カジュアルな「どうしたの?」、ビジネスメールでも使える丁寧な「どうかしたんですか?(どうかなされましたか?)」などの英語はどう使い分ければいいのでしょうか?
ネイティブがよく使う表現は一つだけではありません。
また、大丈夫?どうしたの?などと聞かれた際には、「ありがとう」や「大丈夫だよ」、「何でもないよ」などの返事も必要ですね。
- Thank you.
- No problem.
- Don’t worry.
などの表現も押さえておきましょう。詳しくは、『「大丈夫」の英語|3つの場面!返事・質問・励ましで活用』の記事も参考にして下さい。
目次
ネイティブがよく使う「どうしたの?」の英語
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ここでは、スラング的な表現も含めた、カジュアルなどうしたの?また、よく使う表現をご紹介します。
堅苦しくならずに、気軽に使ってみましょう!
「Are you OK?」
これは英語初級者でもすぐに使えて問題のない「どうしたの?」です。
友達や恋人が何か心配そうな顔、風邪などの病気、またはメールやSNSなので困っている感じのメッセージが来た場合は、「どうしたの?大丈夫?」という感じで使えます。
また、これと似ているのが「Are you all right?」ですね。同じような使い方です。
「What’s up?」
「What’s up?(What is upの短縮形)」は「よう、元気?」など友人やビジネスの同僚などとの挨拶の時にも使う表現です。
私も友達には、この挨拶文をよく使います。スラング的な表現です。
また、久しぶりに再会した友人に対して、「久しぶり!最近どう?Long time no talk. So, what’s up?」という時にも使える表現です。
相手から電話が急にかかってきた時も「急にどうしたの?」というニュアンスでも使えます。
久しぶりの様々な英語については、『「久しぶり」の英語|メールや挨拶で使える23個の例文』をご参考下さい。
このようなあいさつ文でも使えるのが「What’s up?」です。どうしたの?(どうした?)という時にも気軽に使えます。
発音がポイントで、「ワッツァプ」と一単語のように発声します。
「ワッツ・アップ」と区切って発音すると、相手が聞き取りにくく、スムーズな英語にならないのでその点は注意しましょう!
「What happened?」
これもよく使う表現の一つです。
直訳すると「何か問題でも発生した?(何があったの?)」となります。
心配そうな表情をしている相手に対して心配して聞く場合と状況に対して聞く場合のどちらでも使えます。
例えば、きれいだった部屋がごみで散乱している時などにも、「What happened?(何が起こったの?どうしちゃったの?など)」が使えるという感じです。
これと同じ使い方が、現在完了形で使う「What’s happened?」です。「What has happened?」の短縮形で、「What happened?」とほぼ同じ意味で使われていると思って結構です。
また、いつもはおしゃれだけど、ぼろぼろの服を着ていたのを見かけた場合は、「あなた、どうしちゃったの?(What happened to you?)」と強調して表現することもできます。
「What’s wrong?」
これもネイティブがカジュアルに使う表現ですが、明らかに何かおかしい場合に使います。
「wrong」は「悪い」という形容詞です。
相手を心配する場合に使いますが、「What’s wrong with you?」という表現もありますが、ニュアンスが全然違うのでしっかりと使い分けて下さい。
- What’s wrong?(一体、どうしたの?大丈夫?)
- What’s wrong with you?(あなた、頭おかしいの?) ※「あなたの行動はおこしい」などの時にも使う表現です
という使い分けが一般的ですので、留意しておきましょう!
「What’s the problem?」
「何か問題があるの?」が直訳になりますが、これはビジネスの場面でも使えます。
会議をしている同僚が困った表情をしていて、何か手助けしたいようなニュアンスを含んだのが、「What’s the problem?」です。
同じような表現で、「What’s your problem?」というのがありますが、これは「何か文句でもある?」、「みんなは賛成しているのに、あなただけが反対。いったい何が問題なんですか?」などの時に不満を言う時に使うので使い分けがこれも必要です。
意味不明な言動などをしている相手に使えます。
「What’s the matter?」
「What’s the problem?」と同じ意味として捉えていいのが、「What’s the matter?」です。
カジュアルに「どうしたの?」としても使える表現です。
これも「What’s wrong with you?」や「What’s your problem?」と同じように、「What’s the matter with you?」という表現があります。
しかしこれは、心配しての「どうしたの?」と「一体何なの?(あなたはおかしい)」の2つの使い方ができるので、シチューエーションによるので注意しましょう。
「What’s going on?」
これは状況を心配して使う時の表現です。
今現在発生している事柄に対して、「何が起こっているの?(何がどうしているの?)」という場合に、「What’s going on?」を使います。
電話で不在着信がたくさんあったり、友達が口げんかしている場面に出くわしたり・・・
「What’s happening?」という現在進行形の表現でも代替えできます。
ビジネスでも使える丁寧な「どうしたの?」の英語
丁寧に相手に聞く場合は「どうされましたか?」と日本語でも聞きますよね。
それは英語でも同様で、ビジネスメールでも、または口頭でも丁寧な言い方は存在します。ここでは2つの言い方を見てみましょう!
「Is there anything wrong?」
直訳で言うと、「何か悪いこと・おかしなことはありますか?」となります。
これと似た表現は「Is there something wrong?」です。
「something」と「anything」はどちらとも「何か」となりますが、文法的に私たちが習うのが下記です。
- something:肯定文の時
- anything:否定や疑問文の時
しかし、この場合「Is there something wrong?」は「すでに何か問題があるのを前提で、何が問題なのかを聞きだす」場合。
一方、「Is there anything wrong?」は「問題があるのかを聞き出す」場合というニュアンスがあります。しかし、あまり気にせずにどちらを使っても全く問題はありません。知識として押さえておくくらいでOKです。
「What’s bothering you?」
これはともて丁寧な表現です。
フォーマルな場面など使えるとかっこいいですよ。
「bother(ボザー)」は「~を悩ませる・邪魔をする」という動詞で、「What’s bothering you?」は直訳で「何があなたを悩ませているのですか?=どうされましたか?」となります。
スラング的なカジュアルな表現とは別に、このような丁寧な表現も知っておくことで英会話の幅も広がりますね。
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