英語の時間の言い方などがよくわからなくてお困りではありませんか?
数字って意外にややこしいですね。
数字の中でも、時間の書き方や表し方がわかりにくいという人が多いようです。でも、基本をしっかり押さえれば大丈夫です。
最後には、どれくらい「時間」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
それと、人工知能(AI)チャットのChat GPTやGeminiを使った英語の時間を習得するための勉強法なども紹介していますので、参考にしてみて下さい。
目次
基本ルールその1.英語での時間の言い方・答え方
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英語での時間の言い方、答え方は色々ありますが、先ずは基本から確認してみましょう。
今何時?(What time is it? )と聞かれたら、答え方は、「It’s 3 o’clock」などとなります。
It’s+数字が基本となります。
「ちょうど」や「だいたい」などの時間の言い方
数字の前に特定の単語を付けることで表現できます。
- (数字)時ちょうど → 数字+o’clock
- ちょうど(数字)時 → exactly+数字
- およそ、だいたい(数字)時 → about+数字
- もうすぐ(数字)時 → almost+数字
- (数字)時を過ぎたところ → just gone(passed)+数字
amとpmを使う時間の言い方
日本語でも、amやpmと聞いたことがあるかと思いますが、英語でも時間を表現する時に使います。
- 午前7時40分 → It’s 7:40 am(seven forty am).
- 午後6時20分 → It’s 6:20 pm(six twenty pm).
(数字)時まで何分とか(数字)時から何分過ぎという言い方
3時まで10分とか、3時から10分過ぎているという言い方は「to」、「past」や「before」、「after」を使って言います。
日常会話の時間の表現の中で、「分(ふん)」の英語は欠かせません。
更に詳しい、また色々な場面で使える表現を知りたい場合は、『「分」の英語|3つの場面で正しく使う!役立つ熟語も紹介』の記事を参考にしてみて下さい。
■何分+to+数字(時間)
「(数字)時まで、何分」という表現です。
下記がその例文です。
- 5時まで10分(4時50分)→ ten to five
- 6時まで20分(5時40分)→ twenty to six
■何分+past+数字(時間)
「(数字)時から、何分過ぎている」という表現です。
下記がその例文です。
- 3時から5分過ぎている(3時05分)→ five past three
- 7時から10分過ぎている(7時10分)→ ten past seven
■何分+before+数字(時間)
「(数字)時の何分前」とう表現です。
下記がその例文です。
- 6時の20分前(5時40分)→ twenty before six
- 10時の5分前(9時55分)→ five before ten
■何分+after+数字(時間)
「(数字)時の何分後」という表現です。
下記がその例文です。
- 7時の10分後(7時10分)→ ten after seven
- 5時の20分後(5時20分)→ twenty after five
■A quarterとa halfの使い方
何分の部分が、15分の場合はquarter(1/4)、30分の場合はhalf(半分)と言います。
ただし、beforeとafterの場合は、halfは使いません。
下記が例文です。
- 5時まで15分(4時45分)→ quarter to five
- 10時から30分過ぎている(10時30分)→ half past ten
この表現では30分以上の数字は使いません。10時まで50分という表現はしません。50分もずれているのなら、9時に近いからです。この時は、9時から10分過ぎているという言い方をします。30分の場合は、どちらでも使えます。
時計の左半分での時間の表現は「toとbefore」を使い、右半分が「pastとafter」を使います。
■(数字)時 + in the ~
「午前(午後や夜など)の(数字)時」という表現です。
- 朝(午前)5時 → It’s 5 in the morning.
- 午後3時 → It’s 3 in the afternoon.
- 夜8時 → It’s 8 in the evening.
クイズ:英語で時間を言う
次の時間を見て、英語の時間の言い方で答えてください。
※複数言い方がある場合は、全て答えましょう。
例え)4:30
答え)four thirty、half to five、half before five、half past four、half after four
(問題)
- 3:05
- 6:00
- 7:45
- 2:15
- 3:25
(答え)
- three five、five after three、five past three
- six o’clock
- seven fifteen、fifteen to eight、fifteen before eight、quarter to eight、quarter before eight
- two fifteen、fifteen after two、fifteen past two、quarter after two、quarter past two
- three twenty-five、twenty-five after three、twenty-five past three
基本ルールその2.英語での時間の聞き方
時間の聞き方は色々あります。順番に見ていきましょう。
What time is it?
「今、何時ですか?」という時間の聞き方です。
What time is it? は、学校で習うので、この言い方がすごく有名ですが、ネイティブスピーカーはあまり使いません。
間違いではないのですが、急にストレートに今何時ですか?と聞くと失礼に聞こえる場合があるからです。
少し遠まわしに、「時間がわかりますか?」や「時計は何時を指していますか?」などと聞く言い方が一般的です。英語には敬語がないので、言い回しに気づかいを加えて失礼にあたらないようにします。
Do you have the time?
