留学や長期滞在など海外で生活すると、「図書館」に行く機会があるかもしれません。
そんな時に「図書館」で本を借りたり、返したりする時の英語のフレーズは大丈夫ですか?
簡単なフレーズですが、意外に、すぐに出てこない人も多いのではないでしょうか?
特に「借りる」や「返却する」は、「図書館」以外でも日常の様々な場所で使える表現なので、確認しておきましょう。
目次
「図書館」の英語と発音ポイント
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「図書館」は英語で「library」です。
図書館の英語|libraryの読み方(カタカナ)・発音
「library」の読み方、発音は下記となります。
「図書館」を日本語でも「ライブラリー」というので、知っている人も多いと思います。
注意したいのは発音です。
「ライブラリー」とそのまま発音しても通じません。
何故なら、「L」と「R」をカタカナ英語では区別していないからです。「L」は、上の歯の付け根に舌先を当てて日本語の「ラ」のように発音します。「R」は、舌を口のどこにもつけずに「ラー」と発音します。
また、「library」の「ra」の発音記号は「rè」なので「ラー」ではなく「レェ」に近い音です。
「L」と「R」の発音方法は、【RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング】で動画も使いながら詳しく解説しています。
図書館の英語|libraryの複数形は?
「library」は数えられる名詞ですので可算名詞となります。よって、「library」の複数形は、yをiに変えてesにして「libraries」となります。
「図書館」に関する英語フレーズ集と例文
ここでは、「図書館」を利用する時に使う表現を確認しましょう。
図書館で「本を借りる」の英語
「本を借りる」は「borrow a book」(バロー・ア・ブック)です。
「borrow(バロー)」は図書館だけではなく、人から何かを借りたりする時などにも使える単語です。
- 英語:I will borrow a book at the library. ※a bookを「books」など複数にしてみてもいいです。
- 日本語:図書館で本を借ります。
図書館から「本を持ち出す」の英語
「本を借りて持ち出す」時は「check out a book」を使います。
基本的には「borrow」でも通じます。
- 英語:I’d like to check out books. ※「borrow books」でも大丈夫です。また、「May I borrow books?(本をお借りしてもよろしいでしょうか?」というフレーズも使えます。
- 日本語:本を借りたいのですが。
日本語の「チェックアウト」はホテルを出る時の手続きというイメージが強いかもしれません。
ここでは、カウンターで手続きをして本を持ち出すというニュアンスで「check out(チェッチク・アウト)」を使います。
図書館へ「本を返却する」の英語
「本を返却する」は「return a book」(リターン・ア・ブック)です。
「borrow(借りる)」と「return(返却する)」は、図書館の本以外でも使える表現ですね。
日常会話でよく使う表現なので、セットで覚えておきましょう。
図書館へ本を返す「返却期限」の英語
「返却期限」は英語で「due date」(デュー・デイト)です。
「due(デュー)」は、「締め切り」や「期限」の意味でよく使う表現です。
「due date」を直訳すると「締切日」で、図書館では「返却期限」となります。こちらも図書館以外でも使える表現なので覚えておきましょう。
「請求書の支払期限」や、「課題の提出期限」なども「due」を使います。
「due date」を使わずに、期限日をいわれる場合もあります。
- 英語:Please return by April 5th. ※図書館側から貸出人(本人)に言うフレーズです。「by + 日付」は「(日付)までに」という場合に使う表現です。
- 日本語:4月5日までに返却してください。
図書館で「本探しを手伝ってほしい」時の英語
図書館では読みたい本を探しても、なかなか見つからないということもよくありますよね。
そんな時に使えるフレーズはこれです!
- 英語:Could you please help me finding a book? ※「Could you~?」は「~をして頂けますか?」という時に使う表現です。また、findingを「find」としてもOKです。
- 日本語:本を探すのを手伝って頂けますか?
