英語を効率よく学びたいと考えているのであれば、英語で日記を書くことは効果絶大です。
これは、「英語で日記は効果的!初心者でもすぐに書ける21の基本例文」の記事でも書いていますし、日付の書き方、書くネタなど、様々な基本も解説しています。
気軽に2~3行程度から始めることができて、毎日の習慣にすることで英語力は確実にUPします。
日常的な出来事を日記という形で英語で書き留めることで、自然に英語力を伸ばせるというとても効率的な学習方法です。
シンプルに思えるこの方法ですが、実際には語彙力、ライティング力、スピーキング力など多くの面での成長をサポートしてくれます。
また、日記を書く場合は、「英語の日記はノートに書いた方がいい?2つの方法と実例画像など」にもあるように、ノートに直接書き込むこともおすすめしています。スペルなどもシッカリと覚えることができるので、是非、トライしてみて下さい!
それと、人工知能(AI)チャットのChat GPTやGeminiを使った、英語日記を効率的にすすめるための利用法なども紹介していますので、参考にしてみて下さい。
目次
英語で日記を書くことの効果とは?
※このページには広告が含まれています。
英語初心者でも、英語で日記を書くことで大きなメリットがあります。それぞれ見ていきましょう!
語彙力が確実に増える
英語日記は日々の出来事を記録するため、日常生活で実際に使う語彙を覚えるのに最適です。まさしく、「自分が使う英語」ですね。
例えば、食事や天気、仕事や趣味などについて書くことで、日常生活に関連する語彙が自然に増えていきます。それはそのまま英会話に繋がります。
さらに、表現が足りないと感じたときに新しい単語を調べ、それを日記に反映させることで、実践的な英語力が身につきます。
この「分からない表現を調べる」というモチベーションが、身近な表現に繋がるからこそ継続できます。興味のない、英字新聞の単語を調べるより何倍も吸収しやすくなります。
英語で考える習慣がつく
英語日記を書くことで、英語で物事を考える癖が身につきます。
英語脳への移行がどんどんスムーズになっていきます。
最初は頭の中で日本語から英語に翻訳するかもしれませんが、続けるうちに自然と英語で物事を考える力が育ちます。
これにより、スピーキングやライティングの場面でも、よりスムーズに英語で表現できるようになります。
ライティングスキルが向上する
英語で文章を書く機会が少ないと、どうしてもライティング力は停滞してしまいます。
手書きだろうが、PCなどでのタイピングも同様です。
しかし、英語日記を書くことで、自分で文章を作り出す練習が毎日でき、文法や語順、表現の幅がどんどん広がっていきます。
特に、定期的に書くことで、正しい文法や適切な表現が自然に身についていきます。
また、特にビジネスシーンであれば、英語でメールを書く際にも無理なく対応できるようになってきますし、SNSなどでのやり取りや書き込みもとても簡単に感じるようにうなります。
スピーキング力も向上する
「書くだけでスピーキングが向上するの?」と思うかもしれませんが、先ほども伝えましたが、日記に使う表現は実際の会話でも役立ちます。
日常的な出来事や感情を書き出すことで、リアルな会話で必要なフレーズや語彙をスムーズに使えるようになります。
これは英語の日記に限らず、他の言語で日記を書く際も同様の効果です。
さらに、日記を声に出して読むことで、スピーキングの練習にもなります。
この日記を声に出すことはとても重要です。音読と同じで効果抜群です。
日記を読み上げるのは、自分の身の回りの英語の音読が可能になるので、一石二鳥です。
また、それを録音して自分で聞くことで、リスニング力、また発音の矯正にも繋がります。
文章構成力が身につく
英語日記を書くことで、自然と論理的に文章を組み立てる力がついてきます。
英語は、結論から述べる文化があるため、日記の中でも「何を言いたいのか」を明確に伝える文章を意識することが重要です。
この練習により、プレゼンテーションやビジネスメールでも活かせるスキルが身に付きます。
これは、一英文でもその構成力が身に付いてきます。
例えば、「疲れてたから寝た」という文を書きたいとしましょう。
日本人が書く英文とネイティブの英文を比較してみると次のようになります。
- 日本人の英文:Because I was tired, I went to bed.
- ネイティブの英文:I went to bed because I was tired.
どちらともに間違えではありませんが、ネイティブは基本、「寝た(I went to bed)」という行動(結論)を先に書きますし、口頭でも同様です。
しかし、日本人は先に「理由」を言う文化なので、英語にする際の癖を英語で日記を書くことで解消していきます。
英語日記で効果を最大限出すための書き方のポイント
英語日記を書き始めるときには、いくつかのポイントを押さえておくとその効果を最大限発揮することができます。
ただ単に「よし、書き始めるぞ!」と気持ちだけ先走っても効果が半減するので、シッカリと押さえておきましょう!
