「new」は形容詞で主として使うことが多く、副詞と名詞で使うことはあまりない思って下さい。
日本人でもある程度分かる単語の1つが「new」ですが、しっかりと勉強した方は少ないのではないでしょうか?
比較級、最上級、また冠詞をつけた「the new」の意味なども知っておくと便利です。
目次
「new」の正しい発音と読み方
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ここではネイティブが話す「new」の正しい発音の仕方をマスターしましょう。
「new」の発音と発音記号は下記となります。
「know(知っている)」の過去形の「knew(知っていた)」と同じ発音です。
日本語でも「ニュー」と発音しているので簡単ですよね?
でも、実は「ニュー」だけが「new」の発音じゃないのです。
「ニュー」の発音はイギリス英語?
イギリス英語では「njúː・ニュー」で全く問題ないのですが、アメリカ英語では少し事情が異なります。
実は、「núː・ヌー」と発音する人も多いのです。
先ほどの「knew」と同じで、こちらも「ヌー」と発音されることも多いということを押さえておきましょう。
形容詞の「new」の意味と例文(使い方)
さて、この「new」ですが、品詞の形容詞として使わえることが多いです。
形容詞とは、主に2つの役割があります。
名詞の前に置いてそれを修飾する、または主語の状態を表すとなります。
下記がその例です。
- I have a new car.(私は新しい車を持っている) ※形容詞の「new」を「car」という名詞の前に置き修飾しています。
- My cloth is new.(私の服は新しい) ※主語の「My cloth」を「new」という形容詞で表現しています。
形容詞については、『英語の形容詞一覧|これで十分!絶対に押さえたい2つの用法』の記事も参考んしてみて下さい。
また、「new」の意味を厳密に説明するといくつかに分かれます。
製品などがが新品という意味だけではありません。
次の例文と一緒に見てみましょう。
- (商品などが)新しい・新品な:It’s a new song.(それは新しい歌です) ※この反対語は「old(古い)」となります。因みに「brand new(ブランド・ニュー)」という言葉がありますが、これは「new」を更に強調した「真新しい」となります。
- 新発見の・新種の:They discovered a new place.(彼は新しい場所を発見した)
- よく知らない・未知の:I’m new here, too.(私もこの土地はよくわかりません) ※道案内を聞かれて、自分自身も分からない場合によく使うフレーズです。
- 始まりの・新たな:Happy new year!(新年あけましておめでとう!)
- 初めての:It’ new to me.(それは初耳です)/I would like to study something new.(新しい何かを勉強したい)
- 新たに:There are ten new books delivered to our library.(新たに10冊の本が私たちの図書館に配達されました)
- 新任の:He is my new boss.(彼は私の新しい上司です)
など、これらの意味を押さえておけばOKです。
また、「new」については、形容詞の「new」は比較級(newer)や最上級(the newest ~)でも使えますが、形が変わります。
下記の例文となります。
- 比較級:My shoes are newer than yours.(あたしの靴はあなたのより新しいです) ※『英語の比較級|基本の3つのパターンや比較級一覧・例文など』の記事も参考にしてみて下さい。
- 最上級:He is the newest member in our team.(彼は私たちのチームで一番の新参者です) ※『英語の最上級|使い方が分かる!5つのトレーニングや例文』も確認してみましょう。
副詞の「new」の意味と例文(使い方)
形容詞や動詞を修飾する品詞が副詞ですが、製品などが新しい「new」の副詞は「newly(最新・最近、など)」という単語があるのですが、「new」のままでも副詞的な役割を果たす場があります。
主に「new+過去分詞」の形ですが、会話で使われることはあまり多くありません。
下記がその例です。
- new-born(生まれたばかりの) ※「newly born」と同じ意味です。
- new-found(新発見の) ※「newly found」と同じ意味です。
など。
副詞については、『英語の副詞一覧|形容詞との違いや位置がたった5分で分かる』の記事も参考にしてみて下さい。
名詞になることがある?
「new」が名詞になるにはパターンがあります。
定冠詞の「the」を前に付けてその後ろに名詞が付かない時です。
つまり、「the new」の形です。その後には何の名詞もありません。
この場合は「新しいこと」という複数の意味の名詞(しかし、文法的には単数扱い)になります。
例えば次のような例文です。
「You should cherish the new as well as the old.(あなたは新しいことと、古いことも両方大切にした方がいいです)」など。
この場合の「old」も「the old」と複数の名詞化になっています。
「news」の語源は?
日本語でも「ニュース」という言葉がありますが、実際の発音は「ニューズ」と濁るのでその点は注意しましょう。
その語源は「東西南北」の、N(north/北)、E(east/東)、W(west/西)、S(south/南)の頭文字を取って「news」にした説が広まったが、実は「新しい」の「new」を名詞化して複数にた単語です。
まとめ:豆知識(地名や国名のnewの意味は?)
さて、最後になりますが、「new」が付いている固有名詞のちょっとした語源の豆知識も見てみましょう。
- New York:元々、オランダの植民地で「New Amsterdam(ニュー・アムステルダム)」というが今の「New York」の場所でした。オランダの首都の地名(アムステルダム)に「新しい」を付けたものでした。その後、イギリスの支配下になり、ヨーク公が占領したことから「New York」となったようです。支配した国がその時々で名前を変えたので「New York」になり、それが定着したんですね。
- New Zealand:実は、ニュージーランドも元々はオランダが付けた地名でした。オランダのゼーランド州(Zeeland)に「new」を付けて、それが英語化されて「New Zealand」になりました。
- New Balance:公式にもなっていますが、ニューバランスの「靴を履いた人に新しい感覚をもたらす」、という意味が社名の由来のようです。
是非、何かの会話の時にでもトリビア的な感じで話してみましょう!