英語の「請求書」が届いたり、作成の必要ができて困っていませんか?
英語の「請求書」と聞くとすごく難しいように思うかもしれません。
しかし、「請求書」などのフォーマットが決まっている書類は、使われる単語も限られているので、一度学んでしまえば難しくはありません。
また、ここでは初めて英語での請求書を発行する方のためへ、テンプレート(フォーマット)をご用意しておりますので、参考にして是非使ってみて下さい。
それと、人工知能(AI)チャットのChat GPTやGeminiを使った英語の請求書の書き方の確認や添削方法も紹介していますので、参考にしてみて下さい。
目次
「請求書」の英語
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先ずは「請求書」そのものを表現する英語を見てみましょう。
「請求書」の基本単語は2つあります。
英語の「bill」で「請求書」を表現
「bill」の発音と発音記号は下記となります。
日常生活で「請求書」として、良く使われる表現です。
提供したサービスとその価格が明記されていているもので、それに対して「支払い」が求められている書類です。
レストランなどで食事して、お会計の時に明細として渡されるものも「bill」と言います。特にアメリカでは、「bill」は、飲食店の「勘定書」というイメージが強い表現です。
電気や携帯電話の請求書など、一般家庭に毎月届く請求書も「bill」です。ただし、これらの場合は、書類には「billing statement」と表記されていることが一般的です。
英語の「invoice」で「請求書」を表現
「invoice」の発音と発音記号は下記となります。
納品した物、サービスとその価格が明示されています。
「invoice」は、主に企業間のやり取りで使われることが多い書類です。貿易でも使う書類です。
買い物をした時にレシートの代わりに「invoice」と書かれたものを渡されることもあります。
「bill」と大きく違うのは、「送り状」と言われることもあり、支払いが伴わない場合もあるということです。
英語での「請求書」の書き方
英語の「請求書」は、大よそフォーマットが決まっているので、そのフォーマット通りに作成するだけです。
ここでは「絶対に記載する重要事項」を紹介します。
「請求書」の基本の書き方のポイントを順番に解説します。
その1.「タイトル」
一番上のタイトル部分に「Invoice」と「請求書」であることを明記します。
その2.「請求書番号」
右端に「Invoice Number(請求書番号)」を記載します。
この「請求書番号」は、省略も可能です。請求書を複数発行する場合は番号があると、問い合わせがあった時などやりとりがスムーズです。
その3.「発行元」
請求書の発行元の会社、つまり自社の情報を記載します。
記載位置は右側が一般的で、順序は会社名、住所、電話番号となります。
※住所の書き方は、『英語の住所表記|名刺や郵便物で使える8つの書き方』で詳しく説明しています。こちらも、参考にして下さい。
振込先など口座情報は、上記の自社情報の下かページの最後の余白などに「Bank Details」として記載します。
その4.「日付」
会社名と同じラインの右端に日付を書きます。
※日付の書き方は、『英語で日付の書き方|順序や4つのパターンを覚えるだけ!』で詳しく説明しています。こちらも参考にして下さい。
その5.「顧客情報」
請求先の情報はタイトルの下の段の左上に書くのが一般的です。
記載の順番は、担当者名、役職、会社名、住所です。
その6.「請求内容」
顧客情報まで記載したら、請求詳細、単価、個数。金額などを表にして記載します。
「請求書」の書き方はフォーマットによって書き方が変わるので、必ずしもこの書き方でなければならないということはありません。
インターネット上に、様々な英文請求書のテンプレートがあります。それらを活用するととても簡単に作成できます。※様々な種類のフォーマットがあり必ずこれ!というものはありません。また業種、請求内容によって変わってきますので、あえてここでテンプレート紹介は控えさせて頂きました。ご了承下さい。
英文で「請求書」を送付する場合は、カバーレターを添えるのが一般的です。メールの場合も本文中に一言添えて、「請求書」添付します。
カバーレターには、購入や取引のお礼の一言を記載します。
この他にも英文の書類について記事で詳しく解説しています。
今すぐ使える!英語の「請求書」のテンプレート
初めて英での請求書を書かれる方に、簡易的なテンプレート(フォーマット)をご用意いたしました。
色付けや項目の削除や追加など自由にアレンジできますので是非ご活用ください。
※下記の画像をクリックするとテンプレート(エクセル形式)がダウンロードできます。
英語の「請求書」に欠かせない表現
「請求書」に使われる英語表現を確認しましょう。
請求書を読む時や、作成する時の参考にして下さい。
- 「顧客名」:Customer’s Name
- 「御社名」:Your Company’s Name
- 「会社住所」:Company Address
- 「株式会社」:Share Limited Company
- 「ご担当者」:Company Representative
- 「請求書番号」:Invoice Number
- 「支払期日」:Payment Deadline
- 「銀行詳細(振込先詳細)」:Bank Details
- 「銀行名」:Bank Name
- 「口座番号」:Bank Account Number
- 「口座名義」:Bank Account Name
- 「日付」:Date
- 「価格」:Price
- 「単価」:Unit Price
- 「数量」:Quantity
- 「小計」:Sub Total
- 「合計金額」:Amount
- 「詳細」:Description
- 「消費税」:Sales Tax
- 「税率」:Tax Rate
まとめ:英語での「請求書」はポイントを押さえるだけ!
英語で「請求書」を表わすのは、基本の単語「bill」と「invoice」を覚えておきましょう。
それぞれ、ニュアンスの違いがありますが、厳密に使い分けられていない場合もありますのであまり神経質にならなくても大丈夫です。
「請求書」の基本的な書き方はそれほど難しくありません。海外の人が来ることや、インターネットでの国際取引も増えています。英文の「請求書」が必要になったら、フォーマットなども活用しながら、作成してみてくださいね。
Chat GPTやGeminiなどのAI(人工知能)チャットサービスを使って英語の請求書を完ぺきに仕上げよう!
しっかりと英語で請求書を作成するのに、人工知能(AI)のチャットサービスもおすすめです。
例えば、次のようなプロンプト(命令文)を入力するだけで、書き方のアドバイスなどもしてくれます。
- 「アパレル関係の経理をしています。ブラジルにある材料メーカーに英語の請求書を出したいのですが、おすすめのフォーマットはありますか?」
- 「英語の請求書をイギリスの会社に出しますが、書いた内容が正しいのか不安です。とくに、金額の出し方、消費税のところですが確認してほしいです。」※この場合は、あなたが書いた請求書内容をコピペして実行するだけですが、機密事項などある場合は注意して下さい。
など。
まさしく、会話をしながらお願いする感覚でOKです。
この人工知能(AI)のチャットサービスにより、このような確認や添削や修正などが容易に可能になっています。この機会に試して下さい。
また、AIチャットサービスで有名なのが2つあります。
一つは「Chat GPT」です。OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットであり、生成AIの一種で、無料版と有料版がありますが、確認やトレーニングは無料版で十分です。
また、もう一つはGoogleが提供する「Gemini」です。
Chat GPT、Geminiのどちらも素晴らしい機能を提供しており、自分に合ったチャットサービスをご活用下さい。アプリもあるので気軽にスマホやタブレットでも使えます。
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