表現一覧
さて、ここでは今すぐにでも使える英語フレーズをご紹介します。
「さっきはありがとうございます」
「先ほどはありがとうございます」など、ビジネスの打ち合わせ後にメールしたりするときは役立ちますね。
しかし、あまり「先ほど(さっき)」という時間帯を言わないケースがほとんどです。
つまり、「Thank you for your e-mail.(さっきのメールありがとう)」などとなります。
しかし、今朝や昨日など、ある程度時間が経っている時はその時制を使います。
- 今朝ありがとう!(Thank you for this morning.)
- 昨日の打ち合わせありがとうございます。(Thank you for the meeting yesterday.)
などです。「先ほど(さっき)」をあえて入れる必要はありません。
因みに、英語のメールでお礼を言う時の表現は、『英語メールでお礼|ビジネスでの件名・書き出し・結び30個の例文』の記事をご参考下さい。
「さっきはごめんなさい」
友達同士で喧嘩した時、ビジネスでは「先ほどは申し訳ございません」などと表現することもありますね。
これも「さっきはありがとう」と同じで、あえて「さっき(先ほど)」を直近であれば言う必要はありません。
「さっきは電話にでれなくてごめん(I’m sorry I couldn’t answer your call.)」や「さっきの勘違いはごめん(I apologize for my misunderstanding.)」などになります。
お詫びのフレーズについては、『「ごめんなさい」の英語|発音・カジュアルやビジネスでの11表現』の記事を参考にしてみて下さい。
「さっきの~」
さっきの件、さっきの授業など、特定する場合はどのような表現をするのでしょうか?
「さっきのメールですが、~」という場合は、「the ealier mail」や「the mail I sent just now(先ほど私が送ったメール)」などとすることもできますが、後者の表現が一般的によく使われます。
他の表現も見てみましょう!
- さっきの件:the matter we just discussed(直訳:さっき話し合った件)
- さっきの授業:the class we took just now(直訳:さっき受けた授業)
- さっきの話:the earlier call ※「the call I answered just now」などでもOKです。
- さっきの場所:the place we just went to(直訳:先ほど行った場所)
- さっきの資料:the documents you just presented(直訳:あなたがさっき提出した資料)
「さっきから~」
「さっきからずっと気になる」などという場合もありますね。
「さっき」という過去から今までなので、「現在完了形」で表現されることが多いです。
またあえて「さっき」という表現をする必要もありません。
- さっきから待っています:I’ve been waiting. ※「さっきからずっと待ってます」と強調する場合は、後ろに「all this time」や「for a long time」などを付けてもOKです。
- さっきから何しているの?:「What have you been doing?」 ※すこし堅苦しい表現になるので、現在形で「What are you doing?」でOKです。
- さっきから気になる:I’ve been curious. ※「I’v been thinking.(さっきから考えている)」などでもOKです。
現在完了形について詳しく知りたい場合は、『英語の現在完了形|過去形との違い・4つの用法や例文と時間軸イメージ』を確認してみて下さい。
「ついさっきまで~」
「ついさっきまで~でした」などで、イメージ的に「過去完了」になります。
「until just now」、「until a while ago」という表現を使います。
- He had been there until just know.(彼はついさっきまでそこにいました) ※しかし口語的には「He was there until just now.」でも構いません。
- I had been working until a while ago.(ついさっきまで仕事していました)
過去完了については、『英語の過去完了形|訳し方や現在完了形との違い・4つの用法や例文』で詳しく解説しています。
しかし、日本人は過去完了形のイメージが不得意なため、なかなか英語が出てこない場合があります。
その場合は、先ほどの英文の反対の動詞を使うことで解消できます。
- He just left.(彼はさっき出かけました) ※「leave(出発)」するの過去形が「left」です。
- I just finished working.(さっき仕事が終わりました)
このようにコツを覚えると簡単に英文が作成できます。是非、英会話に活かしてみましょう!
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