ことわざで「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、英語では何というのでしょうか?
「類は友を呼ぶ」は「似た者同士が自然と集まる」という意味があります。
これを表現する英語は一つだけではありません。
いくつかの英語表現を押さえるだけで英会話の幅が広がりますね。
また、英語のことわざも無数にあるので、よく使われるものを『英語のことわざ一覧|人生・恋愛・努力など短くて有名な表現70選』で紹介しているので是非参考にしてみて下さい。
目次
ことわざ「類は友を呼ぶ」の英語
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ことわざの「類は友を呼ぶ」の代表的な英語表現は3つあります。
それぞれの意味やニュアンスなどを見ていきましょう!
「Birds of a feather flock together.」
それぞれの単語の意味を確認します。
- bird(s)・・・鳥(名詞)
- feather/フェザー・・・羽、羽毛(名詞)
- flock/フロック・・・群がる(動詞)、群れ(名詞)
- together・・・一緒に(副詞)
ここで大切な単語が「a feather」です。「一つの羽」=「同じ種類の羽」と訳します。
要するに、「Birds of a feather flock together.」は「同じ種類の羽の鳥たちは一緒に集まる(群れる)」、つまり「類は友を呼ぶ」となります。
「Great minds think alike.」
それぞれの単語の意味は下記となります。
- great mind(s)・・・達人、偉大な人(名詞)
- think・・・思う、考える(動詞)
- alike・・・同じように(副詞)
「Great minds think alike.」を直訳すると「偉大な人たちは同じように考える」となり、これが日本語の「類は友を呼ぶ」にあたります。
しかし、日常会話でも「考えることが同じだね!」と相手に言う時に使う場合もあります。
「Like attracts like.」
ここで重要な単語は「like」です。
「~が好き」、「~のようだ」という場合に使う「like(ライク)」ですが、ここでは名詞で使います。
その場合は「似た人(もの)」という意味になります。
また、「attract(アトラクト)」は「~を引き寄せる」という動詞で、「似たもの(人)は似たもの(人)を引き寄せる」が直訳になります。
「Like attracts like.」はことわざの「類は友を呼ぶ」に当てはめることができます。
「類は友を呼ぶ」の英語は「似ている・そっくり」置き換えられる!
『「似ている」の英語|そっくり!も表現する5つの熟語などの使い分け」の記事にもあるような、見た目などが似ている・そっくり(look like, like twins,など)というより、「類は友を呼ぶ」の意味である、趣味や行動などが「似ている」というニュアンスがあるものをピックアップしました。
ここでは更に詳しく例文も交えてご紹介します。
「two of a kind」
「kind(カインド)」は「やさしい」などの形容詞として使われることもありますが、ここでは名詞の「種類」という意味になります。
直訳すると「一つの種類の2人」となり、「似た者同士」という場合に使います。「似たり寄ったり」という訳もできますね。
「We are two of a kind.(私たちは似た者同士です)」などの英文になります。
基本的に2人のケースしか言えない熟語です。
3人以上になった場合は、後ほど紹介する「We have so much in common.」など他の表現を使います。
因みに、「one of a kind」は、「唯一の・独自の・比類のない」という意味になります。「He is one of a kind.(彼のような人はいない)」など。
「have similar ~」
「similar(シミラー)」は、「類似の・同様の」という形容詞です。
その後にくる表現で、何が理由で「類は友を呼ぶ」を表現するのかが変わります。
下記がその例文です。「taste(テイスト)/好み」という名詞を使うことが多いです。
- We have similar tastes in food.(食事の好みが似ている)
- We have similar tastes in music.(音楽の好みが似ている)
更に、「類は友を呼ぶ」というニュアンスを強める場合は、「We have the same tastes in ~.」という表現がベターです。「same(同じ)」で、似ているという「similar」よりも強調しています。
「have so much in common」
「in common」は「共通の」という意味があります。
直訳すると、「多くの共通のものがあります」となり、「類は友を呼ぶ」というニュアンスになりますね。
「We have so much in common.」などの英文になります。
逆の、「あたしたちは全く合わない」という場合は、「We have nothing in common.」などと表現します。イメージしやすいですね。
今回の「類は友を呼ぶ」ということわざも英語ではあるのですが、ここでご紹介したような日常会話で表現できるようなフレーズでも全く問題ありません。様々な表現をイメージしてアウトプットしてみましょう!
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