「Nice to meet you.」はどんな時に使う表現だと思いますか?
それと、「Nice to meet you.」と言われた時の返し方(返事)を知っていますか?
また、「Nice to meet you.」だけではワンパターンでそればかり使っていては英会話力は伸びません。
違う表現を知っているだけでもリスニング、また使うことでスピーキング力が身に付きます。
目次
「Nice to meet you.」の意味|どんな場面で使う?
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「Nice to meet you.」は「It’s nice to meet you.」の「It’s」の部分を省略した形です。
正しく、またフォーマル時に使う時は省略せずに使うとベターです。
また、直訳すると、「あなたにお会いできることは素晴らしい(嬉しい)です」という意味になります。
よって、「初めまして」や「よろしくお願いします」という挨拶の場面で使うのが一般的です。
それぞれの記事があるので詳しくはそちらを確認して下さい。
特にフォーマルな場面で使う時は、例えば「It’s nice to meet you, Mr.Tanaka.(田中さん、初めまして/よろしくお願いします)」と最後に相手の名前を付け加えるととても礼儀正しくなります。
「Nice to meet you.」だけじゃない!?
しかし、「初めまして」や「よろしくお願いします」は「Nice to meet you.」ばかり使うネイティブはほとんどいません。
場面や気持ちに応じて使い分けています。
それぞれの言い方を見てみましょう。
「Good to meet you.」
とてもカジュアルな表現です。
友達の友達などに初めて会った時にも気軽に使えます。
また、次のような表現でもいいでしょう。
- I’m happy to meet you.
- I’m pleased to meet you.
どちらもカジュアルな場面で使える「Nice to meet you.」の言い換えです。
もちろん、「Nice to meet you.」でも全然問題ありません。
「It’s my pleasure to meet you.」など
直訳すると「あなたに会えることは私の喜びです」とフォーマルな場面で使える表現です。
これを少し砕けた表現にすると「Pleasure to meet you.」と省略した形になり、ビジネス以外でも使えます。
また、ビジネスなどのシーンで目上、顧客などにも使えるとても丁寧な言い方が次となります。
「It’s an honor to meet you.」(あなたにお会いできて光栄です)となります。
敬意を込めた表現となり、覚えておくといいでしょう。
「Nice to meet you.」への返し方(返事)
さて、相手に先に「Nice to meet you.」と言われた場合は、どのような返事の仕方がいいのでしょうか?
欧米では、握手をしながらこの挨拶を交わすことが多いので、無言では失礼になりますね。
日本人が得意な、はにかみながらの笑顔だけは避けましょうね(笑)
また、「Nice to meet you.」と相手に言われた時の返事は、『英語の挨拶への返事|I’m fine.は使わない基本11パターン』の記事にあるような、「Good」、「Not bad」などの普通の返事にはなりません。
基本の「You, too.」
「私もあなたにお会いできて嬉しいです」と短く表現するにはこの「You, too.」がベストでカジュアルでよく使います。
しかし、ビジネスシーンなどしっかりと返事をしたい場合は、書略せずに「(It’s) nice to meet you, too.」という形にしましょう。
「Me, too.」じゃない?
これが日本人の多くが勘違いするところですね。
「私もお会いできて嬉しい」だから、「Me, too.」としがちですが、「何を省略して伝えるか」が焦点です。
ここでは、「(It’s) nice to meet」の部分を省略しているので、「You, too.」となります。
これは、「I love you.」という言葉に「私も愛している」と返事する場合も、「You, too.」となります。「I love」の部分を省略している形ですね。
その他の「Same here.」など
「私も同じです」という場合にカジュアルに使えるのが「Same here.」です。
下記も気軽に使える表現(私も同じです)ですが、ビジネスの初対面の時は控えましょう。
- Likewise.
- Ditto.
など。
また、相手の挨拶の仕方次第で言い方が変わる返事の仕方もあります。これが出来たら本当にネイティブらしい返し方となります。
下記が代表的な例です。
- It’s my pleasure to meet you. → The pleasure is all mine. ※意味は「嬉しいのは私の方です」となります。
- I’m happy to meet you. → So am I. ※倒置法を使った表現で、相手の主語が「I」の場合に使えます。
「Nice meeting you.」と「Nice to see you.」との違いは?
さて、先ほどの「Me, too.」ではありませんが、これら2つの表現も日本人が勘違いして使っている方が多いです。
ニュアンスや使う場面が違うのでその点は注意が必要です。
別れ際の「Nice meeting you.」
「to 不定詞」の「Nice to meet you.」は「お会いできることが嬉しいです(未来・現在)」という意味でしたね。
それに対して、「動名詞(現在進行形)」の「Nice meeting you.」は「お会いできていること・お会いできたこと嬉しかったです(現在・過去)」と意味が異なります。
よって、動名詞の「Nice meeting you.」は、打合せなどの後の別れ際に使うフレーズになります。
初めてじゃない「Nice to see you.」
動詞が「meet(会う)」から「see(見る)」に代わった形ですね。
これは2回目以降に会った時に使う表現なので、後ろに「again(再び)」という単語を付けるのもOKです。
- Good to see you again.
- Nice to see you again.
など。
もちろん、フォーマルな場合は略さずに「It’s nice to see you again.」という形がベターですね。
また、ビジネスシーンでも久しぶりに相手に会うことは多いですね。
その場合は「It’s been a long time.」や「How have you been?」など他の言葉も付け加えるといいでしょう。『「久しぶり」の英語|挨拶やビジネスメールでも使える8つの基本表現』の記事も参考にしてみて下さい。
まとめ:「Nice to meet you.」の前に軽い挨拶を入れる!
もちろん、「Nice to meet you.」をいうフレーズを言う前には、『英語での挨拶|英会話やビジネスでも使える厳選17パターン』でもあるような、「Hi.」や「Good morning.」など軽い挨拶をするのが礼儀です。
「Nice to meet you.」だけをいきなり言うネイティブはいないので参考にして下さい。
また、メールや初めての電話などでは、最後に「I look forward to meeting you.(あなたにお会いできるのを楽しみにしています)」と付け加えるといいでしょう。
ビジネスでは頻繁に使う表現の1つです。
是非、「Nice to meet you.」を上手く使いこなせるようになりましょう!