「明るい」は日常の様々な場面で使う表現ですが、英語で正しく言えますか?
一言で「明るい」といっても、「性格が明るい」や「明るい未来」などそれに使わえる英語も使い分ける必要があります。
「明るい」の意味でよく使う英語表現は2つありますが、その違いも把握しておく必要があります。
目次
「明るい」の基本英語と発音
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ネイティブがよく使う「明るい」の基本表現は2つあります。
英語の「light」を使って「明るい」を表現
「light」は、一番幅広く「明るい」の意味で使える表現です。
「light」は名詞では「ライト」や「光」そのものを表す表現で、形容詞だと「明るい」という意味になります。
「陽の光」など光がもたらす明るさ全般に使えます。
「まぶしい」など明るさの程度を表す表現ではないので幅広く使える表現です。
明るいの英語|「light」の読み方(カタカナ)・発音
「light」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
「light」の発音で注意したいのは「l」の音です。前歯の後ろに舌の先を軽くつけて発音します。「l」の音をしっかり発音しないと「正しい」と言う意味の「right」に聞こえてしまう場合があります。
「L」と「R」の発音方法は【RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング】で動画付きで解説しています。
「light(明るい)」の英語|反対語
また、「light(明るい)」の反対は「dark(ダーク/暗い)」です。
性格にも使える「明るい」の英語|bright
「bright」は「輝く」という意味が核になっています。
輝きを感じるような、少し強めの明るさに使う「明るい」です。「light」とは違って、「まぶしい」という意味で使われることもあります。
例えば、陽が良く照って、まぶしいぐらいの日は「a bright day(明るい日)」と言います。
「a bright person(性格が明るい人)」や「a bright future(明るい未来)」など物質以外の明るさにも使えます。
明るいの英語|「bright」の読み方(カタカナ)・発音
「bright」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
「b」の音は口を閉じて息をとめた状態から発音します。「ブッ」と破裂させた音になります。「r」は舌の先を口の中のどこにもつけずに発音します。
「~に明るい」は英語でなんて言う?
ある分野に詳しい人を「~に明るい」といいますよね。
物事に精通しているという意味の「~に明るい」は「be familiar with~」を使います。「familiar(ファミリアー)」は「知っている・親しい」などに使う英語です。
「~に明るい」の英語例文
【例文】
- 英語:She is familiar with Picasso.
- 日本語:彼女はピカソに明るいです。
「be familiar with ~」以外にも「~に明るい」という意味で使える表現があります。
- an expert in ~
- well informed about~
表現がある程度決まっている!?「明るい」を使った様々な表現
「light」と「bright」の違いがはっきりしない方は、表現自体をそのまま覚えるのも一つの方法です。覚えて使いながら、徐々に慣れることで自然と身につくこともあります。
よってここでは、「明るい曲」や「明るい部屋」など「明るい」を使った、日常生活でも使える様々な英語表現をピックアップしました。
しかし、「light」と「bright」以外の単語を使う表現もあるのでそれぞれを見てみましょう。
- 「明るい部屋」:a light room ※厳密にいうと、「light」を使った場合、陽の光で明るい部屋という意味です。照明で明るい場合は「a well lighted room」です。しかし、どちらでもOKです。
- 「明るい色」:a bright color ※「薄い色」は「a light color」となります。「ligth」は「軽い」という形容詞にもなります。
- 「明るい人」:a bright person, a cheerful person ※「cheerful(チアフル)」は「快活な」「元気のいい」という意味です。
- 「明るい性格」:cheerful personality ※「personality(パーソナリティ)」は「性格」です。
- 「明るい家庭」:a happy home, a happy family ※「happy(幸せ)」という単語を使って「明るい」を表現しています。
- 「明るい曲」:a fun song, a happy song, a cheerful song ※「fun(ファン)」は「楽しい」です。反対の「暗い曲」は、「a dark song」です。
- 「明るい人生観」:a bright outlook on life ※「outlook(アウトルック)」は「外見」や「見通し」などの英語です。
- 「明るい光」:a bright light ※この場合の「light」は名詞の「光」となります。
- 「明るい月」:a bright moon
- 「明るい星」:a clear star ※「clear(クリアー)」を使って、「はっきりと見える星」としています。「bright star(輝く星)」でも同じような意味になります。
- 「明るいうちに」:while it is light ※「暗くなる前に」という意味の「before it gets dark」を使っても同じ意味です。
- 「まだ明るい」:It’s still bright.
- 「明るくする」:light (up) ※この場合の「light」は動詞で、「電気をつける」などの意味となります。
- 「明るい話題」:pleasant subject ※「pleasant(プレゼント)」は「楽しい・愉快な」という英語です。「暗い話題」は「pleasant」に否定形接頭辞「un(アン)」をつけた「unpleasant subject(アンプレゼント・サブジェクト)」です。「bright subject」としても通じます。「明るいニュース」は「bright news」や「pleasant news」となります。
まとめ:「明るい」の英語はイメージで使い分けることが大切!
色々な「明るい」の表現を見ると、「明るい」といっても「light」や「bright」以外にも様々な単語を使っていることがわかると思います。
日本語の「明るい」は、様々な意味を含んでいるため、英語ではその細かいニュアンスによって単語を使い分ける必要があります。
「明るい」のように日常的に幅広く使う形容詞の場合、日本語は幅広い意味を持つことが多く、英語では細かい意味ごとに別の単語を使い分けることが多いです。
基本の単語は押さえることは大切ですが、「明るい」は「light」「bright」と機械的に覚えてしまわず、表現したいものをイメージして、都度使う場面、ニュアンスに応じてどの表現を使えばいいか確認して正しい表現を使いましょう。
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