ここでは、書きやすく、しかも続けやすい日記の書き方をご紹介します。
完璧は目指さない!短くてもいいから毎日続けることが重要
最初から完璧な文章を目指す必要はありません。
まずは1~2文でもいいので、毎日書く習慣をつけましょう。
例えば、「Today was sunny. I went to the supermarket.(今日は晴れでした。スーパーに行きました。」のように、簡単な表現から始めるのがコツです。
簡単な英文から始めることが効果を出すコツの1つです。中学英語で全然十分なので、「中学生英語でOK!英語日記の例文16選一覧の具体的で実践的な書き方」の記事も参考にしてみて下さい。
続けることで、自然と文章の長さや複雑さも増えていきます。
出来事と感情を書き加える
日記には、ただ出来事を書くだけでなく、その時に感じたことや考えたことを付け加える、というのもやってみましょう。
「I felt really happy because I met my friend.(友達に出会ったので、とても幸せな気分でした)」のように、感情を表現することで、文章が豊かになり、表現力が磨かれます。
英語には色々な感情表現が存在します。「「感情」表現の英語|今すぐ使える84個のフレーズ一覧」の記事も参考にしてみて下さい。
5W1Hを意識して書く
「Who, What, When, Where, Why, How(誰、何、いつ、どこ、なぜ、どのように)」の要素を取り入れることで、文章が自然と論理的になり、内容が豊かになります。
例えば、「This morning, I went for a walk in the park with my dog because the weather was nice.(今朝、天気が良かったので、犬と一緒に公園で散歩しました)」のように、詳細を加えることで、英語で考える力も鍛えられます。
上記には、左から、「いつ(when)ー This morning」、「誰が(who)ー I」、「何をした・する(What)ー went for a walk」、「どこ(where)ー in the park」、「なぜ(why)ー because」が入っていますね。
全てを一英文に入れ込む必要はありませんが、いくつかの要素を入れるようにしましょう。
学んだ新しい表現を積極的に使う
英語日記は、新しく学んだ単語やフレーズを試す場としても最適です。
頭の中にとどめておくよりも、書き出す(アウトプットする)ことで、実際の英会話にも使えるようになります。
新しい表現を使って自分の言いたいことを伝える練習をすると、使える語彙が自然と増えていきます。
英語日記の効果を出すには継続が重要!続けるためのコツ
いくら書くためのポイントや新しい単語を覚えたとしても、続けなければその効果は半減します。
英語学習は続けることが何よりも重要ですが、どうしてもトーンダウンしていくのが現実ではないでしょうか?
しかし、英語日記を継続するためのコツを押さえておくと挫折せずに続けやすくなります。
書く時間を決める
毎日同じ時間に書くことで習慣化しやすくなります。ただし、あまり細かく何時に書く!となり過ぎず、大体の時間帯でOKです。
例えば、朝食後や寝る前など、日記を書く時間をルーティンの一部にしてしまいましょう。
テーマ(ネタ)を決めて書く
日々同じことを書いて飽きてしまわないように、テーマを設定するのも一つの方法です。
「今日の出来事」、「将来の目標」、「最近見た映画の感想」など、バラエティに富んだ内容にすると、書くモチベーションが高まります。
例えば、月曜日は「今日の出来事」、火曜日は「ニュースを見感じたこと」など、曜日によって決めるのも一つのアイデアですね。
ネタ切れになったら、「英語日記のお題・トピック10選!ネタが見つからない時に役立つヒント」の記事も参考にしてみて下さい。
人工知能(AI)を使って楽しんでみる!
英語日記は、楽しみながら書くことが大切です。
間違いを恐れず、自分の思いを自由に書き出してみてください。自分だけが読むものなので、リラックスして取り組みましょう。
そんな時に楽しむツールの1つとして、人工知能(AI)のチャットサービスもおすすめです。
例えば、次のようなプロンプト(命令文)を入力するだけで、英語で日記を書くことが楽しくなるサポートをしてくれます。
- 「英語の日記を書いていますが飽きてきたので、面白くなるようなテーマを教えて下さい。私は英語初心者です。」
- 「英語で日記を書いたのですが心配なので添削して下さい。ネイティブがよく使う表現に変えてもらってもOKです。」 ※この場合は、あなたが書いた英語の日記をコピペして実行するのみです。
など。
下記が上記のプロンプトを入力した際の実際のAI(Chat GPT)の回答例です。
画面はスマホとなっています。(PCでも操作はできます)
まさしく、会話をしながらお願いする感覚でOKです。
この人工知能(AI)のチャットサービスにより、このような確認やトレーニングが容易に可能になっています。この機会に試して下さい。
また、AIチャットサービスで有名なのが2つあります。
一つは「Chat GPT」です。OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットであり、生成AIの一種で、無料版と有料版がありますが、トレーニングは無料版で十分です。
また、もう一つはGoogleが提供する「Gemini」です。
Chat GPT、Geminiのどちらも素晴らしい機能を提供しており、自分に合ったチャットサービスをご活用下さい。アプリもあるので気軽にスマホやタブレットでも使えます。
まとめ:英語日記はプラスの効果しかない!今日から始めよう!
英語日記は、語彙力、ライティング力、スピーキング力、論理的思考力と、さまざまな力をバランスよく伸ばせる学習法です。
毎日少しずつ続けることで、確実に効果が現れます。
今日から、シンプルな英語日記を始めて、あなたの英語力を一歩ずつアップさせましょう!