「今何時かわかりますか?」という、ネイティブがよく使う時間の聞き方です。
時間を聞きたい時は、基本的にはこれを使えばOKです。
直訳すると「時間を持っていますか?」という意味ですが、timeに「the」をつけると、時刻という意味になります。
「時計などで時間がわかりますか?」とか、「時刻がわかるものを持っていますか?」というような意味です。先ほどの、What time is it?よりも、遠まわしで、その人が時間がわからない場合を考慮した言い方です。
また、道を歩いていて、見知らぬ人に時間を聞く場合は、「Excuse me(すみません)」を足すとよいでしょう。
(例文)Excuse me, but do you have the time?/すみません、何時かわかりますか?
その他の英語で時間の聞き方
時計を持っている人に対して次のよな聞き方もできます。
- What time is it by your watch?/あなたの時計では何時ですか?
- What time does your watch say?/あなたの時計は何時を指していますか?
- What time do you have?/(あなたの時計は)何時ですか?
- What time have you got? /(あなたの時計は)何時ですか?
丁寧な言い方もあります。
これらは、とても丁寧な言い方で、フォーマルな場所、目上、年上の人に使います。
- Could you tell me the time?/何時か教えていただけますか? ※「could」を使って丁寧な聞き方にしています。
- Do you happen to have the time?/時間がわかるものをお持ちではないですか?※こちらは、「could」や「would」を使っていませんが、遠まわしに聞くことで相手に気づかいをして、丁寧な言い回しにしています。
基本ルールその3.様々な時間に関する英語の表現
英語で時間を言ったり、聞いたりする以外に、時間に関連した英語は多くあり、ここでは日常会話やビジネスでもネイティブが良く使う表現を集めてみました。
時間帯を表わす英語の表現
何時というピンポイントではなく、期間を表現する英語です。
■morning
朝です。日が昇ったくらいの時間帯から、正午までの時間帯をmorningといいます。日の出は季節にもよるので、特に決まりはなくだいたいです。
■afternoon
noonは正午です。正午の後で午後ですが、日没後はafternoonといわず、evening に変わります。
■evening
eveningは夜の時間帯を指す言葉です。
明確に何時という決まりはありませんが、おおよそ日没、または夕食後から就寝前の時間のことをいいます。16時過ぎぐらいから使う場合もあり、境目は曖昧です。
■night
夜です。日没から、よく朝の日の出までの時間帯です。
■midnight
0時のことです。
■after midnight
0時過ぎのことで、深夜の時間帯です。
■時間帯ごとの英語の挨拶
時間帯によって、挨拶が異なります。
- Good morning. → 朝起きてから、正午までのあいさつです。
- Good afternoon. → 午後のあいさつです。16時過ぎくらいまでに使います。
- Good evening. → 日没頃から寝る時間の前まで使います。
- Good night. → おやすみなさいという表現で、寝る直前にのみ使います。
時間に関連した「頻度」や「回数」を表す英語の表現
頻度や回数の表現も良く使う英語の1つです。
■(時間)ごとに1回
- every~second/(~秒に1回)
- every~minuets/(~分に1回)
- every~hour/(~時間に1回)
- every~week/(~週に1回)
■(時間、期間)おきに
otherを入れると「~おきに」という意味になります。
- every other day/(1日おきに)
- every other week/(1週間おきに)
- every other month/(1ヶ月おきに)
■(時間、期間)あたり
「~あたり」はperを使って表現します。
- per second/(1秒あたり)
- per hour/(1時間あたり)
- per month/(1月あたり)
(例文)He runs 15 km per hour./彼は1時間に15km走ります。
時差を表す英語の表現
海外旅行でつきものなのが時差ですね。時差についての表現をご紹介します。
ちなみに、時差は英語で「time difference」や「time lag」と言います。
■時差を聞きたい場合の表現
What is the time difference between A and B?/AとBの時差はどれくらいですか?
