スポーツの試合で負けた時、英語が上手く話せない時など、悔しい気持ちを英語を正しく表現できていますか?
「悔しい」とはどういう意味なのでしょうか?
主に2つの意味に分けることができます。
- 物事が思うようにいかずに腹立たしい気持ち(悔しい気持ち・イライラする気持ちなど)
- 後悔する(~すればよかった)
1つ目の「腹立たしい気持ち」は辞書からの直訳ではなく、ネイティブが頻繁に使うフレーズがあります。
また、悔しいや後悔の感情を表現する時に一緒に表現できるのが「残念」や「イライラする」です。
frustratingやupsetなど、多少「悔しい」とオーバーラップする表現もありますが、是非ご参考下さい。
目次
「悔しい気持ち」の基本英語フレーズ一覧
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「イライラする」などもどかしいという表現が一番適切で、「悔しい」をダイレクトに表現できます。
それぞれの表現を見ていましょう!
frustrating
悔しい気持ちを「イライラしている」という形容詞で表現できます。
または、「frustrated」で表現できます。
下記がその例文です。
- It’s so frustrating!(めちゃくちゃ悔しい!)
- How frustrating!(何て悔しいの!) ※感嘆文でも表現できます。
- I’m frustrated because I can’t speak English well.(英語が上手く話せなくて、悔しいです) ※主語を「人」にする場合は「frustrated」を使います。
など。
「~が出来なくてイライラする」という場合によく使いますね。
mad
悔しくて「自分自身に怒っている」という場合に、「mad at oneself」を使います。
「mad」が少し強い怒りを表現していますが、通常の「angry at oneself」でもOKです。
下記がその例文です。
- I’m mad at myself.(悔しくて怒っています)
- He was angry at himself.(彼は悔しくて怒っていました)
など。
また、悔しさのあまり、「I want to kill myself.」(自分自身を殺したいくらい悔しい」という表現もあります。少し乱暴ですが、怒りを最大限に伝えることができます。
disappointing
悔しくて「がっかりしている」様子を表現します。
また、主語が「人」の場合は「dissapointed」を使います。「frustrated」の場合と同じですね。
下記がその例文です。
- It’s disappointing.(あーあ、悔しい) ※落胆しているのがイメージできますね。感嘆文の「How disappointing!」でもOKです。
- I’m very disappointed after losing the game.(その試合に負けた後、とても悔しくてがっかりしています)
など。
jealous
自分にはない悔しい気持ちを「羨ましい」という形容詞で表現もできます。
下記がその例文です。
- I’m jealous of you because you are so smart.(あなたはとても頭がよくて悔しいです)
- Don’t get jealous just because I’m too handsome.(私が頭がいいからといって悔しくならないで) ※友達同士でジョークで言う場合に使えます。
など。
否定形+believe
本当に?悔しい!など、「信じられない」という場合の表現です。
形容詞の「upset」を使って、信じられなくて、気が動転しているという表現もできます。
下記がその例文です。
- I can’t believe it!(えー、本当に?悔しい!)
- I’m a bit upset with the result.(その結果に少し悔しいです)
など。
一言で「悔しい」の感情を伝える英語のスラング
あまりフォーマルなところでは使えない「悔しい」を表現するスラングがあります。
つまり、日本語で言うと、「ちきしょう!」や「クソ!」となりますね。
- Damn it! ※「God damn it!」でも同様です。しまった!という時にも使えます。一単語で「Damn!」と言うネイティブも多いです。
- Shit! ※そのまま「クソ」とう単語です。フォーマルな場面では避けましょう。
- That sucks! ※「最悪」や「クソ」という意味もあります。
「後悔(~すればよかった)」の英語
「悔しい」の2つ目の意味の「後悔する」の英語を辞書で調べると「regret」という言葉が出てきますが、実はその単語は会話であまり使われていません。
よってここでは「regret」とそれ以外の表現、名言(ことわざ)などをご紹介します。
「regret」の発音(読み方)と関連表現の例文
「regret」の発音と発音記号は下記となります。
名詞でも動詞でも使える単語となります。
また、ここでの発音のポイントは「r」となります。『RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング』の記事をご参考下さい。
それと、そのまま「悔しい(後悔している)」を形容詞の「regretful」(リグレットフル)で表現することもできます。
また、「regrettable(気の毒な、痛ましい)」という形容詞もあります。
下記がその例文です。
- I regret not studying hard.(勉強しなかったことを後悔している) ※「regret not ~ing」で「~しなかったことを後悔する」となりますが、「regret ~ing」は「~したことを後悔する」となりなす。
- She sounds regretful.(彼女は後悔しているように聞こえる)
など。
また、会話でも出てくる下記のような日本語を英訳すると次のようになります。
- 悔しい思い出:regrettable memories(bad memories) ※直訳で「痛ましい思い出」や「悪い思い出」となります。
- 悔しさをバネに頑張る:I will do better because I don’t like to regret anymore. ※あくまで一例ですが、直訳で「もう後悔したくないから、更に頑張ります」となります。このような表現ができる英文であれば問題ありません。また「悔しさを晴らす」とう場合にも同様に使えます。
- 後悔していない(悔しくない):I have no regret. ※名詞で使っています。「後悔している」という場合は「I have a regret.(または、I have regrets.」となります。
- 後悔したくない(悔しい思いはしたくない):I don’t want to regret. ※動詞で使っています。「もう後悔したくない」という場合は「I don’t want to regret anymore.」などとなります。
- 後悔の念(悔しい気持ちのフォーマル):regret ※そのまま名詞の「regret」か「remorse(リモース)」という単語も使います。「feeling of regret, remorse」でも同様です。
ネイティブが使う過去への「後悔(すればよかった)」の表現は?
「regret (not) ~ing」と同じ表現になりますが、もっと口語的に表現する場合、「should (not) have + 過去分詞」の表現を使います。
既に何について話しているのか分かっている場合は、次の表現でOKです。
- I should have.(I should’ve.)(すればよかった、悔しい)
- I should not have.(I shouldn’t have.)(しなければよかった、悔しい)
これだけで「~すればよかった・しなければよかった(悔しい)」という表現ができます。
下記は過去分詞が入った例文です。
- I should’ve done that.(それをすべきでした/それをしなかったのを後悔しています)
- I shouldn’t have told him about it.(彼にそのことを言うべきではなかった/彼にそれを話したことを後悔しています)
過去分詞については、『英語の過去分詞|4つの使い方・単語一覧の覚え方と例文など』の記事を参考にしてみて下さい。
ことわざ「後悔先に立たず」の英語は?
日本語の会話の中でもよく聞く、後悔に関連したことわざは「後悔先に立たず」ですね。
もちろん、英語でも表現するケースはあります。
いくつかの表現が当てはまるので押さえておいて、英会話力をUPしましょう!
- It is no use crying over spilt milk(直訳:こぼれたミルクのことに嘆いても仕方ない) ※ことわざとしてよく使われる表現です。
- It is too late to be sorry.(直訳:後悔するには遅すぎます)
- What’s done is done.(直訳:終わったことは終わったこと)
まとめ:悔しい気持ちや後悔するなどの英語は同時に触れておこう!
悔しい、後悔、イライラする、残念などは同じような表現が多く、同じ感情を表しているケースが多いです。
よって今回様々な表現に触れることで英語力を高めてネイティブのような英語を身に付けましょう!
また、「I should’ve」や「I shouldn’t have」という短縮形の発音もこの機会にしっかりマスターして日本語発音を克服しましょう!
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