ほうれん草と聞くと、アメリカ漫画の主人公の「ポパイ」を思い浮かべませんか?
でも、海外で買い物をしても「ポパイ」の名前でほうれん草は売られていないので注意して下さい。
それでも、ほうれん草の英語表現が分からなくても、ポパイのジェスチャーでは通じそうですが・・・
日本でもほうれん草の胡麻和え、ほうれん草のソテーやスープなど、料理にも欠かせないの野菜の1つですね。
でも、それらの料理も外国人に正しい英語で説明できますか?
目次
「ほうれん草」の英語と正しい発音・複数形など
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ほうれん草の英語は「spinach」です。
「spinach」の発音と発音記号は下記となります。
ペルシャ語が語源とされています。
スペルから「スピナッチ」と発音しそうですが、正しくは「スピニッチ」となるので注意しましょう。
また、基本的に「spinach」は不可算名詞(数えられない名詞)で、複数形はありません。
よって次のような例文となります。
- I like spinach.(私はほうれん草が好きです)
- I bough a bunch of spinach.(ほうれん草を一束買いました) ※「I bought spinach.」のみでも口語ではOKです。しかし、二束、三束など数える時は、「two bunches of spinach」、「three bunches of spinach」となります。
など。
「ほうれん草」という名前の由来
ほうれん草は漢字では「菠薐草」と書きます。めちゃくちゃ難しいですね。
栽培が盛んだった「菠薐国」、つまり「ペルシャ」の草という由来が一番有力で、中国語で「菠薐」をホーリンと読んでいたことから、日本では「ほうれん」という訛りで伝わったとされています。
また、ほうれん草は別の漢字で「法蓮草」と書くパターンもあり、どちらも正しいとされています。
「ほうれん草」の料理名やその他野菜の英語一覧
さて、外国人と日本で食事をしている時の「これって何?」と聞かれて答えられるとかっこいいですよね。
下記はほうれん草にちなんだ代表的な英語での料理名です。
- ほうれん草のおひたし(boiled spinach) ※「boil(ボイル)」は「ゆでる」という動詞です。
- ほうれん草の胡麻和え(seasoned spinach with sesame sauce) ※「sesame(セサミ)」は「胡麻」です。
- ほうれん草の白和え(spinach with white miso) ※豆腐とほうれん草の白和えサラダは、「tofu and spinach salad dressed with white sauce/miso」となります。
- ほうれん草のソテー(spinach saute) ※「saute」はフランス語が由来です。
- ほうれん草サラダ(spinach salad)
- ほうれん草スープ(spinach soup)
胡麻和え、白和えなど日本独特の料理もあるので押さえておくと役立ちます。
また、下記はほうれん草と一緒によく調べられる野菜の一部です。
- 小松菜(Japanese mustard spinach)
- なす(eggplant) ※『「なす」の英語|2つある表現や発音とその他野菜の英語一覧』でも詳しく解説しています。
- ブロッコリー(broccoli)
- キャベツ(cabbage) ※発音は「キャビッジ」となります。
- 白菜(Chinese cabbage)
- 大根(Japanese radish) ※『「大根」の英語|radishじゃ通じない!?6つの関連表現』の記事も確認してみましょう!
など、参考にしてみて下さい。
豆知識:ポパイは何故、spinachで怪力になれたのか?
さて、ほうれん草とポパイを連想する方は多いですが、そもそも、何故ポパイはほうれん草を食べるようになったのでしょうか?
他の植物でもいいはずですね。
ほうれん草はビタミンA群、B群、そして鉄分を豊富に含んでいる体にとてもいい植物ですが、放送時の1970年代では、ほうれん草嫌いの子供が多かったようです。
よってほうれん草を食べるポパイが怪力になって活躍することで、人気者のポパイのように子供たちの間でのほうれん草の消費を増やそうという思惑があったようです。
また、因みに「ポパイ」の英語は「Popeye(発音記号:pάpɑɪ)」で、「パパイ」に近い発音になります。
まとめ:企業の「ホウレンソウ」を英語では?
さて、ほうれん草の英語は「spinach」ということは分かったかと思います。
しかし、企業(会社)の報告・連絡・相談、略して「ホウレンソウ(報連相)」を英語ではどう言うのでしょうか?
日本独特の表現ではあるので、これを英語で表現すると次のようになります。
In many Japanese companies, we practice ”Ho-Ren-So” for business.
Ho stands for Hokoku, which is to report in English. You should report to your boss about what you are doing and results with customers and so on.
Ren stands for Renraku, which is to communicate in English and you do so with your co-workers or boss.
So stands for Sodan, which is to consult with others if any problems.
(和訳:多くの日本企業では、ビジネスシーンで「ホウレンソウ」を実践しています。
「ホウ」は「報告」のことで、何をしているのか、または顧客との結果を上司などに報告する必要があるということ。
「レン」は「連絡」のことで、上司や同僚などとも連絡を取り合うこと。
「ソウ」は「相談」のことで、何か問題があったら相談をすること。)
上記は例文ですが、参考にしてみて下さい。