相手から「Thank you.」やカジュアルに「Thanks」と言われた場合に、「こちらこそありがとう」と返事をする場合がありますね。
無言が一番失礼です。
ビジネスやメールなどのフォーマル、友達同士のカジュアルな返事の仕方など押さえておくと英会話に役立ちますね。
因みに、あなたが相手に感謝を示す場合の「ありがとう」については、『英語でありがとう|丁寧やフランクな言い方とスラングや略語45選』の記事を参考にして下さい。
目次
カジュアルな「こちらこそありがとう」の英語表現一覧
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相手から感謝の言葉をもらった返事としてインスタなどのSNSでのやり取りなどにも使える気軽な言い方をご紹介します。
You, too.
「Thank you.」と言われた返事の「こちらこそ」で一番よく使われるのが「You, too.」です。
これは、「Thank you, too.(こちらこそあなたに感謝している)」の略です。
よって、少しフォーマルに言いたい場合は略さない「Thank you, too.」、もしくは「Thank you as well.(更に少しフォーマル)」な言い方を使いましょう。
もちろん、友達同士の場合は「Thanks, too.」という言い方でも全然OKです。
「Me, too.」と言わない!
これは『「Nice to meet you.」の正しい使い方と5つの返し方』の記事でも説明していますが、「Me, too.」と表現すると意味が全く異なります。
「You, too.」はあくまで、「Thank you, too.」の略であり、これを「Me, too.」とすると「Thank me, too.」というのが元となります。
つまり、「私にも感謝しなさい」というのが「Me, too.」となるのでその点は注意しましょう。
主語があなたの場合のみ使えます。
例えば次のようなシーンですね。
- 相手:I went to the park yesterday.(昨日その公園に行ったよ)
- あなた:Me, too.(私も行きました) ※「I went to the park, too.」と主語があなたの場合に「Me, too.」や「So did I.」などが使えます。
No, thank YOU!
この表現は、発音に注意が必要です。
そのまま普通に発音すると、「いいえ、結構です(No, thank you.)」と断るパターンの返事になります。
この場合の「No, thank YOU!」は「YOU」に力を入れて発音することで、「いいえ、あなたに感謝しています」という表現になります。
「No」の後ろに一呼吸置くのもポイントです。
お時間がある時でも発音やイントネーションの違いを音声で確認しておいて下さい。
- いいえ、結構ですの「No, thank you.」:
- こちらこそありがとうの「No, Thank YOU!」:
また、その後とに次のような一言フレーズを付け加えることも多いです。
- I had a great time.(こちこそ楽しかった)
- You helped me a lot.(こちらこそ大変助かりました)
など。
その他のカジュアルな言い方
宜しくお願いします、初めましてなどの「Nice to meet you.」の返事で「こちらこそ」という場合でもそのまま使える表現でとても役立ちます。
一番カジュアルなのが「Same here.」です。
この場合だと「ここも同じ=こちらこそ感謝しています」という意味になります。
他にも次のような「こちらこそありがとう」があります。
- Likewise.(同様に) ※発音は「ライクワイズ」です。ここでは、「Thank you, likewise.」の略となります。
- Ditto.(同じく) ※発音は「ディトー」となります。有名な映画の「ゴースト」の一部で、「愛している」の返事として「Ditto.(私も)」と言ったシーンが有名です。
気軽に使える表現ですが、フォーマルな場面での使用は控えましょう。
ビジネスやメールで使える丁寧な「こちらこそありがとう」の英語
さて、今まではある程度一般的に使われている表現を見てきましたが、ここでは多少フォーマルで丁寧な言い方を見ていきましょう。
ビジネスの場面、またビジネスメールで使える表現もご紹介します。
どういたしまして
先ずは、『英語で「どういたしまして」|返事に困らないための11選』でも紹介している表現の一部をご紹介します。
直訳すると「どういたしまして」となるのですが、謙遜して「こちらここそ本当にありがとうございました」や「お手伝いできることが私の感謝の思いです」というのが含まれています。
下記がその例です。
- My pleasure. ※お手伝いできることが私の喜びです。
- The pleasure is mine. ※上記を更にフォーマルな言い方にした表現です。
- Not at all. ※いえいえ、私の方こそありがとうございます。
など。
気軽に「You, too.」とすると「わたしもあなたに感謝しているよ」というニュアンスに取られる可能性もあるので、ビジネスでまだ関係性が築けていない場合は、上記のようなフォーマルな表現がベターです。
その他の丁寧な言い方
「I’m the one who should be thanking you.」も丁寧な言い方です。
意味としては「私の方こそあなたに感謝しないといけません」となります。
または、「I should be the one thanking you.」でも同様の意味です。
ビジネスメールの最後に、Thank you always for everything!(こちらこそいつもありがとうござます)と書くこともマナーとしていいですね。
「always(いつも)」を付け加えることで常に感謝している気持ちを伝えることができてとても丁寧です。
「Thank you always for your great support.(こちらこそいつも素晴らしいサポートありがとうございます)」は私がよく使う締めの言葉です。
『「いつもありがとう」の英語16選|友達や恋人・ビジネスメールでも使える!』の記事も参考にして下さい。
まとめ:カジュアルとフォーマルな言い方を使い分けよう!
気軽に使える「こちらこそありがとう」や丁寧な「こちらこそありがとうございます」の言い方を見てきましたが、TPOでの使い分けが必要です。
しかし、初心者の方は一番使われている「You, too.」から使い慣れることも大切です。
相手が「Thank you.」と言っているのに、何も返事をしないのが一番マナー違反です。まずは、とっさに言葉を出す癖を付けるのがいいでしょう。
慣れてきてからでいいので、その後に、「I had a lot of fun today with you.(あなたと一緒にいてとても楽しかったです)」など一言を付け加えれるようになると英語が上達している証拠です。少しでもトライしてみましょう!