「おしゃれ」を英語でいくつ言えますか?
日本語ではひと言にまとまってしまう「おしゃれ」ですが、英語ではどんな「おしゃれ」なのかによって、様々な表現があります。
「流行り」や「垢ぬけた」、「とてもおしゃれ!」、「彼女はおしゃれです」など、「おしゃれ」は日常生活でよく使う表現なので、様々な表現を知って、伝えたい「おしゃれ」のニュアンスをきちんと伝えられるようにしましょう。
目次
「おしゃれ」の英語|2つの単語と違い
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先ずは、「おしゃれ」の基本英語(形容詞)の「fashionable」と「stylish」を見てみましょう。
また、その2つの違いは何なのでしょうか?
おしゃれの英語|「fashionable」
「fashionable」の発音と発音記号は下記となります。
日本語の「おしゃれ」は様々なニュアンスが含まれますが、「fashionable」は「流行にのっている」、「今っぽい」というニュアンスで使います。
「fashion(ファッション)」が「流行」、「流儀」という意味がありそこから派生した表現です。
(例文)
- 英語:She is very fashionable.
- 日本語:彼女はとてもおしゃれです。 ※流行を取り入れている「おしゃれ」の意味合いが強いです。
- 音声:
「fashionable cloth(流行りのおしゃれな服)」などとしても使えます。
また、「fashionable」は、洋服などものだけではなく、流行りの生き方、流行りの方法などと言う場合にも使う単語でもあります。
「It’s a fashionable to use slangs in such cases.(そのような場面ではスラングを使うのが流行っています(おしゃれです)」など。
おしゃれの英語|「stylish」
「stylish」の発音と発音記号は下記となります。
「stylish(スタイリッシュ)」は、「センスを感じる」、「粋な」、「洗練された」という意味があります。
「fashionable」と違い、「stylish」はデザインや見た目などに限定して、流行りである必要はない、というのがポイントです。
(例文)
- 英語:He is a very stylish person.
- 日本語:彼はとてもおしゃれな人です。 ※「流行り」である必要はなく、センスがあるなどのニュアンスが強いです。
- 音声:
「stylish cafe(おしゃれなカフェ)」や「stylish town(おしゃれな街)」などにも使えます。
「fashionable」と「stylish」の使い分け
2つの単語を次ような場面で使えるようになると、ネイティブ感覚です。
- 流行りでおしゃれ・・・fashionable
- センスがあるおしゃれ・・・stylish
その他の様々な「おしゃれ」の英語一覧
「fashionable」や「stylish」以外にも、「おしゃれ」という意味の英語がたくさんあります。
英会話でも今すぐ使える、主なものを確認しましょう。
「in fashion」
「in fashion(イン・ファッション)」は、「流行っている」という意味の「おしゃれ」です。
「fashionable」と同等の意味と捉えてOKです。名詞の「fashion」を使った形ですね。
(例文)
- 英語:This coat is in fashion for this season.
- 日本語:このコートは今年の流行り(おしゃれ)です。
- 音声:
また、「the color in fashion」とすると、「今、流行りの色」つまり「おしゃれな色」という意味になります。
「in style」
「in style(イン・スタイル)」は「in fashion」に似た表現です。
こちらも「stylish」の名詞である「style」を使った形ですね。
元々の意味は「流行の」で、そのニュアンスで「おしゃれ」の意味でも使います。単に「流行りの」というよりは、「派手」や「立派な」というニュアンスが含まれる表現です。
(例文)
- 英語:He lives in style.
- 日本語:彼はオシャレな生活をしています。
- 音声:
※流行りというニュアンスは弱いです。
「up to date」
「up to date(アップ・トゥー・デイト)」は、「最新の」、「今流行している」、「現代的な」という意味の「おしゃれ」です。
特に「最新である」ことを強調したい場合に使う表現です。
(例文)
- 英語:Her fashion is up to date.
- 日本語:彼女のファッションは、最新のおしゃれだ。
- 音声:
「trendy」
「up to date」とほぼ同じ意味で、一言で表現できるのが「trendy(トレンディー)」です。
- 英語:She always follows trendy fashion.
- 日本語:彼女いつも、最新のおしゃれを追求しています。
- 音声:
「classy」
「claasy(クラシー)」は、「高級な」、「上等な」という意味の「おしゃれ」です。
「上級」や「上品」というニュアンスがある表現です。
(例文)
- 英語:Your dress looks classy.
- 日本語:あなたのドレスは(高級そうで)おしゃれですね。
- 音声:
「sophisticated」
「sophisticated(ソフィスティケイティッド)は、「洗練された」、「教養がある」、「都会的な」、「垢ぬけた」という意味の「おしゃれ」です。
(例文)
- 英語:The lady has sophisticated beauty.
- 日本語:その女性は、洗練されたおしゃれな美しさがある。
- 音声:
「chic」
「chic(シック)」は「上品」、「粋」という意味のフランス語からきている言葉です。
日本語でも「シックな服ですね」などと言う場面もありますね。
この単語も「垢ぬけた」という意味があり、大人っぽい上品な「おしゃれ」です。
(例文)
- 英語:Your hat is chic.
- 日本語:あなたの帽子は上品でおしゃれ!
- 音声:
「cool」
「cool(クール)」は、「すばらしい」や「素敵」という意味の「おしゃれ」でよく使う表現です。
どちらかと言うと「かっこいい」というニュアンスが強いですね。
(例文)
- 英語:It’s very cool!
