あなたは今、TOEICの結果を待っている状況ですか?「ワクワク」、または「ドキドキ」しているのではないでしょうか?
それとも、既に結果を確認後にこの記事を見ていますか?「予想以上に結果が良かった!」、「全然ダメだった・・・」など様々な想いかと思います。
今や就職や社内での昇進、また高校生でも資格の1つとして受けるのがこの「TOEIC」。その点数の結果であなたの英語力が計られているのが現状です。
よってここでは、TOEICの結果の見方や今後継続して受験する方向けに、今一度英語の原点に帰って、TOEICの各パートを利用しながら実社会で通用する英語を見に付けて欲しいと思って書かせて頂きました。
今回の結果を確認して、自分自身の弱いところを特に集中して取り組んでいきましょう!
目次
TOEICテストの結果の見方
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TOEICの結果はインターネットからでも確認できます。また詳しい結果の通知方法については、TOEICサイトの「テストの結果の通知」をご確認下さい。
TOEICの結果はいつ届く?
TOEICの日程一覧表の見方ですが、次の点に注意して下さい。
- 試験日・・・あなたが実際に受けた試験日です
- 公式認定証・・・紙ベースの結果用紙で試験日より30日以内に発送されます(一覧表にある日程は、発送予定日です)
- オンライン・・・インターネット経由でTOEICの試験を申し込まれた方は、公式認定証が発送される約1週間前にネット上で結果を確認することができます(発表予定日の12時過ぎに公開されます)
TOEICの結果|オンラインはいつわかる?
オンラインであれば試験日より17日後に確認できるようになっています。しかし、祝日(年末年始も)などの関係で遅れる場合もあります。オンラインで確認される方は、下記から結果を見てみましょう!
WEB確認はこちら(TOEIC公式ログイン画面にジャンプします)
そして、TOEICの結果を見た後は、もっとスコアを伸ばしたいという人は、その後の対応策、勉強方法が大事になります。
よって、次章からは、TOEICの結果後の勉強法を紹介していきます。
TOEICの点数で目指すレベル|自分の現時点を知る!
先ず結果を見て、一喜一憂するのではなく、その結果から今のあなたの英語力を知る必要があります。
就職、転職、社内昇進や配属にはTOEIC730点が必要などの物差しがありますが、一番大事なことは、これから英語力を伸ばすにあたってスタート地点を知ることです。
一般的に伝えられて、企業も参考にしているTOEICのレベルに関しては、【TOEICのレベル|スコア別で目標にする目安が分かる!】の記事で詳しく解説しているので参考にしてみて下さい。
英検との比較、必要単語数の目安、企業での評価、コミュニケーション能力について解説しています。
TOEICの結果から勉強する方法|Part1
「Part1」は描写問題で全6問あります。写真を見て、それに合っている英文を選択する問題になります。
ここでの本当の英語力は、「リスニングのイメージ力」です。
つまり、「リスニングしながら何かしらを頭の中で描写できているのか?」というものです。
日本人のリスニング時の悪い癖は下記です。
あなたにも当てはまるものがあるのではないでしょうか?
- スペルが頭に浮かぶ
- 最後の英語の音だけが耳に残っている
- 知っている単語、または知らない単語で耳が止まってしまう
- 文法を考えてしまう
- すぐに和訳してしまう
この「Part1」のところで特に克服したいのは、一つ目の「スペルが頭に浮かぶ」です。
この悪い癖は、私達が英語のスペルや読むことから英語学習をスタートしてしまった弊害です。それをここでご紹介する勉強法で解決していきます。
無料動画やDVD(英語)などどちらでも大丈夫です。お勧めするのは30分程度のドラマなどです。
それらを用意したら是非下記を順番通りに実践してみて下さい。
3つのステップとなります。
- まずは和訳、吹き替えで動画を見る ※5分、10分刻みからスタートしましょう。
- 後ろ向きなどになり、画面を見ないような態勢にして、英語のみの音声に設定して下さい。
- 同じ場面を見ますが、ここで重要なのが、1で見た場面を頭の中で描写できているか?です。※和訳ではありません、あくまで描写です。
この方法は小さいお子様でも出来る方法として大変好評です。
特に「Part1」は問題数も少なく、ないがしろになりがちですが、実は本当の英語を見に付けるのには絶対に欠かせない英語の力、ここでは「描写(イメージ)する」力が必要なのです。
TOEICの結果から勉強する方法|Part2
「Part2」は応答問題で全25問あります。短い英文が流れるので、その受け答えで適切な回答を選択する問題です。
私がTOEICや英会話指導をさせて頂いている時に、常にいっているのが「Part2が出来れば英会話は上達する」ということです。
実際に英会話やビジネスでのやり取りの単語数が近く、表現自体も実践的だからです。
「Part2」では英語のリスニングの基礎である「瞬発力」と「持久力」が必要となります。
この基礎が備わっていれば、「Part2」のスコアは必然的に伸びていきます。
私が実際に講義で教えている詳しい方法、またマイスキ英語の記事の中でも良く読まれている記事である【英語のリスニング力が驚くほど開花する超簡単な勉強法】の記事を参考にして下さい。
ゲーム感覚で楽しく、でもしっかりと「Part2」や実際に英語のリスニングの能力を伸ばしてくれる「最初の3単語」と「数当てトレーニング」を紹介しています。
それを行うことで、先ほどお伝えした「最後の英語の音だけが耳に残っている」、「知っている単語、または知らない単語で耳が止まってしまう」、「文法を考えてしまう」、「すぐに和訳してしまう」という日本人のリスニングの悪い癖が一気に解決されていく勉強法です。
TOEICの結果から勉強する方法|Part3&4
「Part3」は2名以上の会話問題が39問、「Part4」は1名が何かしらを解説(案内など)している説明問題が30問となっています。
「Part1」や「Part2」のように短い文ではなく、比較的長い文章が流れてきます。
ここで大事になるのが、「Part1」で習得した「描写(イメージ)する英語力」です。勿論、「Part2」で習得する「瞬発力」と「持久力」はいうまでもありませんね。
それともう一つ大事なのが、描写に関連するのですが、「英語の予測力」となります。
日本人はどうしても「完ぺき」を目指してしまいます。一語一句理解しなければいけな!とあなたも思っていませんか?
