「いも」は「potato」で、とても良く知られた単語ですよね。
でも、「さつまいも」の英語表現は知らないという方も多いのではないでしょうか?
また、「里芋(さといも)」や「焼き芋」など関連表現も押さえていると英会話にも役立ちます。
目次
「さつまいも」は英語でなんて言う?
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「さつまいも」は英語で「sweet potato」です。
さつまいもの英語|「sweet potato」の読み方(カタカナ)・発音
「sweet potato」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
日本語では「スィートポテト」といえば、サツマイモを使った甘いお菓子のことですよね。
英語では「sweet potato」は「さつまいも」のことで、「スィートポテト」のようなお菓子は無いので要注意です。
お菓子の「スィートポテト」をあえて英語で言うなら「sweet potato cake」や、「sweet potato pie」等の表現が使えます。「cake」や「pie」の代わりに「tart」を使ってもOKです。
海外の「さつまいも」は日本のものとは形や味が違います。日本の「さつまいも」のように、焼くとスイーツのような甘みが出る「さつまいも」は海外でとても珍しいです。
「いも」は英語でなんて言う?
また、「いも」は英語で「potato」です。
日本語の「じゃがいも」が「potato」で、英語圏でも「ポテトチップス(potato chips)」や「フライドポテト(French fries)」などさまざまな料理に使われて日常的に食べています。
さつまいの英語|「sweet potato」の複数形
「potato」の複数形は「potatoes」で、さつまいもの複数形は「sweet potatoes」になります。
「s」ではなく、「es」をつけます。間違いやすいポイントなので要注意です。
「さつまいも」以外の「いも」は英語の英語表現
「じゃがいも」は「potato」、「さつまいも」は「sweet potato」ですが、それ以外の種類の「いも」の英語表現を確認しましょう。
「里芋」は英語で?
「里芋」は英語で「taro」(タロウ)です。
学校の社会の授業などで「タロイモ」を聞いたことがあるのではないでしょうか?
「タロイモ」は熱帯雨林の近くなど海外で栽培されているイメージですが、実は日本の「里芋」も「タロイモ」の一種です。
「里芋」だけでなく、京料理などで使われるカラノイモやタケノコイモもタロイモで、エビイモやエグイモなども同様です。
海外のタロイモと区別したい場合は、「Japanese taro」と言ってもOKです。
尚、「taro」自体が「タロイモ」「里芋」という意味なので、「taro potato」という表現は間違いです。
「長芋」と「山芋」は英語で?
「長芋」や「山芋」のような「いも」は、英語で「yam」(ヤム)です。
「タロイモ」と同様、「ヤムイモ」は社会の授業で習った方も多いのではないでしょうか。
「さつまいも」も「yam」の一種で、単に「yam」と言うとさつまいものイメージが強いため、「山芋」は「Chinese yam」、「山芋」は「Japanese yam」と言って区別すると伝わりやすいです。
さつまいも料理を英語で表現しよう!
さつまいも以外の「焼き芋」や、「芋ようかん」など「さつまいも」を使った料理の英語表現を確認しましょう。
「焼き芋」は英語で?
「焼き芋」は英語で「baked sweet potato」です。
「bake」はオーブンなどで焼く場合に使う表現で、直訳すると「焼いたさつまいも」となります。そのままの表現ですね。
アメリカなど海外の「さつまいも」は甘みが少ないので、焼き芋にはバター(butter)や砂糖(sugar)が添えて出されることが多いです。
尚、「石焼き芋」も「baked sweet potato」で通じますが、あえて「石で焼いた」ことを強調したい場合は「sweet potatoes roasted in hot pebbles」又は、「stone-roasted sweet potato」です。
「pebble」は「小石」という意味で、「石」で焼く場合は「roast」を使うほうが自然です。
「芋ようかん」は英語で?
欧米には「ようかん」は無く、「ようかん」にあたる表現があるわけではありません。
「芋ようかん」を簡単な英語で説明するとすれば「sweet potato paste」です。
「sweet potato paste」は、直訳すると「さつまいものペースト」となるため、実際に食べるとその甘さに驚いてしまう場合もあります。
「a jelly dessert made of sweet potato paste(サツマイモのペーストでつくられたゼリー状のデザート)」など「デザート」と説明するとよりわかりやすいです。
「芋焼酎」は英語で?
「焼酎」は英語でそのまま「shochu」と訳されることもありますが、日本酒「sake」ほど有名でなく、日本文化についてあまり知らない人には伝わりません。
日本文化をあまり知らない人にもわかりやすい表現が、「Japanese distilled spirits」です。
「distill」は「蒸留する」という意味で、「distilled spirit」は「蒸留酒」です。
「distilled spirits」だけでもOKですが、世界中に様々な「distilled spirits」があるため「Japanese distilled spirits」とすると、日本独特の蒸留酒、つまり「焼酎」であることが伝わりやすいです。
「芋焼酎」は「Japanese distilled spirits made from sweet potatoes」です。
「sweet potatoes」の「sweet」を省略してもOKです。また、「sweet potatoes」の部分を「大麦(barley)」や「そば(buckwheat)」など、他の食材に変えれば「麦焼酎」や「そば焼酎」を伝えることができます。
その他の日本酒などのお酒の英語のについては、『「酒」の英語|お酒の種類や飲み方など22個の使える表現』の記事を参考にしてみて下さい。
「さつまいも」の関連英語
その他の「さつまいも」の関連表現を確認しましょう。
- 「さつまいものでんぷん」:sweet potato starch
- 「種いも」:seed potato
- 「さつまいも畑」:sweet potato field
- 「さつまいも掘り」:digging sweet potatoes ※「dig」は「掘る」という意味です。「芋掘り」は1個だけ掘ることはないので、「potato」は複数形の「potatoes」となります。
- 「皮」:skin ※「さつまいも」の皮も「skin」でOKです。
- 「うらごし」:puree ※うらごししたものことを「puree」と言います。日本語でも「ピュレ」といいますが、その語源です。
まとめ:さつまいも以外の芋の英語も覚えよう!
「さつまいも」は「sweet potato」で、デザートの「スイートポテト」は欧米にはないことは知らなかった方も多いと思います。
知っていれば簡単な表現ですが、知らないと「スイートポテト」のことを「sweet potato」と言ってしまい会話の中で行き違いが起きてしまいがちな表現です。
尚、焼き方など調理方法の英語表現は『「料理」の英語や用語を使い分け|134個の英単語や動画も紹介!』で詳しくご紹介しています。
「さつまいも」など食材の会話ではよく出てくる表現を多く紹介していますので、こちらもあわせてチェックしてみてください。
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