英語を話したいけど、どしても英文法が苦手で、勉強したくないな・・・と思っていませんか?
英語を嫌いになったのは、英文法のせいで、それをやる気にはなれない。でも、必要だとも思うし、といった悩みは多くの方が抱いています。
大人になって特に苦痛に思うのが、暗記や英文法の勉強ではないでしょうか?
私が指導する生徒さんには、「英文法を全部習得しないと話せない」と勘違いされている方は少なくありません。
英語には、次のような英文法が存在します。
これを全て身に付けるには時間もかかり、いつまでたっても英語を話す段階にはいきません。
また受験勉強の繰り返しです。
下記が一般的に基本といわれている英文法一覧です。
- 可算名詞・不可算名詞
- 形容詞
- 動詞(不規則動詞)
- 受動態
- 能動態
- 助動詞
- 副詞
- 前置詞
- 接続詞
- 不定詞
- 代名詞
- 関係代名詞
- 同級・比較級・最上級
- 時制
これらの英文法は、『中学英語の英文法14選!TOEICや英会話にすぐに役立つ』の記事にあるように、中学3年間で覚える基礎となる英文法です。
しかし、英語を話すのに、最低限必要な英文法は2つのみです。
英語の初心者に先ずおすすめする英文法が下記の2つです。
- 動詞(不規則動詞)
- 関係代名詞
この2つの「動詞(不規則動詞)」と「関係代名詞」の英文法に絞ることで、英会話の基礎を作ります。
これらは、ものすごく簡単で、そしてあなたの英語をスムーズに、そして自然に上達させてくれるものです。
しかし、単純に英文法を勉強するだけでは、英語は話せるようにはなりません。
「それをどう活用するのか?」、「どのポイントを身に付ければいいのか?」が重要になります。
他の英文法は全く不必要ということではないのですが、この2つの英文法が大人や英語初心者が英語を話すうえで、一番大事で重要なのです。
目次
英会話の英文法に「動詞(不規則動詞)」が必要な理由と勉強法
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英会話で一番使う時制は何かわかりますか?
実は「過去形」が一番多いのです。
「昨日の映画面白かった!」
「この前●●と会って、ちょっと話したんだけど・・・」
「先週、旅行に行ってさ・・・」
などなど、実は日記のように過去について話すことがものすごく多いのです。
しかし、私たちは学生の時から常に、現在形ばかり集中して勉強していますよね?
また、過去形を表すのに、私たちは「ed(イー・ディー)」という表現をしますが、実は日常生活で使う過去形で「ed」の動詞は少ないことをご存知ですか?
英会話に必要な文法「不規則動詞」とは?
下記がその一例ですが、現在形と過去形では単語が変わる、いわゆる「不規則動詞」という動詞になります。
ここで挙げただけでも24個の不規則動詞があります。
「不規則動詞」の文法を習得する勉強法
この不規則動詞の過去形がパッと言葉に出てこないのが、日本人が話せない特徴の一つなのです。
なので、多くの日本人の英語は、全て現在形というのは少なくありません。
あなたの英語も英語を話す時、全て現在形になっていませんか?
先ずはここでご紹介した、基本中の基本の不規則動詞を覚えることからスタートです。
そして、『英語習得と英会話上達に必要な285英単語一覧』でも、最低限英会話で必要な52個の動詞を紹介していますので、いつでも「不規則動詞」を話せるようにスタンバイしておきましょう!
教材、単語帳、難しい本や参考書も不要です。
英会話の英文法で「関係代名詞」が必要な理由と勉強法
次に英会話に欠かせない英文法は、「関係代名詞」です。
英会話に必要な文法「関係代名詞」とは?
関係代名詞とは、「文と文を繋ぐ英語」、または「人・物を説明するためのつなぎ役」だと思って下さい。
例えばこのような2つの文があるとします。
- He is the boy./彼はその男の子です。
- The boy works at the cafe./その男の子はカフェで働いています。
これを1つの文にします。
- 英文:He is the boy who works at the cafe.
- 日本語:彼はそのカフェで働いている男の子です。
この場合の、関係代名詞は「who」となります。
英語では「彼がどんな男の子なのか?(この場合は、そのカフェで働いている男の子)」を説明する時など、関係代名詞を使って、簡潔にします。
関係代名詞には、「who」、「which」、「whose」、「whom」、「where」、「when」、「why」、 「that」の8つがありますが、英会話に必要な関係代名詞は、次の4つです。
- who → 人の場合
- which → 物の場合
- that → 物や人の場合
- where → 場所の場合
でも、そもそもなぜこの関係代名詞が英会話をするのに必要な英文法なのか?
『もう英語を話すのが怖くない!簡単に克服できる1つの勉強法』の記事でも紹介していますが、英語を話す時の言い換えに必要になってきます。
多くの日本人が、「英語を完ぺきに話さなければ!」と勘違いされています。
日本語でも、いきなり言葉を忘れてしまったり、言葉自体を知らないけど、他の言葉で代用することはあることですね。
「えーっと、ほら、あれなんだっけ?」という場合です。
これは、英語を話すネイティブでも同様です。言葉を忘れたり、単語自体を知らないことだって沢山あります。
でも、日本人が英語を話す時の特徴は次の3つです。
- 知らない単語があるから言葉が詰まって話せない
- 知らない単語を必死に思い出そうとして沈黙の時間が長い
- 愛想笑いでごまかす
これでは、いつまでたっても、外国人と英会話はできませんし、相手も嫌がりますね。
「関係代名詞」の文法を習得する勉強法
そんな時に役立つのが、「言い換え」です。
例えば、「野球場」という英語を知らないとしましょう。
そんな時に先ほど説明した「関係代名詞」が役立ちます。
「野球場」を「どんな場所なのか?」ということを中学1年生レベルの英語を使って、説明します。
- 使う関係代名詞:where(場所を説明するため)
- 実際の英語:a place where people play baseball(人々が野球をする場所です)
このように、例え「野球場(ballpark)」という単語を知らなくても、英語で説明できるのです。
他に3つほど例を挙げますね。
- employee(従業員)→ someone who works for a company(会社に勤める誰か・人)※「人」の説明なので関係代名詞の「who」/li>
- squid(イカ)→ fish that has 10 legs(足が10本ある魚です)※「もの(魚)」なので、関係代名詞の「that」ですが、「which」でも、口語では「who」でもOK
- banana(バナナ)→ fruit which is yellow and sweet(黄色くて甘いフルーツです)※「もの(果物)」なので、関係代名詞の「which」ですが、「that」でもOK
この言い回しのパターンを覚えるだけで、英会話がスムーズに進むのです。パターンは決まっているので一度使い方を覚えたら簡単です。
自分でランダムに名詞をノートなどに書き出し、自分が知っている英単語を使って「言い換え」することからスタートしましょう!正解・不正解が今重要ではありません。言い換えする癖付けです。
分からない単語の時に、常にこの感覚でいるだけで、英会話力がついてきます。
まとめ:英文法の「不規則動詞」と「関係代名詞」で英会話が楽しくなる!
英語をとっさにパッと話すためには「不規則動詞」、言葉が詰まらずに、相手と会話を続けるには「関係代名詞」という英文法が必要なのがお分かりいただけたかと思います。
どうしても、英単語や英文法を完ぺきにしないと英会話はできないと思い込んでいる方のためにも、気軽に実践してほしいと願います。
まずはこの2つの英文法で十分です!是非、英会話を楽しんでみましょう!
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