英語を上達するには、英単語をがむしゃらに覚えることだと思っていませんか?
では、あなたは何十万、何百万という英英辞書にある単語を覚えないと英語が上達しないのでしょうか?
英語=テスト、という感覚は今すぐストップして下さい!
紙の上に書き込む、発音記号や単語のスペルなど一切無視です!これが大切です。
あなたが今、初級レベルなのか、中級・上級レベルなのかは全く関係ありません。
初級レベルであれば、何から英語を勉強していいのか分からない、中級・上級レベルでも壁にぶつかってなかなかその先に進めない方は実に多いです。
英語をマスターするには、何をすればいいのか?
ハッキリ言います。英語だけではなく、全ての言語の習得に一番最初に必要な力は「耳」です。それは意味を理解するというリスニング力とは少し異なります。
目次
英語は耳からがスタートな理由とは?
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これは英語に限らず、スペイン語だろうが、ポルトガル語だろうが、中国語だろうが関係なく全て「耳」から習得するのが一番の近道であり、絶対に必要なステップです。
聞き取れる能力がないのに、ペラペラしゃべれる人はいません。
逆に、聞き取れるけどしゃべれないという人はいます。これはその次のステップをするだけで話せるようになります。
英語を勉強したい、英会話を習得したいとおもってすぐに留学や英会話スクールを思い浮かべませんか?
聞き取る能力もないのに挫折するのは目に見えています。
では、ここでは何故「英語は耳からなのか?」というその理由をご説明します。その上で次で解説する勉強法を実践することでスムーズに英語習得に向けて正しい方法でスタートできます。
基礎:赤ちゃんは耳を慣らしている
生後間もない子供がいきなりペラペラ話すということはないですよね?
日本人が英語が話せるようになりたい!と思ってやっていることはそれと同じです。ありえないことです。
では、赤ちゃんは喋れる前に何をしているのかを紐解くと、それがそのまま英語の勉強法となります。
生まれたばかりであれば、大人が話す言語をとにかくひたすら聞いています。恐らく何かの雑音に聞こえるはずです。
この時点では意味すら分かりません。これで構いません。
徐々にですが、必死に何を言っているのかを意識するようになりますが、どんどん英語のリズムを脳に刻み込んでいる感覚です。
日本人でも東北地方、関西地方、九州地方など日本語独特の訛り(リズム)を小さいころから刻み込まれているのはこの時期の影響も大きいのです。
私もそうですが、今でも九州弁の訛りはなかなか取れません・・・
徐々に単語の音と意味を耳で覚えようとする
少しずつ音と意味を結び付けて理解しようとします。
単語を耳と情景、大人の動きなどで覚えている感覚です。
例えば「おはよう」という言葉を単語帳に書いて、あなたは覚えましたか?
大人の発言やその時間帯で耳から「おはよう」という言葉を覚えたはずです。
この時点でもリズムを刷り込んでいますが、意識しなくてもリズムというスムーズな波に乗りながら音がドンドンは入ってくる状態です。
その波の途中には知らない単語は多くありますが、それでも波には乗り続けている感覚です。
また、あなたが小さいころ見た漫画やドラマなど、またはコマーシャルの中でも全ての意味を理解して見ていたと思いますか?