■時差を伝える場合の表現
There is a ~hour time difference between A and B./AとBの間には~時間の時差があります。
この言い方の場合、時間の差に関わらず冠詞のaが付き、hourの後に複数のsが付かないので注意しましょう。
- a three-hour time difference → 3時間の時差
- The time difference between A and B is ~hours./AとBの時差は~時間です。
■時差ぼけ
海外旅行に出かけると、昼夜が逆転して時差ぼけになりやすいです。
時差ぼけを英語では「jet lag」です。jetはジェット機のことで、ジェット機で旅行して起きた時差による時差ぼけという意味からきています。
日本は縦長の国なので、国内では時差はありませんが、アメリカの場合は国土が広く国内でも時差があります。「東部、中西部、山岳部、太平洋、アラスカ、ハワイ」と6つのタイムゾーンがあり、東部と太平洋側だけでも4時間も時差があります。同じアメリカでも日本との時差が違うので要注意です。
また、アメリカにはサマータイムがあります。3月第2日曜日~11月第2日曜日に1時間時間を先に進めることで、太陽をうまく活用して生活しようという取り組みです。
サマータイムは、アメリカ英語では「Daylight Saving Time(DST)」です。ちなみに、「summer time」はイギリス英語です。
「有効期限」や「締め切り」の英語の表現
期限が設けられる場合、始まりと終わりの有効期限の言い方をご紹介します。
締め切りや有効期限はビジネスなどでは1日間違うだけで命取りとなるので、注意が必要です。
■AとBも期間に含む場合
from A to B both days included(inclusiveでも可)
■AとBを除く場合
from A to B both days excluded(exclusiveでも可)
■A日から有効(A日を含む)
- on and after A
- on and from A
- on and including A
■A日の次の日から有効(A日を含まない)
after A
■B日まで有効(B日も含む)
- by B
- till (until) and including B
■B日の前の日まで有効(B日は含まない)
- before B
- till (until) and excluding B
英語の日付の表記
英語での日付の表記方法ですが、アメリカ英語とイギリス英語では順序が異なります。
- アメリカ英語 → 月、日、年
- イギリス英語 → 日、月、年
時間の長さや頻度を聞く
3つの聞き方を覚えるだけで十分です。
■その1.How long
「どれくらい時間がかかるのか?」など時間の長さを聞く場合は、「How long」を使います。
(例文)How long does it take to get to the supermarket?/スーパーマーケットまではどれくらいの時間がかかりますか?
■その2.How many
「long」ではなく、years、months、weeks、hours、minuetsなど、時間の単位を指定して聞く場合は、「How many」を使います。
(例文)How many years do you have played the guitar?/ギターを何年弾かれていらっしゃるんですか?
■その3.How often
「どれくらいの頻度で?」と聞きたい場合は、「How often」から始まる疑問文で聞くことができます。
(例文)How often do you play succor?/サッカーをどれくらいの頻度でしますか?
英語で時間や時期を表現する「前置詞」の使い方
時間の前につく前置詞、「at」、「on」、「in」には、それぞれ、特徴、基本的なルールがあります。
ルールを押さえれば、ほとんどのものは簡単に使い分けられるようになります。
例外がありますが、イメージとしては、「atが短い時間」、「inが長い時間」、「onはその中間」です。
時間や時期に使う前置詞その1.「at」
atは時間のある一点を指すイメージです。
「(時間)に」という意味で使います。時刻だけではなく、「at noon」で正午一点を指す場合にも使います。
- at 5:45/(5:45に)
- at three o’clock/(3時に)
- at noon/(正午に)
- at midnight/(真夜中に)
- at sunset/(日没に)
「点」をイメージするのがポイントですが、例外もあります。これは、ルール外なので、ルールで覚えるのではなく、例外のものとして1つずつ覚える必要があります。
- at night → nightは一点ではないですが、atを使います。
- at lunchtime → ランチタイムは少し時間に幅がある気がしますが、atを使います。
時間や時期に使う前置詞その2.「on」
「on」は曜日や日付に使います。「(日にちなど)に」と言う意味でつかいます。
決まった日の特定の時間(morningやafternoon)等の場合にも、「on」を使います。
■曜日
on Wednesday/(水曜日に)
■日付
- on the 4th of July/(7月4日に)
- on May 5th/(5月5日に)
■特定の日の時間
on Sunday morning(日曜日の朝に)
記念日など
- on his birthday/(彼の誕生日に)
- on New Year’s Eve/(大晦日に)
時間や時期に使う前置詞その3.「in」
「in」は、時間の中で比較的広い期間を表わすものに使う前置詞です。
具体的には、「週・月・年・季節」で、1週間以上の期間です。「(期間)に」という意味で使います。
「in」は、atやonに比べて、定義が明確でわかりやすいです。
■週
in last week/(先週に)
■月
in September/(9月に)
■年、年代、世紀
- in 2015/(2015年に)
- in the 90’s/(90年代に)
in the 20th century/(20世紀に)
■季節
- in (the) winter/(冬に)
