2016年5月から新TOEICテストが実施されましたが、それ以前のTOEICとは何が違うのでしょうか?
- 難易度は?
- 形式は?
- 時間は?
など、疑問に思っていることが多いのではないでしょうか?
しかし、その勉強法は基本的には全く変わりません。スコアアップの勉強法については、【TOEIC満点者が教える!目標スコア達成の勉強法】の記事で、Part別での対応などコツも多くご紹介しています。
目次
いつから「新TOEIC」に変わった?
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新TOEICには、2016年5月29日に変わっています。TOEICの問題数や出題形式などが改訂され、新形式のTOEIC試験となっています。
新TOEICの難易度は?
先ず気になるのが新TOEICの難易度ではないでしょうか?
新TOEICテストの難易度自体は旧TOEICとは何ら変わりません。
よって、2016年5月以前のスコアもこれまで同様に正式な点数として履歴書などに記載することは問題ございません。
新TOEICテストと旧TOEICテストの違いを比較
新TOEICテストでは、試験時間、リスニングセクションとリーディングセクションの配点にも変更はありません。
下記が、基本として変更が無いものです。
- 解答方式:マークシート
- 時間:リスニングセクション(約45分間)、リーディングセクション(75分間)
- 問題数:リスニングセクション(100問)、リーディングセクション(100問)
- 配点と満点:満点は990点(リスニングセクションの満点は495点、リーディングセクションも495点)
次に、リスニングセクションとリーディングセクションで細かなところの違いを比較してみましょう。
新TOEIC|リスニングセクションの違い・比較一覧
旧TOEICテスト同様にPart1〜Part4に分かれています。
Part1〜Part4のパート名や基礎内容は旧TOEICと変わりません。
- Part1-写真描写問題
- part2-応答問題
- part3-会話問題
- part4-説明文問題
それでは、下記の表で問題数の違いなどを見てみましょう。
Part | ||
(3名で会話する文と図などビジュアルと関連付ける設問が追加。※1) | (2名の会話のみでビジュアル無し) | |
※1.また、will notがwon’tやgoing toがgonnaなどで表現され、実際の会話により近くなります。
※2.Part3同様にビジュアルの図などを関連する設問があります。
新TOEIC|リーディングセクションの違い・比較一覧
リーディングセクションも、旧TOEICテスト同様にPart5〜Part7に分かれています。
Part5〜Part6のパート名や基礎内容は旧TOEICと変更はありませんが、part7に少し違いがあります。
- Part5-短文穴埋め問題
- part6-長文穴埋め問題
- part7-1つの文書・複数の文書(旧TOEICでは、1つの文書・2つの文書)
次の表で問題数の違いなどを確認して下さい。
(1つの文書-29問、複数の文書-25問 ※4) | (1つの文書-28問、2つの文書-20問) |
※3.単語などではなく、1つの文丸々を埋める設問が追加されます
※4.関連する3つの文から解く問題が追加されます。しかし旧TOEICと同様に2つの文書も含まれます。
初めてのTOEICに向けた準備のポイント
TOEICを初めて受験する方にとって、事前準備は非常に重要です。
試験形式に慣れるだけでなく、時間配分や本番の緊張に対応できるよう、計画的に対策を進めておくことがスコアアップのカギになります。
ここでは、初めてのTOEICで失敗しないための具体的な準備方法をご紹介します。
模試で試験形式に慣れる
TOEICの形式は独特です。リスニングからリーディングまで、計2時間の試験は、時間配分が非常に重要となります。
まず、公式問題集や模擬試験を活用し、試験の流れや問題形式に慣れておきましょう。
実際の試験と同じ時間内で模試を解くことで、自分がどの部分で時間がかかりすぎているか、またはどのパートが得意かを把握することができます。
模試を繰り返すことで、TOEICの独特のテンポに適応できるようになり、試験当日も冷静に問題に取り組むことができるでしょう。
リスニング対策は日常的に行う
TOEICでは、リスニングが全体のスコアの半分を占めるため、リスニング力の向上は必須です。
特に初めての受験では、リスニングのスピードやアクセントに戸惑うことが多いため、日常的に英語を聞く環境を作ることが効果的です。
英語のニュースや映画、ポッドキャストを活用し、できるだけ多くの種類の英語に触れるようにしましょう。
また、シャドーイングと呼ばれる音声を真似して話す練習方法も、リスニング力の向上に非常に効果的です。
これにより、ネイティブのスピードに慣れ、リスニングパートでの正答率を上げることができます。
自分の弱点を把握する
初めてのTOEICでは、どのパートが自分にとって難しいのかを理解することが大切です。
パート5(文法問題)で苦戦する場合は、基本的な文法ルールを再確認し、繰り返し問題を解いて基礎を固めましょう。
また、パート7(長文読解)が難しい場合は、速読の練習を取り入れ、短時間で効率よく情報を理解する力をつけることが重要です。
弱点を早めに見つけて対策を取ることで、本番では自信を持って試験に臨むことができます。
リラックスすることも大切
初めてのTOEICでは、緊張しやすいものです。しかし、リラックスして試験に臨むことが、最良の結果を引き出すためには必要です。
試験前夜は十分な睡眠をとり、試験当日は余裕を持って会場に到着できるように準備を整えておきましょう。
試験開始前に深呼吸をして心を落ち着けることで、緊張を和らげることができます。あまり完璧を目指しすぎず、自分のできる限りの力を発揮できれば、良い結果に繋がるはずです。
初めてのTOEICは誰でも不安を感じるものですが、しっかりとした準備をして臨めば自信を持って挑戦できます。
模試で試験形式に慣れ、日常的なリスニング対策を行い、自分の弱点を把握して計画的に学習を進めましょう。
そして、リラックスして試験当日に臨むことが、良いスコアを出すための秘訣です。
まとめ:新TOEIC対策は慣れるのみ!
TOEICの形式が変わったからといって決して慌てないことです。
これまで旧TOEICを受験された方は特に不安かもしれませんが、難易度や問題数など変更はなく、特別な対策は不要です。
模試に目を通すだけでも全然大丈夫です。これまで同様にTOEICだけの対策というよりは基本的な英語力があれば十分対応できます。
この機会だからこそ、受験対策やTOEIC対策といって振り回されるのではなく、根本的な英語力を身に付けることも同時に考えてみましょう!
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