そんなことは絶対にありえません。でも、ちゃんと日本語を聞いていたはずです。
その感覚が英語を勉強している時にも必要なのですが、どうしても意味ばかりを追ってしまっています。波に乗り切れないので、英語を聞いていると使えれたり、眠くなったりします。
自分が思っている意味で話そうとする
日本人の子供で、いきなり意味が分からないこと、トンチンカンなことを言う場合がありますね。
これは自分では耳から入れた情報を自分なりに理解していて正解だと思って話しているからです。
例えば、お昼なのに「おはよう」という場合もそうです。
トライ&エラーです。
日本人なら英語は間違えて当然なのです。ネイティブの子供でもそうなんです。それで「おはよう」の辞書を引く子供はいません。また耳から情報を入れてそれを繰り返します。
でも、あなたは英語となるとミスター、ミス・パーフェクトになろうとしていませんか?それは不可能です。
現時点で英語を習得したという人もその過程でたくさん間違えています。最初から英語を完ぺきにマスターした人はいません。
よって肩の力を抜いて、英語を耳から入れて、そして理解して話すという過程では間違えることは必然的であり、それがナチュラルです。
あなたは翻訳機ではありません。エラーをして当然だと思って下さい。
一から英語の勉強をしたい・やり直したい方の英語耳トレーニング
さあ、英語の勉強をしたい!と思っている方は、ここで何故、英語は耳からなのかの理由をここで思い出して下さい。
でもそれは何年もかかる行程なのですが、私たち大人の日本人が効率よくその流れをたどるには、何が重要な重要なのかを意識しながら脳にリズムを刷り込むことを同時にすることが大切です。
これが一番効率的です。
先ずは集中しながら英語の音に耳を慣らすこと、そして徐々に意味を理解するリスニングにシフトするという流れです。そしてアウトプット。
独学で大丈夫!おすすめ勉強法
しかし、特に忙しい社会人であればずーっと英語に触れることはできませよね。
周りは日本の社会であれば尚更です。日本語のリズムの中で生活しているわけですから。
だからこそ、スキマ時間を利用する際は5分でも10分でもいいので集中することをお勧めします。そして毎日英語のリズムに触れることが出来る時間帯を作って習慣化することが大切です。
英語は耳からなので、時間が空いた日に5時間英語を聞いて、他の日は全く聞かないというのは何の習得にもなりません。勉強時間の長さよりも継続が重要です。
具体的な方法としては、数当てトレーニングというものです。
一英文が何単語で出来ているのか?をゲーム感覚でやる勉強法です。答え合わせをする以外、文字は一切見ません。それがポイントです。
そして、どのような英文でも構いません。意味を考える必要もありません。
※おすすめの無料教材・アプリはのちほどご紹介します。
例えば、次の英文が流れたとしましょう。テキストなど文字は見ないで聞きます。
「I did not study for the exam today because my friend called me and play with him.」
この一英文を聞いた後に、頭の中で復唱します。そして指を折りながらでもいいので何単語だったのかを数える。ただそれだけです。
復唱することで英語のリズムに乗りながら、単語の音の響きを思い出す、このプロセスがあなたの英語のリスニング力を後々アップしてくれます。
また、同時に中学英語に触れることも大切です。これが意味を理解するリスニングに繋がります。
海外ドラマや映画で使われている英単語の80%以上は、私たち日本人が中学校で学ぶ単語だと知っていましたか?
難しい英単語はその次のステップです。しっかりと基礎の英単語を聞けること、理解することが大切なのです。
中学英語については、『英語の単語一覧|初心者に必要な中学英単語1128個とアプリや覚え方』の記事を参考にしてみて下さい。
少し厳しい言い方になるかもしれませんが、自分では「そんな単語は知っている!」と言いたい人はいるでしょうが、それを聞けない、使いこなせていないから英語が話せない現実を再認識しましょう!
おすすめ無料教材とアプリ
効率よく勉強するには、無料ですぐ手に入るものがいいですね。
数当てトレーニング、基礎の英単語などに触れるにはそれらのツールを有効活用したいです。
『英語リスニング教材|厳選!9つのおすすめ無料アプリ・サイト・動画』でそれらをまとめていますので、是非使いこなしてみて下さい。
まとめ:「英語は耳から!」を信じてやり直そう!
英語は必ず耳からです!これ以外ありません。断言します!
この機会に是非、あなたの勉強法を見直す、または過去に挫折した方ももう一度試してみましょう!
今の英語レベルに関係なく、効果を発揮してくれるはずです。
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