
「良かったよ」や「良かったら~して下さい」など、「良かった」を正しい英語で言えますか?
日本語の「良かったよ」は幅広い意味があり、「良かったね」の一言をとっても様々な使い方がありますよね。
目次:
1.「良かった」の基本英語フレーズ集
1-1.英語の「That’s good.」で「良かった」を表現
1-2.英語の「I’m glad ~.」で「良かった」を表現
1-3.英語の「Good to hear that.」で「良かった」を表現
1-4.英語の「Good for you.」で「良かった」を表現
1-5.英語の「I’m relieved.」で「良かった」を表現
2.日本語でもよく使う!「良かったら~してください」は英語で?
3.「~しとけば良かった」は英語で?
1.「良かった」の基本英語フレーズ集
日本語の「良かった」は様々な意味があります。
そのため、英語では「良かった」をひとつの言葉に訳することはできません。伝えたい「良かった」の意味に応じて、英語表現を使い分ける必要があります。
まず、会話でよく使う「良かった」の表現を見てみましょう。
1-1.英語の「That’s good.」で「良かった」を表現
「That’s good.」のフレーズは、相槌(あいづち)と一緒によく使われる表現です。
直訳すると「それは良い」で、「良かったね」や「素晴らしい」という意味で使える表現です。
「good」の代わりに「great」や「nice」を入れることもできます。とてもシンプルな表現ですが、会話ではよく出てくるので知っておくと便利です。
似た表現で「よくやった!」という意味の「Good job!」などもあります。
1-2.英語の「I’m glad ~.」で「良かった」を表現
「I’m glad ~.」の表現は、「良かったね」の意味で幅広く使える表現です。
「glad(グラッド)」のあとには、「良かった」と思うことを入れます。何も入れずに「I’m glad.」だけでも使えます。
直訳すると「~で私は嬉しい」で、相手や自分に良いことが起きて「嬉しいよ」という意味で「よかったね」という時に使えます。
【例文】
- I’m glad you like it./気にいってくれて良かった。 ※「that」を省略しています。
- I’m glad that I met you./あなたに会えて良かった。 ※「that」がなくても同様です。
また、相手が無事だった時やという時に、「安心した」や「ほっとした」というニュアンスでも使うことができます。
【例文】
・I’m glad nothing happened to you./ あなたに何事も起こらなくてよかった。
・I’m glad that you are safe./あなたが無事でよかった。
「I’m glad~.」の文は、「glad」を「happy」(ハッピー)や「pleased」(プリーズドゥ)などに代えても「良かったね」という意味になり似たニュアンスで使えます。
1-3.英語の「Good to hear that.」で「良かった」を表現
「Good to hear that.」を直訳すると、「それを聞くことができて良かった。」となります。
いい報告を聞いた時などの「良かった」に使う表現です。
「good」の代わりに、先ほど紹介した「glad」や、「happy」を使ってもOKです。
【例文】
- Glad to hear that./それを聞けて良かった。(嬉しい)
- Happy to hear that./それを聞けて良かった。(幸せ)
また、「Good to hear.」だけでもOKです。
1-4.英語の「Good for you.」で「良かった」を表現
「Good for you.」を使う場面は、テストに合格したり、婚約したり相手にとって良いことが起きたときや、褒めたり激励をする時などです。
因みに、イギリスやオーストラリアなどでは「Good on you.」を使います。
「It’s good for you」も「良かった」になる?
「It’s」をつけて「It’s good for you.」となります。
これも「Good for you.」と同じでしょうか?
しかし、これを直訳すると「あなたにとって良い」という意味になってしまうので、「良かった」とはニュアンスが変わってしまうので注意が必要です。
「昨日からウォーキング始めたんだ。」などの場合は、この「It’s good for you.」の表現がフィットしますね。
1-5.英語の「I’m relieved.」で「良かった」を表現
「I’m relieved.」に使われている「relieve(リリーヴ)」は、「和らげる」という意味で、「relieved」は「ほっとした」「安心した」という意味になります。
安心して「良かった」という時に使える表現です。
似た表現で、「What」を使った感嘆文で、「What a relief!」(ああ、ほっとした!)もあります。「relief」は「リリーフ」と発音します。
2.日本語でもよく使う!「良かったら~してください」は英語で?
日本語での会話では頻繁に使われている「良かったら~してください」は、英語にすると「if you’d like(if you like)」や「if you don’t mind」が使えます。
「if you don’t mind」を直訳すると、「もしあなたが気にしなければ」となります。
基本の文の後ろに付けるのが一般的です。
【例文】
- Please send me e-mail if you’d like./もし良かったらメールをください。
- Please visit us again if you don’t mind./よろしければ来週もお越しください。
お願い事をする場合の「良かったら~していただけませんか」は「Would you ~?」の文を使ってもOKです。丁寧文となります。
「Would you ~?」の文は直接的には、「良かったら」とは言っていませんが、相手に断る余地を与えている依頼文なので、「良かったら」のニュアンスも含まれています。
【例文】
- Would you come with me?/よかったら私と一緒に来ていただけますか?
- Would you give me some advice?/アドバイスを私にいただけませんか?
3.「~しとけば良かった」は英語で?
テストのあとに「もっと勉強しておけば良かった」など、「~しとけば良かった」と思うことってよくありますよね。
「~しとけば良かった」は「should have + 過去分詞」の文が使えます。直訳すると「~すべきだった」となります。また、短縮して、「should’ve + 過去分詞」として使うことも多いです。
【例文】
- I should have studied more./もっと勉強しておけばよかった。
- I should have brought my umbrella./傘を持ってくればよかった。 ※「brought(ブロート)」は「bring(ブリング)」の過去分詞です。
- You should have come to the party./パーティーに来ればよかったのに!
まとめ:「良かった」の英語は会話でどんどん使おう!
「良かったね」や「良かったよ」のフレーズは、どうしても必要な表現ではありませんが、これが言えるようになると会話が盛り上がったり、相手とのコミュニケーションがスムーズになります。
冒頭でもお伝えしているように、「いいね!」の言い方も一緒に確認して、英会話力をアップさせましょう!