- in (the) summer/(夏に)
■1週間以上の期間
- in summer vacation/(夏休みに)
- in new year’s holiday/(正月休暇) ※アメリカの場合日本より長い
- in the past/(過去に/従来から)
- in the future (未来に)
- in the last decade/(過去10年間に) ※decadeは10年を表わす単語です。lastをつけると過去10年間にとなります。
午前、午後などを表わす単語はinがつきます。in the morningなどとなりますが、これは慣用句(イディオム)なのでこのまま覚えましょう。
- in the morning
- in the afternoon
- in the evening
その他の時間に関わる前置詞
その他にも良く使う前置詞があります。
■for
「~の間」という前置詞で、「時間や日数」などに使われることが多いです。
■during
これも「~の間」とう前置詞ですが、「特定の期間」に使われることが多いです。
日中、休暇中、会議中など、特定の時間日数はないが何か期間がある場に使われます。
「while」と同じような意味で使われますが、while は接続詞で、duringは形容詞です。duringの後は名詞が来て、whileの後は「主語+動詞」となります。
■through
「~の間中」という意味です。
forやduringと同じ「~の間」を表わす言葉ですが、「初めから終わりまで続いていること」の意味で使います。
例えば、「through a year」であれば、「1年中」という意味です。
■from
「~から」という意味で、物事が始まった時間を表現する時にこの前置詞を使います。
■since
「~から」で、日本語にすると「from」と同じですが、過去のある地点から今までの時間を表わす時に、使う前置詞です。
since 1991(1991年から)など、過去のある時間が「since」の後に来ます。現在や未来は、sinceは使えません。
■by
「~まで」という意味で、期限を表わします。byの後に来る時間までのどこかで完了している必要がある事柄について使います。
■until
これも「~まで」という意味ですが、byとは違い、継続的に行われる事柄について表わします。
■within
「~までに」という期限を表わす前置詞です。
これからの前置詞や他の前置詞についても、『英語の前置詞一覧|全部で78個ある前置詞の解説と使い方』にて詳しく解説していますのでご参考下さい。
時間を表記する時の英語の略語・書き方
これまでご紹介したように、既に午前なのか午後なのかなど分かっている場合は、「am/pm」や「o’clock」などは省略するのが普通です。
特に口頭であれば数字のみでOKです。
また、「~秒・分・時間」など、メールやSNSで表記する際の略語として次のように表記されることもあるので覚えておきましょう!
- 秒(second)→ sec.
- 分(minute)→ min.
- 時間(hour)→ hr.
英語には他にも色んな略語があります。先ほどの時間の前置詞でも略語を使うことは多いです。『英語の略語一覧|メールやSNSで今すぐ使える厳選73個』の記事も参考にしてみて下さい。
まとめクイズ:英語での時間の表現は基本ルールを押さえる!
時間の表現は日本と少し違う言い方があるために、わかりにくいという人も多いですが、基本のポイントさえ押さえてしまえばそれほど難しくはありません。
前置詞なども、一般的なルールがあり、ほとんどがそれにあてはまります。例外は少ないので基本さえ押さえてしまえば、あとは例外を少しずつ覚えていけばよいだけです。
時間は、毎日使う表現なので、避けて通れません。これを機会に一度しっかりと覚えてみてください。
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- ネイティブがよく使う時間の聞き方の英語は?
- 「時差ぼけ」の英語は?
- 「時間の長さを聞く場合」の疑問詞は?
- 過去のある地点から今までの時間を表わす前置詞は?
- 「1週間おき」の英語は?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「時間」に関する英語でも、多少はてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- Do you have the time? ※「the」を忘れないように!
- jet lag
- How long
- since
- every other week
Chat GPTやGeminiなどのAI(人工知能)チャットサービスを使って「英語の時間表現」をマスターしよう!
しっかりと「英語の時間表現」を覚えるのに、人工知能(AI)のチャットサービスもおすすめです。
例えば、次のようなプロンプト(命令文)を入力するだけで、先ほどのクイズのような問題をどんどん作ってくれます。
- 「英語での時間表現が不得意です。特に前置詞の使い方が分かりません。トレーニング問題を20個下さい。」
- 「英語の時間で、いつの週の何曜日、何時、とかの表現が難しいです。表現の順番や穴埋め問題を下さい。その和訳と解説も欲しいです。」
など。
まさしく、会話をしながらお願いする感覚でOKです。
この人工知能(AI)のチャットサービスにより、このような確認やトレーニングが容易に可能になっています。この機会に試して下さい。
また、AIチャットサービスで有名なのが2つあります。
一つは「Chat GPT」です。OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットであり、生成AIの一種で、無料版と有料版がありますが、確認やトレーニングは無料版で十分です。
また、もう一つはGoogleが提供する「Gemini」です。
Chat GPT、Geminiのどちらも素晴らしい機能を提供しており、自分に合ったチャットサービスをご活用下さい。アプリもあるので気軽にスマホやタブレットでも使えます。
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