口語の表現で、日本語でも「うざい」や「うざっ」、「うざったい」と言う時もありますね?
周りがうるさかったり、めんどくさい仕事があっあり、色々な場面が想定できますが、基本的に口語的ですね。
では、英語でこのような感情をどう表現するのでしょうか?
「うざい」の意味をハッキリさせればそれに該当する英語を当てはめていく感じでさほぼ難しくはありません。
『「だるい・かったるい」の英語|スラングなど8種類の表現や例文など』の記事で紹介している「だるい」という場合にも使える表現です。
目次
「うざい」の意味は?
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「うざい」は「うざったい」の省略形です。
「うざい」、「うざったい」という意味がどんな状態なのかを分かることが、先ずは大切です。
それがある程度把握できれば、それに対応する英訳が可能になるからです。
下記が主な意味となります。
- うるさい
- 煩わしい
- しつこい
- めんどくさい
- むかつく
- 目障り
- 腹が立つ・怒る・イライラする
- 気持ち悪い
- かったるい(だるい)
など、ドンドン出てきますが、基本は不快さです。
この不快さを表現できれば、そのまま「うざい」という意味で和訳することができます。
つまり、1つの単語だけで英語の「うざい」は表現できないので、色々なパターンを見ていきましょう!
様々な英語で「うざい」を表現する!
さて、不快さを表現するのに最初に思い浮かぶのが、むかついたあり、イライラする感情ではないでしょうか?
『7つの「イライラする」の英語を幅広く使い分ける!』の記事でも紹介している表現もありますが、ここでも確認しておきましょう。
bother
「bother(ボザー)」は、迷惑をかける、困らせるという動詞です。
下記がその例文です。
- Am I bothering you?(私ってうざい?)
- Don’t bother me!(うざいからやめて!)
など。
frustrate
「frtustrate(フラストレート)」は、妨げる、妨害するなどの動詞で、それを受け身にすることで、思い通りにいかなくてイライラするというニュアンスにもなります。
下記がその例文です。
- I’m really frustrated by him.(彼は本当にうざい!)
- How frustrating!(何てうざいの!) ※「frustrating」という形容詞を感嘆文で表現しています。
など。
irritate
「irriate(イリテイト)」は、怒らせる、イライラさせるの動詞です。
下記がその例文です。
- I’m irritated by the music.(その歌がうざいです)
- It irritates me a lot.(それはめちゃくちゃうざい!)
annoy
「annoy(アノイ)」は、「irritate」に比べると、少し柔らかい表現の「怒らせる」や「困らせる」というニュアンスです。
下記がその例文です。
- I got annoyed by the noise.(その騒音がうるさくてうざかった)
- Is it annoying you?(それってあなたにとってうざいですか?)
など。
shut up
命令形でうるさい!、うざい!という表現でこの「shut up(シャラップ)」を知っている方は多いのではないでしょうか?
『「うるさい」や「黙って」の英語|6つの使える英語フレーズ』でも解説しているのもありますが、下記がその例文です。
- Shut up!(うざいから黙って!) ※「Be quiet!」がフォーマルな言い方となります。また、「Shut your mouth!」という少しきつめの表現もあります。
- Drop dead!(まじでうざいから黙れ!) ※スラングでとても強い表現になります。
など。
スラングで「うざい」を表現する!
『「めんどくさい」の英語|12個の良く使う表現とスラング』でも説明している「めんどくせーな、うざい」などスラング的な表現もあります。
上記ですでにいくつかのスラングは紹介していますが、更にここでご説明します。
英会話で気軽につかえるフレーズばかりですが、ビジネスや目上の人などに対しては使う場合に注意しましょう。
bug
「bug(バグ)」は、『「虫」の英語|4つの表現の発音や違い・色々な種類の虫の一覧表など』でも説明していますが、動詞になるとスラングで「~を困らせる」となります。
ネイティブもよく使うスラングの1つです。過去形・過去分詞は「bugged」、現在分詞・動名詞は「bugging」と「g」が2つ重なるのでスペルには注意です。
下記がその例文です。
- Stop bugging me!(しつこいよ、うざいからやめて!)
- It’s been bugging me for years.(長年うざいです)
など。
piss
小便をするという動詞でもある「piss(ピス)」は、怒るよりも更にイラッっとした時につかうスラングです。
下記がその例文です。
- I’m pissed!(ものすごくうざい!)
- It pisses me off.(めちゃくちゃうざい!) ※上記とほぼ同じニュアンスです。
など。
get on someone’s nerve
直訳だと「神経に触れる」となるので、それで「イライラする(イラっとする)」という怒った感情を表現しています。
「nerve(ナーブ)」は「神経」の英語です。
下記が例文です。
- It gets on my nerve.(いちいち、うざいね)
- He is getting on her nerve.(彼女は彼をうざかっています)
など。
get out of one’s sight
直訳は、「~の視界から出ていく」で、「目障り」という意味になります。とてもニュアンスが強いスラングです。
うざい!めざわり!というニュアンスですね。
下記がその例文です。
- Get out of my sight!(気持ち悪し、うざいからどっかに行って!) ※「Get out here!」より強い言い方ですね。
- She is the lady that I want to get out of my sight.(彼女は私にとってはうざい女です) ※「彼女は、私の視界から出て行ってほしい女性」というのが直訳です。
など。
It is a pain in the ass.
めんどうくさい、厄介な、うっとうしいなど色んなケースで使えるスラングです。「ass(アス)」は「お尻」という単語です。「pain(ペイン)」は「痛み」です。
「It’s a pain in the neck.」はフォーマルな場面でも使えるフレーズです。
下記がその例文です。
- He’s such a pain in the ass.(彼は本当にうっとうしくてうざいよ)
- This job is a pain in the ass.(この仕事はめんどくさくてうざい)
など。
What the hell!
最後のスラングになりますが、「What the hell!(何?うざっ!)」という感嘆文に言い方もあります。
「hell(ヘル)」は「地獄」の単語です。
「What the hell!」は、むかつく時、めんどくさい時、うるさい時、など色々な場面で「うざい」を短い文で表現できるフレーズです。
上述の「How frustrating!」や「What a pain in the ass!」などの感嘆文の作り方については、『2つある!感嘆文の作り方|HowやWhatへの書き換え方法と例文』を参考にしてみて下さい。
まとめ:「うざい」の英語表現だけじゃ終わらない!
いかがでしたでしょうか?
日本語では一言で「うざい」で色々な意味を表現できますが、英語では様々な言い方がありましたね。
でも、これは多くある感情表現のたった1つです。この機会に色々な英語の感情表現に触れて、英語力をドンドン高めていきましょう!
『「感情」表現の英語|今すぐ使える84個のフレーズ一覧』の記事も参考にしてみて下さい。