それは大きな間違えです!
日本語でも同様ですが、ぼーっとしている時、何か音が重なってハッキリ聞き取れなかった時にあなたはどうしていますか?
聞き返す以外に、私達がやっていることが「予測」です。
分からない単語、聞き取れなかった単語が出てきても焦らず、「予測」することを心がけて下さい。これはネイティブでも普通にやっています。我々が日本語を聞きとる場合と同様です。
その「予測力」を備えるには「Part1」でお伝えした方法で身に付きます。もうお分かりかも知れませんが、「Part1」での方法は「Part2」にも、全てのリスニングにも通じる勉強法なのです。
TOEICの結果から勉強する方法|Part5
この「Part5」からリーディング問題となり、先ずは「英文法」で30問となります。文章の穴埋め問題となります。
よくここで日本人が勘違いしやすいのが、「Part5」は英文法を勉強しなければ!ということです。
しかし、
「あなたは日本語を習得する時に日本語を文法を勉強しましたか?」
「外国人が日本語を話していて、ちょっとおかしいな?という時に文法用語を並べて説明できますか?」
多くの方は「いいえ」だと思います。
では、何の英語力を身に付ければいいのか?
それは、「英語の違和感」です。
「あれっ?何か違うな・・・」、この感覚こそが大変重要なのです。
これは冠詞が、動詞が、副詞がおかしいなどの専門用語や知識は不要です。単なる「違和感」を捉える能力が英語には重要になってきます。この感覚が無い限り、英文法の弁口をいくらやっても何にもなりません。
実は、この違和感こそが英語を話す時にも大変役立ちます。話しながら修正する英語力、相手が聞き取りやすい英語を話すことが出来るようになるのです。
この英語力を身に付けるのに最適な方法が「並べ替えトレーニング」です。【英語の文法|英文法の基礎はたった1つしかない】の記事で詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。
TOEICの結果から勉強する方法|Part6&7
「Part6」は16問、「Part7」は54問で長文が出てくる問題です。
ここで受験生からよく耳にする質問とは?
「時間が足りない」というのが圧倒的に多いです。長文だから時間を要してしまうのは仕方ないのですが、時間が足りないくらいの分量ではありません。
全てを和訳すると20分は余るぐらいの量です。
実際、私が受験した時は、20分ほど時間が余ってマークシートを綺麗に塗りつぶしていました。
何故、このように時間が余るのか?
それは、「読み返さないリーディング」を実践しているからです。たったこれだけです。
それに必要なことは何なのか?
実は、「Part3&4」で実践した「予測」と「Part1」で身に付けた「描写(イメージ)」の英語力さえあれば時間が余るのは必然的なことです。
これは英語をマスターした方、全てが身に付けている英語力です。
しかし、「Part6&7」はリーディングになるので、コンセプトは同じですが、方法が多少異なります。
下記の方法を実践してみましょう。ここも3つのステップになります。
- 日本語で興味のある記事を読む ※インターネット、新聞、またはテレビで見たニュースでも結構です。
- その英語の記事をインターネットや英字新聞で見つける ※新聞会社で英語版をインターネットで展開しているのがあるので好きなサイトを探してみましょう。
- 英語の記事を最初から最後まで目を止めずに、また読み返さずに最初から最後までノンストップで読んで下さい ※知らない単語があっても飛ばしてください。
この方法を繰り返すことで、既に日本語ではイメージが付いていて、また理解もしているので、英語版がスムーズに読めるようになるはずです。
私の場合ですが、野球が好きだったので、野球の記事でトレーニングしていました。興味のあるものであれば、ストレスも少なく継続できます。是非参考にしてみて下さい。
まとめ:TOEICの結果で一喜一憂せずに真の英語力を付けよう!
ここでご紹介した勉強法はあなたにとって新しいものかも知れません。
しかし、本当の英語力を身に付けなくてTOEICの点数をテクニックだけでアップしてもそれは本末転倒です。
日本人の方は、単語や表現さえ覚えれば何とかなる!とおもって単語帳をよく使いますが、それで英語力がイコールになればネイティブ並みの日本人が溢れかえっているはずですが、残念な事にその真逆です。
英語力が付いて、ようやく【TOEIC単語|高確率で出るPart別厳選306個の表現】の記事にあるような英単語が役立ってきます。
先ずは、TOEICでの高得点を目指すのではなく、自分自身の弱点を見つめ直して、そこからスタートしていきましょう!その気持ちがあれば、必然的にTOEICのスコアも良くなっていきますよ。
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