「場合によっては」という意味は、何か特定の時や状況などではする(しない)という時に使う表現です。
全くしない、という意味ではありません。
相手に何かを断る際も、ストレートにNOというのではなく、「場合によっては」と言えるとビジネスでのトークもスムーズに行きますね。
英語でのこのような表現があるのでしょうか?
目次
「depend」で「場合によっては」の英語を表現
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日本語で「ケース・バイ・ケース」という表現がありますが、ネイティブはそのような表現をすることはほとんどありません。
そのような場合は「depend」という動詞を使います。
「depend」の発音と発音記号は下記となります。
「depend」は「頼る・ゆだねる」という単語です。
会話の中では、それをそのまま「It depends.」を使って、「場合によっては」や「場合によります」という意思表示になります。
「時と場合によって」も同様に、「It depends.」を使います。
簡単ですね。
また、少しフォーマルに「It depend on the situation.」や「It depends on the circumstances.」という場合もあります。
直訳すると「状況によっては」となります。
「circumstance(s)/サーカムスタンス(サーカムスタンシーズ)」は、「環境・状況」、また「depend on ~」という熟語は「~次第・~に依存する」などの意味となります。
よって次のような例文ができます。
- It depends on the weather.(天気次第です)
- It depends on traffic.(渋滞次第です)
- It depends on him.(彼にかかっています) ※「It’s up to him.」という言い方もできます。
など。
また、「英文 + depending on ~」という形で使えることも多いです。
- The color is different depending on how you look at it.(味方によっては色が異なります・違います)
- The weather changes depending on time.(時間によって天候が変わります)
など。
この「depend on ~」は色んな場面で役立つ熟語ですので是非覚えておきましょう!
「sometimes」で「場合によっては」の英語を表現
「場合によってはします(やります)」、または「場合よってやりません(できません)」など、確定が前提の場合に使える副詞が、「sometimes」(サムタイムズ)です。
本来は「時々」という意味で広く使われている単語ですが、「場合によっては」と翻訳すこともできます。
- Sometimes I can’t concentrate on studying.(場合によっては、勉強に集中できない時があります)
- I sometimes hate him.(時と場合によって、彼をものすごく嫌いになることがある)
など。
ビジネスメールやフォーマルな文書などでは、「sometimes」の代わりに、「occasinally(オケージョナリー)」という副詞を使うこともあります。
「in some cases」で「場合によっては」の英語を表現
「It depends.」よりビジネスなどフォーマルな場面で使うのが、「in some cases」です。
友達同士や気軽な表現は「It depends.」となるので押さえておきましょう。
「in some cases」を使った例文は下記となります。
- In some cases, it is not good.(場合によっては、それは良くない時があります)
- He does not seem right in some cases.(場合によって、彼が正しくないような時があります)
など。
また、「in some occasions」と更にフォーマルにすることもできます。知識として覚えておきましょう。
「may」などで「場合によっては」の英語を表現
可能性の違う助動詞や副詞を使うことで、「(場合によっては)~かもしれない」という表現ができます。
ここでは、ネイティブがよく使う「might(助動詞)」や「maybe」を用いた例文を確認してみましょう。
- He might not go there.(場合によっては、彼はそこに行かないかもしれない)
- Maybe she will pass the exam.(場合によっては、彼女は試験に合格するかもしれない)
可能性を表す単語は、その程度により異なります。詳しくは『「~かもしれない」の英語|MayやMightだけじゃない9表現と例文』の記事も参考にしてみて下さい。
「場合によっては」の英語の基本は「It depends.」ですが、「in some cases」など他の表現も身に付けることで英語力が更にUPしていきますね。
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