アメリカやヨーロッパなど海外でも定番野菜のひとつ「ピーマン」。
実は「ピーマン」は和製英語だって知っていましたか?
また、イギリスやオーストラリアなど住んでいる地域で表現が多少異なります。
それと、ピーマンの肉詰めや赤ピーマンなどの英語表現はどうなるのでしょうか? ピーマンに似ているパプリカの言い方も気になりますね。
目次
「ピーマン」の英語と発音・意味など
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「ピーマン」は英語で「green pepper」です。
ピーマンの英語|「green pepper」の読み方(カタカナ)・発音
「green pepper」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
「pepper」の「p」は口を閉じた状態から「プッ」と破裂音を出します。日本語では「ペッパー」ですが、英語ではくっつけて「ペェパァ」と発音します。
複数形は「green peppers(グリィーン ペェパァズ)」となります。
「green pepper」の意味と使い方
「pepper」は、「こしょう」や「とうがらし(唐辛子)」という意味です。
直訳すると「緑色の唐辛子」なので、知らないと「青唐辛子」と思ってしまうかもしれませんが「青唐辛子」は「green chili」もしくは「green hot pepper」です。
辛くないのに「pepper」を使うのは、ピーマンやパプリカは、赤唐辛子が改良されてできたものだからです。
「ピーマン」は「ベル型の唐辛子」という意味で「bell pepper」、または「green bell pepper」という言い方も一般的です。
イギリスやオーストラリアでの「ピーマン」の英語表現
イギリスは「green pepper」という言い方はせず、「ピーマン」も「pepper」といいます。
同じイギリス英語を使うオーストラリアやニュージーランド、インドなどでは「capsicum(キャプシカム)」と言います。
「capsicum」は甘みが強く日本のピーマンよりかなり大きいので、どちらかというとパプリカに近い野菜です。
「ピーマン」の語源は?
日本語の「ピーマン」の語源はフランス語の「piment(ピマン)」だといわれていて和製英語です。
「ピーマン」のように、片仮名の言葉でもフランスやドイツなど他のヨーロッパ圏から来ている言葉も多いので要注意です。
尚、知っておきたい和製英語は『通じない和製英語一覧|起源や正しい英語と159問クイズ!』でまとめて紹介しています。
ピーマンに似ている「パプリカ」や「しし唐」の英語
ここでは「パプリカ」や「しし唐」など「ピーマン」に近い種類の野菜の英語名称をご紹介します。
「パプリカ」は英語で?
欧米など海外では日本の「ピーマン」よりも分厚く大きいものが多く、日本の「パプリカ」に近いです。
そのため、日本で言う「パプリカ」も「bell pepper」でOKです。
色付きで表現する場合は下記となります。
- 「黄色のパプリカ」:yellow bell pepper
- 「赤のパプリカ」:red bell pepper ※「赤ピーマン」もこの言い方をします。
- 「緑のパプリカ」:green bell pepper ※緑色の一般のピーマンもこの言い方ができます。
また、「甘みがある唐辛子」という意味で「sweet pepper」という表現も使えます。
色をつけて「yellow sweet pepper」という言い方ももちろん使えます。
「paprika」でも通じますが、あまり使わない表現です。
「赤唐辛子」は英語で?
「赤唐辛子」は英語で「red pepper」です。
「chili pepper」や「hot pepper」という表現もあります。
「しし唐」は英語で?
「しし唐」は英語では「ピーマン」と同じように「green pepper」です。
日本食の紹介などで、あえて区別したい場合は「shishito green pepper」という言い方ができます。
ピーマンを使った料理の英語
ここでは「ピーマンの肉詰め」など「ピーマン」を使った料理の英語表現をご紹介します。
海外の友達が日本に来た時に英語で紹介できるとかっこいいですよね。
- 「焼きピーマン」:grilled green pepper ※「grill」網焼きや直火焼きなどで焼いた場合に使う表現です。フライパンで焼く場合は「fry」を使います。
- 「ピーマンの肉詰め」:stuffed pepper, pepper stuffed with meat
- 「野菜炒め」:vegetable stir fry
- 「青椒肉絲(チンジャオロースー)」:(green) pepper steak
- 「ピーマンの揚げ浸し」:deep-fried green pepper in soy and mirin broth ※「mirin」は日本独特な調味料なので伝わらない場合は「sweet sake」でもOKです。「broth」は「煮汁」という意味です。
尚、調理法に関する表現は『「料理」用語を英語で表現|これで十分!134個の英単語』で詳しく解説しています。こちらも是非チェックしてください。
会話で使える!ピーマンが「苦い」は英語で?
ピーマンの苦みが苦手という方もいますね。特に子供のころ苦手だった方が多いのではないでしょうか?
「ピーマンが苦い」という場合の「苦い」は「bitter」(ビター)が使えます。
「bitter」は全ての苦みで使えるわけではありませんが、ピーマンやゴーヤなどの野菜の苦みや、ビールの苦み、チョコレートの苦みなど幅広く使える表現です。
ちなみに、「ピーマンが苦手です」は「I don’t like green peppers.」です。もちろん「嫌い」の「hate」を使って「I hate green peppers.」でもOKです。
過去に嫌いだった場合は、「I didn’t like green peppers.」という表現になります。
まとめ:ピーマンの英語は会話で使えるから押さえておこう!
ピーマンは中華料理でも青椒肉絲など有名な料理があるように、世界中で使われている野菜です。
「green pepper」や「bell pepper」など基本単語だけでも覚えておくとレストランやスーパーなど日常会話で使えます。
ピーマンと同じ夏野菜で、欧米でもよく使う「なす」の英語も『「なす」の英語|2つある表現や発音とその他野菜の英語一覧』で詳しくご紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
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