英単語をこれから覚えたいから効果的なノートの作り方を知りたいと思っていますか?
また、どうしても英単語を忘れてしまうから、ノートに書き写すことで記憶の定着率が上がると思っていませんか?
ノートに英単語を書くことを完全に否定しないのですが、そのやり方がとても重要です。
目次
ノートを使って英単語を覚える前に知っておこう!長期記憶とは?
※このページには広告が含まれています。
英単語を覚えて、試験の後にはすっかり忘れているという経験はないですか?
特に英語が苦手な方は、この繰り返しではないでしょうか。
いつまでたっても英単語を覚えられない。これを専門用語では「短期記憶」と言います。
その反対に、いつまでたっても覚えてる状態が「長期記憶」となります。
ノートを使って実現させたいのは後者です。そうでないとせっかく時間をかけて英単語を覚えようとしているのに意味がなくなります。
例えば、TOEICの800点を目指す時に、必要と言われている単語数は5000単語~8000単語と言われています。
単純に1日20単語覚えるとしたら、約1年間でクリアーになる計算です。これって凄いですよね?
でも、これがすぐに忘れてしまう短期記憶の覚え方であれば実現は不可能です。
記憶に強く、そして長く定着させるには「刺激」が必要なのは明確です。印象深い思い出を今でも覚えているのは何かしらの刺激があったためです。
5歳の時に友達と初めて喧嘩した、13歳の時にサッカー大会で優勝した、など刺激が強いほど長期記憶の中にあるはずです。
でも、1週間前の昼食は何だったか覚えていますか?
思い出せない場合は、それが刺激がない短期記憶となります。
英単語を覚えるのにノートを単語帳にするな!
あなたは今、単語帳を見つめながら単語を覚えようとしていますか?
または、ノートに単語だけを書いてそれを単語帳代わりにしようとしていませんか?
それが、まさに単純作業の、刺激がない「短期記憶」で英単語を覚えようとしている無駄な努力となります。
ノートに書いた自分だけの知らない単語だけを眺める、自己満足の勉強法とは今日で卒業です。
では、英単語を覚えるのにノートをどのように活用すればいいのでしょうか?
その答えは「脳への刺激の与え方」にあります。限られた時間だからこそ、一度覚えたら忘れない長期記憶で単語を覚える感覚を身に付けましょう!
それには、ノートを単なる単語帳として使っていては実現しません。
ノート(ルーズリーフ)に英文を書き写す?フラッシュバック法
長期記憶に残すのに、単語帳を眺めるよりは、ノートに書き写すことはある程度の刺激となりますが、それだけでは足りません。
また、単語だけをノートに書き写すだけでも「それをどこでどのように使うのか?」という、また別の時間を使って調べないといけないので、時間の無駄です。
では、どのようなノートの使い方がいいのか?
『TOEIC満点者が教える!英単語の覚え方マスター法』でも詳しく書いていますが、フラッシュバック法という方法です。
単語単体では覚えずに、「英文(一英文)をイメージながら長期記憶に落とし込む」という方法になります。
ノートには必ず「一英文」を塊として書き写します。
そして、その英文の意味を自分なりのイメージをする癖を付けます。
イメージという感覚が分からない場合は、googleの画像検索などで、「car(名詞)」、「smile(動詞・名詞)」などを入れて下さい。
文字情報ではなく、様々な写真やイラストが検索結果として表示されるはずです。それが英語をイメージする英語脳の感覚となります。
英単語のアプリとして有名な「mikan」などを利用する時も同様です。
知らない単語を覚えたいなら、その単語を使った英文をノートに書き写す。単語単体を書き写すことはNGです。
英文をイメージして、そしてその英文をノートに書き写すという刺激を与えるだけでも長期記憶への定着率は上がっていきます。
是非、トライしてどれくらい忘れない記憶を手にしているのか確認してみて下さい。
おすすめの方法!ノートを見ながら音読すると英単語が覚えやすい?
上述のようにノートに英文をイメージしながら書き写す方法を更に効果的にしてくれるやり方があります。
それは、その書き写した英文を「音読」するということです。
『英単語の覚え方|3倍速の短時間でドンドン吸収できるコツとは?』でも書いていますが、音読という自分の口と耳に更に強い刺激を与えることで、忘れないという記憶の確率を高めてくれます。
また、短時間での英単語の覚え方が実現できます。
それと、知らない単語を調べてその英文をノートに書くということもいいのですが、先ずは自分がよく使う単語を覚えることから始めてもいいでしょう。
常に意識する英語表現になりますから、その繰り返しで覚えることも可能となります。
それに最高の方法が「日記」です。
毎日数行でもいいので、今日の行動や天気、気持ちなどをノートに書いて、そしてそれを音読するということ繰り返すだけ。
自分の周りの出来事などの日記なのでイメージという刺激を簡単に与えることができます。
ネタ作りなどについては、『英語で日記は効果的!初心者でもすぐに書ける21つの基本例文』の記事を参考にしてみて下さい。
まとめ:初級レベル・中学・高校生はノートに書くことに慣れる!
いかがでしょうか?
特に英語が苦手、または受験のための英語に嫌気がさしている人ほど、ノートに英語を書くという行動自体が面倒臭いはずです。
もちろん、英単語や英文をノートに書かないと英語を覚えることはできないとは言い切れませんが、英語という言語に慣れるにも書き写すことは効果的です。
イメージするのが苦手な人ほど、書いて覚える(英文一塊というのは忘れないように!)方法を実践してみましょう!
新しいノートは不要です。まずはやってみることを優先して、何かのコピー用紙の裏でも構いません。ここで紹介した方法や記事を参考にしてみて下さい。