「顔がやばい」、「テストがやばい」、「流石にやばい」など、色々な場面で使う「やばい」ですが、英語では何と言うのでしょうか?
日本語のスラングで、フォーマルな時には使いませんが、友達同士のカジュアルな場面で使う表現ですね。
やばいにも上記の例文のようにいくつかのパターンがあるので、それに合わせた英語を使い分ける必要があります。
目次
「やばい」の意味は?どんな時に使う?
※このページには広告が含まれています。
日本語の俗語(スラング)で、形容詞として使わえる「やばい」ですが、マイナスとプラスの2つの感情のパターンに分けることができます。
危ない時(困った時)
何か危険な場面に出くわした、または悩みとぶつかる時によく使います。
マイナスの感情やダメ過ぎるという場合に使います。
下記がその例文と意味です。
- 流石(さすが)にやばい・・・本当に大変です(困った)
- 仕事がきつくてやばい・・・仕事が忙しくて倒れそう
- 勉強しないとやばい・・・勉強しないと試験に落ちるかもしれない
- その出来はやばいから作り直して!・・・出来が良くないから作り直してほしい
など。
また、「やばい仕事(危険な仕事)」など「やばい+名詞」の形で表現もできます。
すごくいい時(嬉しい時)
先ほどの場合とは真逆の感情の場合にもよく使います。
下記がその例文と意味です。
- 彼の顔やばいね・・・彼の顔がかっこいいね ※「不細工過ぎる」という真逆の場合にも使えます。
- 彼女の英語はやばい!・・・彼女は英語がとてもうまい! ※「下手くそ過ぎる」という意味にもなります。
- やばい!本当?・・・本当ですか?嬉しい! ※「それっとすごいね(または、ダメだね)」というパターンもあります。
など。
このように2つのパターンで使えるので、シチュエーションによってニュアンスが異なるのが「やばい」の特徴ですね。
「えぐい」とは違う?
これと似た表現の俗語で「えぐい」というのがありますね。
これも「すごい(驚きの感情)」という意味と、「気持ち悪い」、「無理です」というマイナスの感情のどちらでも使えます。
下記がその例文と意味です。
- 彼のシュートはえぐい・・・彼のシュートは凄すぎる
- それはえいぐいよ・・・やりすぎだよ(難しいよ) ※ひどすぎる、厳しすぎるなどの感情でも使えます。
など。
こちらも同じように使えるので、英訳するやり方も同じ感覚でOKです。
それでは、これらの大きく分けて2つの場面で使える「やばい(えぐい)」の英語表現を見ていきましょう!
「やばい」を表現する英語一覧・例文など
英語でも「やばい!」は一言、または短いフレーズで表現することが多いですね。
いくつかのパターンを見ていきましょう。
危ない時(困った時)
問題がある、困った!を英文で表現すると次のようなフレーズもあります。
- I’m in trouble.・・・問題がある、とうストレートな表現で、「I have a problem.」などに置き換えることもできます
- I messed up!・・・直訳は、自分がごちゃごちゃにやらかしてやばい!という意味になります
- I screwed up!・・・上記とほぼ同じスラングです
など。
または、一言で表現するパターンもあります。
- Oh, no!・・・えー、やばい!というニュアンスですね
- Damn!・・・クソ!なんてこった!というニュアンスが含まれます
など。
他にも、「This is not good!(それは良くない)」などダイレクトな表現もあります。
『「困る」の英語と関連表現|3つの状況に応じて使い分ける!』の記事も参考にしてみて下さい。
すごくいい時(嬉しい時)
「やばい!」や「普通にやばい!」など、特にいい意味で驚いたり、楽しいなど幸せな気分の時に使うパターンですね。
形容詞などの一言で表現するパターンがとても多いです。
「It’s amazing!」などの「It’s」を省略したた形です。
下記のどれも「やばい!」を表現している形容詞となります。
- Awesome!・・・素晴らしい!の最上級のスラングになります
- Amazing!・・・本当にすごい!最高!の意味が含まれる「やばい」
- Outstanding!・・・尊敬の念も入っている「やばい」
- Wonderful!・・・驚くくらいやばい(すごい)
- Fantastic!・・・他よりも優れているという「やばい」
- Incredible!・・・信じられないくらいやばい(すごい)
など。
他にのスラングで「rock(感動するくらいやばい)」や「sick(やばいくらい最高!)」というのもあります。『「最高」の英語|基本の10英単語と口語で使えるスラング・略語』の記事でも詳しく解説しています。
また、『「素晴らしい」の英語|厳選20個の形容詞とスラング・最上級など』でもある、少し汚いスラングの「F word」や「Bad ass」などもあります。
「Good」や「Nice」、「Good job!」などよりも強い表現が「やばい」となりますね。
Oh my God/goodnessの使い方
大きく分けて2つの表現パータンの一覧を見てきましたが、ネイティブがよく使うのに「Oh my God!」や「Oh my goodness!」というのがありますね。
また、「Oh my gosh!」というのもあります。
略語では「OMG」となりますが、これは驚いた時、困った時の両方でも使えるフレーズです。
下記がその例文です。
- Oh my God! I’m in trouble.(やばい!問題発生です)
- Oh my goodness! You did it!(やばい!よくやったね!)
など。
「Oh my God!」はあまり使わない?
日本語でも「オー・マイ・ゴッド」という表現をしますが、「God」が「神様」とうい単語という事もあり、宗教上の関係で、「Oh my goodness!」や「Oh my gosh!」の方もよく使われます。
無宗教の方が「Oh my God!」を使うのはとても違和感があるので、その他2つを使うのがしっくりきますね。
また、これと同じように「Wow!(ワオ!)」や「No way!(あり得ない!)」、「You must be kidding!(嘘でしょう!)」などの表現の、両方の場面で使える「やばい」と訳すこともできます。
まとめ:「やばい」の英語は直訳しない!
いかがでしたでしょうか?
一言で「やばい」と言っても、英語では様々な表現で、またその場面で使い分ける必要がありましたね。
ようするに、「やばい」の英語は絶対にコレだというのがありません。
ここでご紹介した表現を参考に、様々なシチュエーションで使いこなしてみて下さい。ネイティブ感覚がドンドン身に付いていきます。