「注射」を英語で言えますか?
海外旅行で、病気になってしまった時に受けることになるかも知れない「注射」。英語の表現を知っておくと安心です。
後ほど詳しく説明しますが、基本は下記の2つをよく使います。
- injection:フォーマルな言い方の注射です。
- shot:ネイティブが口語でよく使う注射の英語です。
また、注射針を表現する「needle(s)」をそのまま「注射」と表現するスラングもあります。
それと、「点滴注射」やその略の「I.V.」、「ワクチン/vaccine)」や「予防接種(予防注射)/vaccination」などの言葉も知っておくと会話の中でも便利ですね。
それと、海外旅行先の病院で使える表現は【「病院」の英語|2つある表現と病気の症状や診療科の英語】で詳しくご紹介しています。
海外の病院のシステムや予約の方法など、海外旅行に行くなら知っておきたい情報が満載なので是非チェックしてみてください。
目次
「注射」の英語と発音
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冒頭でも言いましたが、「注射」には主に2つの表現とスラング表現があります。
それぞれを見ていきましょう!
「injection」
医療用語など、フォーマルな「注射」は英語で「injection」です。
「injection」の発音と発音記号は下記となります。
因みに、注入、資金などの投入という場合にも使える単語です。
「shot」
特にアメリカ英語の口語で、アメリカ英語では口語で注射全般を「shot」(ショット)とも言います。
カジュアルな言い方で、初心者でも「注射」という場合はこの「shot」を使うといいでしょう。
また、「インフルエンザの予防接種」も「flu shot」(フルー・ショット)と表現します。
「needle」
「needle」(ニードル)は「針」を意味する単語で、多くの日本人が知っているかと思います。
注射針や注射器の単語で、これも「注射」自体を表すスラングとしてよく使われます。
後ほど紹介する、子供などが「注射が嫌い!」と言う時によく聞く表現ですので、確認しておきましょう!
「注射」で便利な英語フレーズ
「注射」という単語だけではなく、英文フレーズを覚えておくと会話でも役立ちます。
代表的なフレーズを2つ見てみましょう。
「注射を打つ(受ける)」は英語で?
基本の「注射を打つ」は「inject」(インジェクト)です。
「予防注射を打った」などの場合は、日本語では「打った」といいますが自分で注射を打っているわけではありません。インスリン注射など特殊な場合を除いて、医師や看護師が注射を打ちますよね。
そのため、英語では「get」や「have」を使って「注射を受けた」や「注射を打ってもらった」という表現になります。
【例文】
- I got an injection yesterday. (私は昨日注射を打ちました。)
- He will have a flu shot tomorrow. (明日彼はインフルエンザの予防接種を打ちます。)
「医師」や「看護師」が注射を打ったという場合は、下記の例文のように「give」を使うこともできます。
【例文】
- 英語:The doctor gave him a shot. ※「gave」は「give」の過去形です。
- 日本語:医師が彼に注射を打ちました。
先ほど紹介した動詞の「inject」を使った「The doctor injected into him.」も同じ意味になりますが、ものすごく堅苦しくフォーマルな言い方になります。
「注射が嫌い(苦手)」は英語で?
「注射が嫌い」の「嫌い」は「hate」、または「do not like」です。
多くの場合、注射の「針」で刺されることが嫌いなので「injection」ではなく、先ほど紹介した「(注射の)針」を意味する「needle(ニードル)」を使います。
【例文】
- 英語:I hate needles.
- 日本語:注射が嫌いです。
この場合「needle」は、特定の1本が嫌いなわけでなく全般的に嫌いなので複数形の「needles」となります。
「hate」は、かなり強く「嫌い」な気持ちを表す表現です。「注射が苦手なんだよね…」くらいの柔らかい表現を使いたい場合は「do not like」を使ってもOKです。
「注射」の関連英語や略語も押さえよう!
「注射」に関連する表現もここで確認しましょう。英会話表現の幅が広がります。
- 「(ワクチン接種)予防接種」:vaccination(ヴァシネーション)※「inoculation(イノキュレーション)」も同様です。『「ワクチン」の英語|正しい発音や3つの単語の使い方・英語表記一覧』も確認しましょう!
- 「病気」:illness ※他にも「sickness」などの表現もあります。『「病気」の英語|3つの違いや発音・病気や症状の種類一覧や関連英語』の記事も確認してみましょう!
- 「医師」:doctor ※各専門医の英語については、『医者の英語|略や20種類の専門医一覧と医師が話せるようになる勉強法』の記事も参考にしてみて下さい。
- 「看護師」:nurse
- 「病院」:hospital ※「hospital」は比較的大きな病院です。個人経営の診療所は「clinic」です。
- 「抗生物質」:antibiotics(アンタイバイオティックス)
- 「インスリン注射」:insulin shot ※「insulin injection」でも同様
- 「絆創膏」:band aid
- 「麻酔」:anesthesia(アネステージア) ※「全身麻酔」は「general anesthesia」で、「局所麻酔」は「local anesthesia」です。
- 「感染する」:be infected ※「彼は感染している。」は「He is infected.」になります。
- 「注射器」:syringe(シリンジ) ※「注射針」は「needle」です。
- 「消毒」:sterilization(ステリリゼイション)
- 「治療」:treatment
- 「手術」:operation
また、注射の種類で略語を使うケースも多く、その代表的な表現を下記でご紹介します。
- 「皮下注射」と略:subcutaneous injection(サブキュテーニアス・インジェクション) ※略は「S.C.」です。
- 「筋肉注射」と略:intramuscular injection(イントラマスキュラー・インジェクション) ※略は「I.M.」です。
- 「静脈注射」と略:intravenous injection(イントラヴィーナス・インジェクション) ※略は「I.V.」です。
- 「点滴注射」と略:intravenous drip ※略されて「I.V.」と言われることが多いですが、上記の「静脈注射」と区別するために「I.V. drip」や「drip」と表現されることもあります。
まとめ:「注射」の英語は海外旅行の病院でも役立つ!
海外旅行へ行ったり、日常生活で使ったりするレベルであれば無理にたくさん覚える必要はありません。
特に「注射」に関する表現で紹介した表現は、医療用語で難しい言葉も多いので必要なものを選んで、その都度覚えればOKです。
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