水星や火星など、太陽系の惑星の名前を英語で言えますか?
学校のテストなどで惑星の名前がでて、覚えなければいけないけど、なかなか覚えられないという方も多いのではないでしょうか。
太陽系の惑星の名前は、ローマ神話の神々が由来なので、独特で覚えにくいものが多いです。
また、「惑星」と一緒に押さえておきたい「宇宙」の英語は『3つある!「宇宙」の基本英語|関連英語や名言もマスター!』、星の英語は『「星」の英語|会話で使える!12個の表現や星座なども紹介』で紹介しています。
語彙力の幅を広げましょう!
目次
「惑星」の基本英語と発音・複数形
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「惑星」は英語で「planet」です。
「planet」の読み方と発音記号下記となります。
複数形は「s」を付けて「planets」でOKです。
「planet」は日本語でも、カタカナの「プラネット」で使うので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
日本語にもなっている「planetarium(プラネタリウム)」は、この「planet(惑星)」が語源です。「planetarium」は「プラァナタリアム」で、「rium」の部分が「リウム」ではなく「リアム」となるので要注意です。
太陽系の惑星の英語一覧|発音・由来など
惑星とは、太陽系(the solar system)の中で太陽の周りを自転している天体のことです。
ここでは、太陽系の8つの惑星と英語表現を一覧で紹介します。
それぞれの惑星の名前は、ローマ神話の神が由来になっています。その由来もあわせてご紹介します。
「水星(Mercury)」
「水星」は英語で「Mercury」です。
由来は、ローマ神話の神「メルクリウス(mercurius)」(ギリシャ神話のヘルメス)です。商人や旅人の守護神。
※「mercury」は「水銀」という意味もあります。惑星の「Mercury」は頭文字が大文字ですが、「水銀」という意味で使う場合、小文字の「mercury」となります。
「金星(Venus)」
「金星」は英語で「Venus」です。
由来は、ローマ神話の神「ウェヌス(venus)」(ギリシャ神話のアフロディーテ)です。美と愛の女神。
「地球(Earth)」
「地球」は英語で「Earth」です。
由来は、ラテン語で大地を意味する「Tellus」や「Terra」です。古英語では「eorthe」で、この単語が「earth(地球)」の直接的な語源となっています。
また、8つの惑星で唯一、ローマ神話の神に由来しておらず、小文字の「earth」は「大地」や「土」という意味で使われます。
それと、太陽(sun)や月(moon)は、惑星には含まれません。
太陽の英語は『「太陽」の英語|意味と読み方(発音)や3つの関連単語・名言など』、月の英語は『「三日月」の英語|満月や新月など関連する13個の表現』で詳しく解説しています。
地球などの話題を話すときによく出てくる表現なので、この機会に合わせてチェックしましょう。
「火星(Mars)」
「火星」は英語で「Mars」です。
※「Mars」の最後の「s」は、「ス」ではなく「ズ」と発音します。
由来は、ローマ神話の神「マールス(mars)」(ギリシャ神話のアレス)です。戦いと農耕の神。
「木星(Jupiter)」
「木星」は英語で「Jupiter」です。
由来は、ローマ神話の主神「ユピテル(jupiter)」(ギリシャ神話ではゼウスで全知全能の神といわれている)です。
木星は、8つの中で一番大きな惑星なので、主神の名がつけられたと言われています。
「土星(Saturn)」
「土星」は英語で「Saturn」です。
由来は、ローマ神話の神「サトゥルヌス(saturnus)」(ギリシャ神話のクロノス)です。農耕の神。
「天王星(Uranus)」
「天王星」は英語で「Uranus」です。
由来は、ローマ神話の神「ウラヌス(ouranos)」(ギリシャ神話のウラノス)です。銀河系がちりばめられた宇宙を身にまとう天空の神。
「海王星(Neptune)」
「海王星」は「Neptune」です。
由来は、ローマ神話の神「ネプトゥーヌス(neptunus)」(ギリシャ神話のポセイドン)です。海の神で、川や泉など水全般を司る。
また、「冥王星(Pluto)」も2006年まで惑星でしたが、今は準惑星(dwarf planet)に分類されています。「Pluto」ローマ神話が由来していて、冥界の神「プルートー(pluto)」が語源です。
惑星の英語表記は大文字にする?冠詞は?
