
英語の「used to」は英会話でも良く使われますが、よく英語の試験のひっかけ問題でも出てくるものです。
ここでは「何故、ひっかけになるのか?」という疑問と日本人が不得意な発音についても解説していきます。
目次:
1.「used to」の発音とポイント
2.「used to」の意味とどんな時に使うの?
3.「used to」と「be動詞+used to」の違いを解説!
1.「used to」の発音とポイント

「used to」の発音は下記となります。
ネイティブのような「used to」を発音をするには?
日本人はどうしても単語を一つ一つシッカリと発音します。
よってそれが原因で、どうしてもカクッ、カクッと滑らかな英語を話せない方が多いのです。
しかし、英語というのは基本的にスムーズに滑らかに発音するほうが、よりネイティブの発音に近づけます。
「used to」も例外ではありません。「used」の「ユースト」と「to」の「トゥー」の「ト」の部分が同じなので、この音を重ねます。
よって、発音は「ユーストゥー」となります。上記の音声もそのようになっているので、もう一度聞いてみましょう!
※中学校で習う「use(使う)」の過去形などは「used」ですが、この発音は「ユーズド」と音がにごるので発音する時に注意が必要です。「used to」の音はまったくにごりません。
2.「used to」の意味とどんな時に使うの?
「used to」は、「過去の習慣」を表現する時に使います。
つまり、訳すと「よく~をしていた」というのが基本となります。
ニュアンス的に「今は~はしていないけど」というのも含まれます。
下記がその例文です。
- I used to play baseball./昔は(よく)、野球をしていました。
- He used to drink beer./彼は(よく)、ビールを飲んでいました。
3.「used to」と「be動詞+used to」の違いを解説!
冒頭でも述べていますが、英語のテストでも定番と言っていいほどのひっかけ問題の1つです。
しかし、その違いが分かっていれば何ら問題もありません。
まして、英会話でも使いこなせるととても便利な表現となります。
それでは、2つの例文と和訳を見てみましょう!
- He used to cook./彼は(よく)、料理をしていました。
- He is used to cooking./彼は、料理をするのに慣れました
違いが分かりましたか?
全然違う意味になりますね。でも、ネイティブもこの2つの例文のようなのを頻繁に使っています。
「used to」の発音自体は同じです。
しかし、2つ目の例文でお分かりのように「be動詞+used to」は「慣れている」という状態を説明する時に使う表現です。
「I am used to it.(もう慣れました)」のフレーズもよく聞きます。
「~に慣れる」という表現については他にもあります。『「慣れる」の英語|4つの表現の違いや使い方と例文など』の記事を参考にしてみて下さい。
これで大丈夫!「used to」と「be動詞+used to」の違いまとめ
下記が違いのまとめとなるので、是非参考にしてみて下さい。
- 「used to」は、「過去の習慣」であり、文型は「主語+used to+動詞の原形」となります。
- 「be動詞+used to」は、「慣れている状態」を表わすものであり、文型は「主語+be動詞+used to+動名詞や名詞、代名詞など」となります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございます!
ちょっと最後は文法っぽくなりましたが、基本は簡単なので、「use to」と「be動詞+used to」の両方とも英会話の中で是非活用してみましょう!
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