図書館の「利用者証を使う」時の英語
「図書館の利用者証」は「library card」(リブラリー・カード)です。
図書館をはじめて利用する時に、利用者証を発行してほしい場合のフレーズは以下です。
- 英語:I’d like to get a library card. ※「get」を「have」に代えても大丈夫です。
- 日本語:利用者証がほしいのですが
利用者証が無いシステムの場合もあるので、以下のようなフレーズでもOKです。
- How can I borrow books?:本をどうやって借りたらいいですか?
- How can I be a member?:(図書館の)会員になるにはどうしたらいいですか?
「図書館」に 関連する英語表現
「図書館」や「本」に関する表現を見てみましょう。の関連表現を見てみましょう。
- 「静かにしてください」:Silence please. ※「silence(サイレンス)」は「静か」という英語です。図書館に張り紙などで掲示されていることがあります。
- 「公立図書館」:public library「public(パブリック)」は「公共の」という場合に使われる英語です。「公共の場で」は「in public」となります。
- 「学校図書館」:school library
- 「移動図書館」:mobile library「mobile(モバイル)」は「可動性の」という英語です。
- 「閲覧室」:reading room
- 「貸し出し中」:on loan「loan(ローン)」は「貸付け・貸すこと」の英語です。
- 「本を予約する」:reserve a book ※「reserve(リザーヴ)」は「予約する」という動詞です。「取り置き」という意味の「put ~on hold」でもOKです。
- 「司書」:librarian(ライブラリアン) ※「図書会員」と同じ意味です。
- 「著者」:author, writer「author(オーサー)」、「writer(ライター)」と読みます。
- 「出版する」:publish(パブリッシュ)
- 「出版社」:publisher(パブリッシャー)
- 「図書館長」:the chief librarian ※「chief(チーフ)」は「主な・代表の」などの意味になります。
- 「コピー機」:copy machine, copier, photocopier
- 「新購入図書」:recent acquisitions ※「acquisition(アクイジジョン)」は「獲得すること」などと訳します。
- 「辞書」:dictionary(ディクショナリー) ※「walking dictionary」は「生き字引」となります。
- 「雑誌」:magazine
- 「絵本」:picture book
- 「伝記」:Biography(バイオグラフィー)
- 「自伝」:Autobiography(オートバイオグラフィー)
- 「小説」:novel, fiction ※小説は基本的には「novel(ナヴォー)」を使いますが、「fiction(フィクション)」でも同様の意味になります。
- 「文学」:literature(リテラチャー)
- 「点字」:braille(ブレイル)
- 「百科事典」:encyclopedia(エンサイクロピーディア)
- 「参考図書」:reference book ※「reference(リファレンス)」は「参考」という単語です。「For your reference」は「ご参考まで」となります。
- 「定期刊行物」:journal, periodical ※「journal(ジャーナル)」は「日記」とも訳します。「periodical(ピディオリカル)」は「periodically(ピディオリカリー)/定期的に」と副詞で使われることが多いです。
「Living Libraryとは?」
デンマークで始まった活動で「living library」というのがあります。最近は、日本でも活動している団体があるようですが、特に欧米で広まっています。
「human library」という場合もあります。
難民や元ホームレス、少数民族や、トランスジェンダーなど、社会的マイノリティーの人をイベントに貸し出し、当事者が話すことで社会的偏見をなくしていこうという活動です。
まとめ:「図書館」に関連する英語のフレーズも同時に覚えよう!
「library」は、中学校で習う簡単な単語ですが、発音が少し難しいので音声を聞きながらしっかり練習しましょう。
図書館で使う表現の「借りる」、「貸す」、「返却期限」などは、「図書館」以外でも生活の様々な場で使います。
単語で覚えるのではなく、例文のフレーズをそのまま覚えておくと便利です。
「図書館」の英語は、日本では使う機会が少ないので、日本の図書館へ行く機会がある時など、英語では何というのかな?」と想像しながら心のなかで練習してみてみるのも英語習得につながりますよ。
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