
外国人に仕事を聞かれた時に、「主婦です」と英語で答えられますか?
また、母親や配偶者、または友達が「主婦」の場合は相手に正しく伝える必要があります。
主婦の英語は、代表的な表現の「housewife(ハウスワイフ)」や「homemaker(ホームメーカー)」以外にもあり、英会話、特にリスニングの際には知っておかないと聞き取りができません。
また、「主夫」という言い方は、英語でどう表現するのでしょうか?
目次:
1.「主婦」の基本英語
2.様々な「主婦」の英語での言い方
2-1.「主夫」の英語は?
2-2.「専業主婦」の英語は?
2-3.他にもある!「主婦」の英語は?
3.「主婦」の関連英語
1.「主婦」の基本英語
「主婦」は英語で「housewife」(ハウスワイフ)です。
「家」という意味の「house」と、「妻」という意味の「wife」をあわせた言葉で、「主に家事をする妻」、つまり「主婦」となります。
そのままの表現で覚えやすいですよね。
【例文】
- 英語:I’m a housewife.
- 日本語:私は主婦です。
「wife」の複数形は、不規則変化形で「wives」です。そのため、「housewife」の複数形も「housewives」となります。
2.様々な「主婦」の英語での言い方
実は「主婦」には沢山の英語表現がるのをご存知でしたか?
ここでは、男性が「主夫」の場合の英語もご紹介します。
2-1.「主夫」の英語は?
最近は男性が家庭にいるケースも増えていますよね。
「夫」が主に家事をする「主夫」の場合は、「wife」の部分が「夫」という意味の「husband(ハズバンド)」に変えて「househusband」となります。
「主婦・主夫」を表現するには「homemaker」がベスト?
「housewife」は女性限定で、「househusband」は男性限定の表現です。
しかし近年、欧米では男女平等を重視している国も多く職業など人の役割を示す表現は、男性や女性などどちらかの性別に限定しない言い方が好まれています。
「主婦/主夫」の場合、男女共通で使える表現が「homemaker」です。
この場合、「house」ではなく「home」を使います。
直訳では「家庭を作る人」となり、訳は「家事を主に担当する人」で、つまり「主婦/主夫」となります。
また、「housewife」という表現は、女性の多くが家事をしていて社会で活躍していなかった時代を思い起こす人も多く、古臭く少しネガティブな印象があります。
反面、「homemaker」は、家庭をつくることに積極的に楽しみながら取り組んでいる人というポジティブな印象があり、「housewife」ではなく「homemaker」をあえて使っているネイティブが多いです。
2-2.「専業主婦」の英語は?
「housewife」自体が「専業主婦」のニュアンスが強い表現です。
日本では、短時間のパートに出ている人でも「主婦」と名乗っている人は多いですが、アメリカなどでは「主婦」は、家事以外は特に何もやっていない人というイメージがあり、完全な主婦以外は「主婦です」とは言いたがりません。
短時間でもパートに出ていたり、ボランティア活動や趣味の活動をしている場合は、そのことを伝えます。
そのため、「housewife」と言えば「専業主婦」だということが伝わります。
あえて、全く外で働いていないということを強調したい場合は「fulltime(フルタイム)」を使って、「fulltime housewife」という表現もあります。
2-3.他にもある!「主婦」の英語は?
「housewife」や「homemaker」以外にも、「主婦」を表すユニークな英語表現があります。いくつか見てみましょう。
「stay-at-home mom」または「stay-at-home dad」
直訳すると「家にいるママ」、「家にいるパパ」です。
仕事はせずに家にいて家事をしているママやパパを表す表現です。
ママやパパが使われているので、小さい子供がいる家庭の主婦や主夫に主に使われる表現です。
ママの場合は「stay-at-home mom」の頭文字をとって「SAHM」という表現もあります。
また、男性で子供がいるパパの「主夫」の場合は、この「stay-at-home-dad」はとても良く使う表現です。
「home engineer」
イギリスでは「home engineer」という表現も使われています。
「engineer」は日本語の「技術者」や「設計者」という意味で、「家庭の技術者」つまり「家事の専門家」というニュアンスです。
似たような表現で「domestic engineer」という表現もあります。「domestic(ドメスティック)」は「家庭内の」という意味です。
この他にも、「family manager」や「home economist」、「home life coordinator」など専門家っぽく聞こえる表現がいくつかあります。
以前は単に家にいて何もしない人と低い扱いをされがちだった「主婦(主夫)」ですが、最近では「家庭の専門家」と表現することで、尊重しようという流れがあります。
3.「主婦」の関連英語
「主婦」の関連表現を確認しましょう。
- 「家事」:house chores, housework ※「chores(チョアーズ)」は「雑用」という英語です。
- 「子育て」:child-raising
- 「料理する」:cook ※「do cooking」でもOKです。
- 「食器を洗う」:do dishes
- 「洗濯する」:do laundry
- 「掃除機をかける」:vacuum ※部屋を掃除するなどは「clean(up)」を使います。
まとめ:「主婦」の英語は1つ以上覚えておこう!
「主婦」を辞書で調べると「housewife」と書かれているものが多いですが、日本語の「主婦」と同じように使うと相手は少し違和感を与えてしまう場合もありますの使い方に注意しましょう。
また社会的に、特に海外では、「主婦」を仕事として捉えるニュアンスが強いので、「housewife」という一つの言い方だけではなく、他の表現も身に付けておきましょう!