仕事や日常の様々な場面でする「判断」ですが、英語で言えますか?
日本語の「判断」は、英語に比べ幅広い意味で使っています。
そのため、英語では「判断」のニュアンスによって単語を使い分ける必要があります。
目次
色々ある!「判断」の英語|その意味と使い分け
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英語の「judgment」で「判断」を表現
「judgment」(ジャッジメント)は、「判断」の他に「評価」や「審査」という意味があります。
また、裁判などの「判決」という意味でも使う表現です。
「judgment」の動詞形は「judge(判断する)」となります。
尚、「judge」は、「裁判官」など「判断を下す人」という意味の名詞でも使えます。
また、名詞形の「judgment」を使って、「make a judgment」も「判断する」という意味です。
「判断力」は英語で?
「判断」という意味の名詞の「judgment」は「判断力」という意味でも使えます。
「判断力がある」は「have judgment」で、「判断力を失う」は「lose one’s judgment」です。「one’s」には、「my」などの所有格が入ります。
英語の「decision」で「判断」を表現
「決断」というニュアンスの「判断」は「decision」(ディシジョン)で、動詞形の「判断する」は「decide(ディサイド)」です。
「judge」や「judgment」は、裁判などでも使う少しかしこまった表現なので、日常の簡単な「判断」は、「decision」や「decide」を使うことが多いです。
「judgment」と「decision」の違いは【3つある「判定」の英語|正しい使い分けと15個の関連表現】でも詳しく解説しています。
英語の「conclusion」で「判断」を表現
「結論づける」というニュアンスの「判断」は「conclusion」(コンクルージョン)で、動詞形は「conclude(コンクルード)」です。
その他の英語で「判断」を表現
特に動詞の「判断する」は、日本語ではとても幅広い意味があり、その内容によって他にも様々な単語を使います。
例えば、「評価する」という意味の「evaluate(イヴァリュエイト)」を使ったり、「計算する」という意味の「calculate(キャルキュレイト)」を使ったりもします。
また、「夢判断」のように、「診断」や「占い」の「判断する」は「interpret(インタープリット)」や「read(リード)」を使います。「interpret」は「解釈する」という意味で、「通訳する」という意味でも使う表現です。「read」は「読む」という意味で、この場合は「interpret」と同く「解釈する」という意味で使います。
日本語の「判断」の意味は、幅が広いので「判断=judgment」と機械的に訳すのではなく、判断の内容によって使い分けましょう!
英会話で使える!「判断」の英語フレーズ集
「判断を仰ぐ」や「判断に従う」など「判断」を使った英語表現を確認しましょう。
- 「判断を仰ぐ」:ask for a decision ※「尋ねる」「質問する」という意味の「ask」ですが、ここでは「依頼する」という意味で使っています。
- 「判断に従う」:follow the judgment ※「(その)判断に従う」という場合、どの判断かは限定されているため冠詞は「a」ではなく「the」を使います。
- 「公平な判断」:fair judgment 「公平に判断する」は「be fair in judgment」です。反対の意味の「不公平な判断」は「unfair judgment」または「unjust judgment」です。
- 「判断ミス(判断の誤り)」:bad judgment, bad decision, wrong decision, judgment error, error in judgment ※「bad」を使った表現は、主に口語で使います。
- 「判断を誤る」:make a bad decision, make a wrong decision, make a miscalculation ※「miscalculation」は「計算間違い」という意味ですが、ここでは「見込み違い」をして判断を誤るというニュアンスです。
- 「判断を先延ばしにする」:delay one’s judgment ※「delay」は「~を遅らせる」「~を先延ばしにする」という意味です。
- 「判断を尊重する」:respect one’s decision ※「respect(リスペクト)」は「尊敬する」という意味です。人を「尊敬する」という意味だけでなく、判断や決断などを「尊重する」という意味でも使える表現です。
- 「判断を覆す」:reverse one’s decision ※「reverse」の発音は「リヴァース」です。カードゲームの「UNO(ウノ)」に「リバース」というカードがありますよね。「reverse」は「逆転する」「反転する」という意味です。
- 「判断材料」:information for making a decision ※ここでの「材料」は「判断の基礎となる情報」という意味なので「information」を使います。
- 「判断基準」:criteria ※「criteria(クライテリア)」は「criterion」の複数形です。基本的に判断の基準は1つではないという考えがベースにあり、ほとんどの場合複数形の「criteria」を使います。
- 「判断に迷う」:can’t decide, unable to decide, can’t make up one’s mind ※どの表現も直訳すると「決められない」という意味です。英語では、「迷う」というより「決断できない」「判断できない」という言い方が一般的です。
まとめ:「判断」の英語は使い分けよう!
「判断」の基本英語としてネイティブが使う英語の多くは、「judgment」や「decision」を使います。
「judgment」は、正式な「判断」でも使うため、少し堅い表現(ビジネス・フォーマル)であるということを覚えておくと良いです。
「判断」の種類によって、「conclusion」など他の表現を使う場合もありますが、実際に慣れることで徐々に使い方をマスターしていきましょう。
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