「Mercury(水星)」や「Venus(金星)」など惑星名は固有名詞なので、頭文字が大文字になります。
基本的に「a」や「the」などの冠詞はつきません。
「地球」は「大地」、「土」など、惑星以外の意味もあり「earth」は固有名詞ではありません。
そのため、「earth」の頭文字は小文字で表記するのが一般的ですが、他の惑星と表示などする天体の場合の「地球」は、大文字の「Earth」を使うのが一般的です。
尚、太陽と月は、小文字表記で「the」を付けて「the sun(太陽)」「the moon(月)」となります。
「地上(自分たちが住んでいる地球)」という場合の「地球」の英語は「(the) earth」と小文字になります。
「惑星」の英語の覚え方
神に由来する英語の惑星の名前。
ネイティブの子供たちも覚えるのが大変なようで、ゴロで覚えたり、惑星の歌を歌って覚えたりします。
惑星の英語を「語呂」で覚える
日本語では、太陽系の惑星の名前を太陽から近い順に「水金地火木土天海冥(すい・きん・ち・か・もく・ど・てん・かい・めい)」と言って覚えますよね。
これと同じような覚え方が英語にもあります。
英語では、意味のある文章を作って語呂で惑星の名前を覚えます。
惑星を覚える文章はいくつかありますが、特に有名なものが下記の文章です。
- 英語:My very excellent mother just served us nine pizzas.
- 日本語:私の素晴らしい母は、9枚のピザを私たちに送ってくれただけだった。
日本語の語呂を覚える文のように、意味はそれほど重要ではなくリズムで覚えるための文章です。
下記のように、それぞれの単語の頭文字が惑星の頭文字と一致しています。
- My → Mercury(水星)
- Very → Venus(金星)
- Educated → Earth(地球)
- Mother → Mars(火星)
- Just → Jupiter(木星)
- Served → Saturn(土星)
- Us → Uranus(天王星)
- Nine → Neptune(海王星)
- Pizzas → Pluto(冥王星)
惑星の名前とセットでこの文章を覚えておくと、惑星の名前が何個か思い出せないというときにヒントになります。
惑星の英語を「歌」で覚える
子供向けの英語の惑星の歌もあり、YouTubeではアニメーション付きで観ることができます。
タイトル:The Planet Song | Space Explained by KidsLearningTube
惑星の名前と簡単な特徴が歌詞になっています。
子供向けなので簡単な単語が使われていて、覚えやすいリズムで、何度か聞いていると自然に覚えてしまいます。
音楽が好きな方や、子供と一緒に英語を勉強している方には特におすすめです。
惑星の関連英語
惑星について英語で話すときに使う、天体や宇宙に関する表現をまとめてみました。
- 惑星系:planetary system
- 大惑星:major planets
- 小惑星:minor planets ※「asteroid」という表現もあります。
- 惑星の動き:planetary motion
- 惑星探査機:planetary probe
- 自転:rotation
- 公転:revolution
- 軌道:orbit
- 光年:light year ※「50光年先にある」という場合は「50 light-years away」です。
- 銀河、天の川:the Milky Way, the Galaxy(ザ・ギャラクシー) ※どちらも冠詞の「the」を付け、頭文字を大文字にします。
- 天体:heavenly body
- 天体望遠鏡:astronomical telescope
- 天文台:observatory
- 衛星:satellite
- 人工衛星:artificial satellite
- 隕石:meteor
- 彗星(すいせい):comet
- ビッグバン:big bang
- ブラックホール:black hole
- 宇宙:the universe
- 宇宙空間:space
- 宇宙人:alien
- 宇宙船:space craft
- 宇宙飛行士:astronaut
- 宇宙学:cosmology
- 天文学:astronomy
まとめ:惑星の英語は少しずつ暗記せずに覚えよう!
惑星の英語は、ネイティブの子供たちでも、覚えるのにちょっと時間がかかってしまう単語です。
そのため、文章を使った語呂で覚える方法や、歌などもあります。
意味やリズムなどをセットで覚えると、一度覚えた後に忘れてしまっても、記憶を引き出しやすいです。
歌で覚える場合は、声にだしたり、歌詞を見ながら歌ったりすると、五感をフルに使うのが長期記憶に残りやすいです。
勉強と思って一気に暗記するのではなく、少しずつ慌てずに自然に覚えていきましょう!
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