- 日本語:それ、とてもおしゃれ!
- 音声:
「fancy」
「fancy(ファンシー)」は、アメリカ英語では「高級な」、「豪華な」という意味があり、「おしゃれ」という意味でも使います。
ただし、「fancy dress」は、イギリス英語で「コスプレ」を意味して、「おしゃれ」の意味ではないので要注意です。
「fancy dress party」は「コスプレ」で行くパーティーです。
(例文)
- 英語:Your dress is very fancy!
- 日本語:あなたのドレスはとても(豪華で)おしゃれ!
- 音声:
「おしゃれをする」の英語表現
「おしゃれをする」は、英語で「dress up」(ドレス・アップ)です。
(例文)
- 英語:She dressed up for the party.
- 日本語:彼女はパーティーの為におしゃれしました。
- 音声:
日本語でも「ドレスアップする」と言いますよね。
「dress up」は、普段のおしゃれではなく、イベント事などで特別に「正装」をするという意味でも使います。
パーティーや、行事のために正装をする時に使う表現で、「おしゃれ」なドレスだけでなく、劇やハロウィンなどの仮装も、この「dress up」を使います。
一言で「おしゃれだね!」と相手を褒める英語・スラングは?
上述している「cool」がその一例でもあり、一言で相手を褒める場合がありますね。
つまり、次のような表現です。下記はインスタやLINEなどSNSなどでも全て「おしゃれだね!」という場合にも使えます。
- Gorgeous!(ゴージャス):豪華でおしゃれな場合に使えます。
- Awesome!(オーサム):すごくおしゃれ!という最上級的な表現です。
- Killer!(キラー):やばい、死ぬほどおしゃれというスラングですね。
など。
英語で「おしゃれですね!」と褒める場合は多少誇張したぐらいがちょうどいいです。
「素晴らしい」とう表現をそのまま使えますので、『「素晴らしい」の英語|厳選20個の形容詞とスラング・最上級など』の記事を確認してその他の表現も押さえておきましょう!
また、次のような英文(あなたのセンスが好きです)でも表現できます。
- I like your style.
- I like your taste.
または、I like your cloth.(あなたの洋服が好きです)とストレートに言ってもいいですね。
「おしゃれ」に関する英語一覧
「おしゃれ」やファッション、衣料に関する様々な表現を見てみましょう。
特に、ファッション用語は「チェック柄」や「ワンピース」など和製英語も多いので要注意です。
- 「ファストファッション」:fast fashion
- 「ファッション誌」:fashion magazine
- 「ファッションモデル」:fashion model
- 「ファッションリーダー」:fashion leader
- 「ファッションショー」:fashion show
- 「ファッションデザイナー」:fashion designer
- 「ファッションにお金をかける」:splurge on fashion ※「splurge(スプラージ)」は「派手な金遣い」「散財」という意味です。「spend a lot on fashion」でも同様です。「spend(スペンド)」は「時間・お金を費やす」の英語です。
- 「仕立てた」:tailor-made ※「オーダーメイド」は和製英語なので要注意です。「customized(特注の)」という表現も使えますね。
- 「ワンピース」:dress(ドレス)※「ワンピース」も和製英語です。
- 「ユニフォーム」:uniform
- 「キャミソール」:spaghetti top(スパゲティー・トップ)
- 「ノースリーブ」:sleeveless ※「sleeve(スリーヴ)」は「袖」です。それがない(less)ので、「sleeveless」となります。
- 「Yシャツ」:dress shirt ※「Yシャツ」は、「white shirt」の言葉が変化したといわれています。
- 「トレーナー」:sweatshirt(スウェットシャツ) ※英語の「trainers」は「スニーカー」という意味なので要注意です。
- 「パーカー」:hoodie(フーディー)
- 「マフラー」:scarf(スカーフ)
- 「イヤリング」:earring(イヤリング)
- 「ピアス」:pierced earring(ピーァスド・イヤリング)
- 「ニット」:knitwear(ニットウェア)
- 「スポーツウェア」:sportswear
- 「無地」:solid color ※「solid(ソリッド)」は「固体の」などの意味があります。「無地のスカート」は「solid-color skirt」です。
- 「水玉模様」:polka dot(ポルカ・ダット) ※「dot」は「点」です。
- 「ボーダー」:stripe(ストライプ)
- 「チェック柄」:plaid(プラド) ※発音に注意です。
- 「ノーブランド」:generic brand ※「generic(ジェネリック)」は「一般の」などの英語です。
- 「ノーメイク」:without make up ※「ノーメイク」は和製英語で、英語では「without」(ウィズアウト/~なしに)を使います。
- 「着まわし」:mix and match fashion ※「mix(ミックス/混ぜる)」や「match(マッチ/合わせる)」からイメージしやすいですね。
など。
おしゃれと服は切っても切り離せないものですね。服に関しては、『「服」の英語|正しい発音と意外と知らない28個の関連表現』の記事で詳しく解説しているので参考にしてみて下さい。
まとめ:様々な英語で「おしゃれ!」と相手に言ってみよう!
様々な「おしゃれ」の英語表現を覚えて、「それ、おしゃれだね!」など普段の何気ない会話で使ってみてください。
ファッション関連の用語は、「トレーナー」「ワンピース」等の服や、「無地」「水玉模様」などは、和製英語も多いので正しい英語を知っておくと便利です。
「おしゃれ」は日常会話でよく出てくる話題なので、是非活用してみてください。
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