「真面目」を英語で言えますか?
日本語の「真面目」は、様々なニュアンスがあります。
いい意味で使われる場合が多いですが、「真面目すぎる人」「頭が固い人」などネガティブな意味でつかうこともありますよね。
英語では伝えたい「真面目」のニュアンスによって、単語を使い分ける必要があります。
目次
「真面目」の英語(性格):ポジティブ編
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主にポジティブな表現で使う「真面目」の英語表現を見てみましょう。
英語の「Earnest」で「真面目」を表現
「earnest」は「熱心な」「真剣な」という意味の形容詞です。
真面目の英語|「earnest」の読み方(カタカナ)・発音
「earnest」の読み方、発音などは下記となります。
勤勉な学生や真面目に働く人などに使う表現です。また、「勤勉な」「精励で」等の意味がある「diligent(ディリジェント)」も、同じようなニュアンスで使えます。
真面目の英語|「earnest」の例文
例文は下記となります。
- He is an earnest student./彼は勤勉な学生です。
- She is earnest about her project./彼女は、プロジェクトに真面目に取り組んでいる。 ※「earnet about~」で「~に真剣です」となります。
英語の「Honest」で「真面目」を表現
「honest」は「正直者」という意味です。
真面目の英語|「honest」の読み方(カタカナ)・発音
「honest」の読み方、発音などは下記となります。
※「h」の発音はしないので注意です。
「誠実な」「実直な」という意味もあります。うそを言わず、ズルをしない「バカ正直な人」のイメージですが、良い意味でも使える表現です。
真面目の英語|「honest」の例文
【例文は下記となります】
- He is very honest./彼はとても正直者です。
- To be honest (with you), I don’t like it./正直に言うと、それはあまり好きじゃない。 ※「To be honest」や「To be honest with you」はネイティブもよく使う表現で、「正直に言うと」となります。
英語の「Faithful」で「真面目」を表現
「faithful」は「忠実な」や「誠実な」という意味です。
「faithful」の発音などは下記となります。
「信仰が厚い」や「信頼できる」と言う意味もあります。裏切らないまっすぐな人というイメージです。浮気をしない人と言う意味でも使えます。
「忠実な」「義理堅い」の意味がある「loyal(ロイヤル)」も同じような意味です。
【例文は下記となります】
- He is my faithful friend./彼は誠実な友人です。
- She is faithful to her husband./彼女は浮気をしない真面目な女性です。 ※直訳は「彼女は旦那さんに対して真面目です。」となります。
英語の「Hardworking」で「真面目」を表現
「hardworking」は「勤勉な」「働き者の」で、一生懸命働く真面目な人というポジティブな褒め言葉で使える表現です。
「hardworking」の発音などは下記となります。
仕事以外でも、勉強や家事、国民性など様々な場面で使えます。
【例文は下記となります】
- He is very hardworking./彼はとても勤勉です。
- She is the most hardworking student in our class./彼女はクラスで一番の勉強家です。 ※「the most + 形容詞」で「一番~です」を表現しています。
「真面目」の英語(性格):ネガティブ編
「真面目すぎて面白くない人」「堅物」などネガティブなニュアンスの「真面目」の表現も見てみましょう。
英語の「Serious」で「真面目」を表現
「serious」は、ネガティブな意味の「真面目」で使う表現です。真面目すぎて、ジョークが通じない人や、些細なことを真剣に考えすぎる人など、気難しい人に使われる表現です。
「serious」の発音などは下記となります。
※「Serious」はポジティブなニュアンスを含む場合もありますが、多くはネガティブ的な表現で使われます。
【例文は下記となります】
- Tom is a serious person./トムは真面目な人です。※使う場面に場面によっては、ポジティブな表現にもなります。
- Don’t be so serious./そんなに真面目に考えすぎないで!(深刻になりすぎないで!)
英語の「Square」で「真面目」を表現
「square」の本来の意味は「四角」ですが、「真面目」というニュアンスもあります。日本語に訳すと「堅物」や「頭が固い人」となります。
「square」の発音などは下記となります。
四角のような枠にはまったような人、きっちりした人というイメージです。保守的な考えで凝り固まっている人や、人の意見を全く受け入れない人など「頑固おやじ」みたいなイメージです。
友達同士の会話で全く笑わず、その場の空気を盛り下げてしまう人など若い人にも使えます。
【例文は下記となります】
- My boss is square./私の上司は頭が固い。
- Don’t be such a square./そんなに真面目にならないで!(頭を固くしないで!)
英語の「Workaholic」で「真面目」を表現
「workaholic」は「仕事中毒の人」という意味です。
「workaholic」の発音などは下記となります。
※「holic」は「~中毒の」という意味で、「alcoholic(アルコール中毒)」は知っている人も多いですよね。
家庭をかえりみず、中毒のように働いている人で、ネガティブな意味で使われる表現です。
【例文は下記となります】
- He is a workaholic./彼は仕事中毒だ。
- My father was a typical workaholic./私の父は典型的な仕事人間だった。 「typical(ティピカル)」は「典型的」です。
英語の「Hard」で「真面目に~する」
人の性格以外にも「真面目」を使う場面がありますよね。
では、「真面目に勉強する」はどう言えばいいのでしょうか?
この場合の「真面目」は「一生懸命」という意味なので、「hard」を使います。
「固い」などでも使われる英単語ですが、ここでは「一生懸命」という使い方をします。
勉強だけでなく、仕事などでも「hard」を使えばOKです。
【例文は下記となります】
- We need to study hard./私たちは真面目に勉強する必要がある。※「勉強に集中する」という意味であれば、「focus on studying」という表現もあります。「focus on~」は「~に集中する」となります。
- He is working hard./彼は真面目に働いている
ここでは、「study」と「work」を例として出しましたが、他の「practice(練習する)」などの動詞でも使えます。
「真面目」に関連する英語表現
その他の英会話でも頻繁に使われる「真面目」に関連する表現などを見てみましょう。覚えておくだけでもリスニングなどでも役立ちます。
- 「trustworthy(トラストワーシー)」:信頼できる、当てになる
- 「dependable(ディペンダブル)」:信頼できる、頼りになる
- 「sincere(シンシア)」:正直な、うそ偽りのない、言行が一致している
- 「geek(ギーク)」:オタク、ひとつのことを極めている人
- 「bookworm(ブックワーム)」:本の虫、本好き、いつも本にかじりついている人
- 「genuine(ジェヌイン)」:素直な、本物の、純粋な、偽りのない
- 「determined(ディターミンド)」:断固とした、決然とした
- 「thoughtful(ソートフル)」:思いやりがある、親切な
まとめ:「真面目」の英語は単語1つでで伝わり方が変わる
日本語の「真面目」はそのまま英語に訳すことが難しいので、似たニュアンスの英語表現を使い分けましょう。
それぞれの英語表現は、英語独特なニュアンスがあります。
その為、単純に日本語訳だけで覚えるのではなく、例文などを読みながらニュアンスを掴んでいきましょう。
マイスキでは、この他にも様々な性格に関する表現をご紹介しています。
【「性格」を英語で表現する!厳選97個の英単語とフレーズ】や【「優しい」の英語|会話でも頻繁に使う8つの表現!音声付き】の記事も参考にしてみて下さい。
こちらも、確認して幅広く性格を伝えられるようにしましょう!
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